昆布出し汁の作り方

 

wpe1.jpg (857 バイト) 《方法》

 @出し昆布の塵をサッと払い落します。

 A昆布の出し汁を作る時に「4人前」として、鍋の中に水(4カップ)を入れ、出し昆布(4cm角4枚)を入れて火に掛け、強火にして煮出します。

 B沸騰直前に極弱火にして、昆布が柔らかく成ったら鍋から取り出し、「昆布出し汁」を作ります。

  ※昆布を其の儘入れて置きますと海藻独特の臭いが出て味も悪く成ります。

 CBの取り出した昆布を細切り、又は、角切りにして鍋に入れ、純正古式生醤油を少々入れ火に掛け弱火にして炒め煮(佃煮)にし、一品の料理として箸休めに成ります。

 D柔らかな昆布を食べたい方は、Cの遣り方の中に昆布出し汁を適宜入れ、ゆっくりと煮含めますと美味しく頂けます。

wpe2.jpg (857 バイト) 《昆布の効用》

 昆布は「出し、煮物、酢の物、昆布締め、昆布巻き」は馴染み深い食べ物です。又、若布等と共に海の野菜と言われて、ミネラルや食物繊維が多く注目を集めて居ます。中でも昆布は海藻中最もヨードが多い事でも知られ、身体に良い食べ物として幅広く利用されて居ます。

 高血圧、動脈硬化の改善や予防、骨粗鬆症等の老化現象、精神病に効果が有り、貧血便秘に効きます。又、甲状腺腫の治療や予防にも利用されて居ます。

wpe3.jpg (857 バイト) 《昆布の出し汁に合わ無い人》

 甲状腺機能亢進症で、重症に成った病態を特にバセドー病と呼びますが、此の様な人達は昆布の出し汁は使用出来ません。其の時は天日干椎茸で出し汁を作って調味して下さい。

wpe4.jpg (857 バイト) 《昆布水の作り方》

 根昆布か身の厚い昆布を指で細かく割って半日程浸浸の水に浸けて、昆布から出たヌルヌルの水を飲む。

 又は、根昆布二つ程をコップに入れて熱湯を注ぎ、蓋をして一晩置き、翌朝其の汁を飲むと高血圧症、便秘症は此を毎日続けて居ると卓効が有る。又、板昆布を常食して居ても非常に効果が有る。アルギン酸、ヨード、カルシウム、鉄分の宝庫。

 尚、使用済み昆布は、出しに使えば良い。