衣食住の中で、最も直接的に健康に拘わるのは食生活でしょう。更に直接的には食物と其の摂り方が健康に影響し、其れが適当で無い時には、色々な病気を齎します。
健康とは、体位、体格が良い。又、体力が有るとか、運動能力が優れて居るとか、長生きで有る等様々ですが、日常生活の中では、良く噛んで、良く食べて、良く働いて、良く眠り、痛い所や苦しみが無く、活力有る日々を過ごせる状態と言えるのでは無いでしょうか?
一口に健康と言っても、其の日々を保つ為には、色々な栄養素を含んだ食物を十分に摂取する事が必要とされて居る。
現代では、栄養素の過度の摂取に因る障害、加工食品や外食への存在の増加に寄る病気にも留意し無ければ成ら無いと思う。
玄米、野菜、海藻、豆類を中心とした伝統的パターンに、肉類、魚類、鶏卵、油脂、乳製品、果物が豊富に加わった現代の日本型食生活は、三大栄養素のエネルギーの比率から見てバランスは摂れて居ると現代医学的栄養素と言われて居ますが、然し、固定化した単一パターンの食事では無く、年齢や各身体の個性に因って変化させ、理想的なバランスの摂れた食生活を営む事が大切で有ります。
食生活が健康を左右する大きな要因で有ると同時に、健康状態や食物の摂取の方法に大きく作用する事も事実で有ります。又、心理的原因に因る過食症、拒食症等や精神的ストレスが、折角摂取した食物の消化吸収を妨げる等、健康に悪影響を及ぼす原因も間間有る様です。
現代の若い人の話を聞くに付け、若い世代(成長期)の人達は、生涯で一番超健康体の時期に自然の法則を無視して、容姿を細くしたい為の無理な節食、減食は栄養素のバランスを悪くして、低栄養から貧血や抵抗力の低下を招く。又、常に満ち足りた思いが得られ無く、ストレスが増したり、不規則な間食、糖分や乳製品を摂り過ぎたりすると却って肥満に成ったり、ビタミン、及び、他の栄養素のバランスを狂わせ、様々な障害を齎し易い。
良く食べて、良く働き(活力)、良く寝ると言った生活に因って健康と食生活の積極的な循環を計るべきでは無いのでしょうか?
食事療法は長期間続ける事により、其の効果が順次現れるもので有ります。
食欲の減退が無い様に、食品の組合せや調理方法の工夫、盛り付けや食器、香りと味付け等、目先を変えての食事作りも大切で有ります。又、和やかな音の響きも精神的にリラックスが出来、食生活に於いても楽しい食事が出来る事でしょう。
先ず、健康を崩さ無い食生活を行う事です。
聖士會館の4面性理論、物質の面性等良く検索して少しでも多くの人が心身共に健康を保ち、安くて便利な物や綺麗で口当たり良い物等因りも、先ず、第1に安全で栄養的に優れた物や四季に摂れる食物等を追求する視点が、現代には必要で有ります。
治療というのは、対症療法よりも根本治療を主として行わ無ければ成ら無い。物事は何かが起こると人は慌てる。疾病に於いても此と同様で、病気に罹ったら其れ以上進行し無い様に防ぎ止める事が、取り敢えず大切な事ですが、其れと同時に病気に成ら無い様、健康増進への根本対策に付いて考え、目覚めて於か無いと取り敢えず眠前の症状疾病が軽快した様に見えても、後日再発、若しくは他の疾病を発現する恐れが残って居ます。(薬物の副作用や食の乱れに因って?)
現在の薬物対症療法が如何に進歩しても此では不充分で真の健康は得難いと思う。何時、如何成る時にも健康を維持出来る様な根本治療が有れば、其れが最も望ましい治療法と言えましょう。
毎日、口にする食べ物が、身体の血液や組織を造り、エネルギーと成るから其の食べ方を正す事が直接身体自身を造り変える事と大いに関係が有るでしょう。何処か身体の具合が悪い場合に、其れが1つの局部のみの異常の様に見えても、実は身体全体の不調和(歪み)が多少に関わらず関連して居り、其れが局所に現れた物で有る事が多いのです。
身体全体の不調和(歪み)を起こす原因が何で有るのかを追究し無いで、局所的な一症状だけの処置を行っても此では単なる応急処置に過ぎず、根本対策とは言え無いと思う。当面する現在の症状を抑える効果が有っても、病気の根源は取り除かれて居無い為、又、同様の症状を繰り返す事も成りかねません。出来れば、症状を除くだけでは無く、基に成る病気を治し、更に其の人が病気に掛から無い様な安定した本当の健康を得る様にするのが理想的な治療法と言えるのでは無いでしょうか?