辺り一面、花が一杯で明るく綺麗と言う表現が似合う。淡い光の世界です。向こうに見える山も色々な綺麗な花で彩られて居る。
　透き通った川や湖や海。周りの景色を映し、太陽の光を映して輝いて居るが魚は居ない。そう思うと周りには動物や昆虫は居ない。此処は植物と人間が共存して居る世界です。
　暫く歩いて居ると、或る集落が見えた。其の集落に入って見ると音楽の演奏を皆で遣って居る。皆楽しそう！其の近くに在る集落に入って見るとみんな絵を描いて居る。其の直ぐ隣に在る集落に入ると民謡を楽しんで居る集落。其の隣の集落には俳句を詠んで楽しんで居る人達の集落。其の隣には舞踊を楽しんで居る集落。此の地域は芸術を楽しんで居る集落の様だ。
　其の地域を離れて暫く歩いて居ると何やら説教をして来る人に出会った。宗教を布教して居る様だ。誰も相手にはしない事に気付いて居無いのが可哀相。河辺で一寸休憩しようと思ったら、針の付いて居無い釣り竿を垂れて居る若者が居た。「魚は居無いし、針が付いて居無いですよ！」と言うと、「此方を向いて、此で良いのです。」と言った。気が付くと孤独な人を見掛ける。
　暫く歩いて居ると、又、集落が見えて来たので寄った。若者の集まりで有った。家の表に出て演奏をし歌って居た。其の隣の集落には、ファッションショーを遣って居るのかと思う様に、着飾って居る女性達の集落で有った。御喋りが楽しそう。此の地域の中心には小学校・中学校・高校と思われる集落も有る。何れも若者達の笑い声が聞こえる。
　其の集落を後にして暫く歩いて居ると、研究者達が集まる集落が有ったが、隣の住人とは殆ど接触は無い。黙々と研究に勤しんで居る。隣の集落には伝統芸能を研究して居る集落が有るが、職人と言う気質は黙々と精進して居るが、結果に納得せずに更に追求して居る。私が暫く気に入って居たのは鯉幟を作って居る集落でした。
　暫く歩いて、山の麓に行くと先程の集落の住人因りも霊格が高く、白っぽい。此は浄化されて居るからだ。気付きと想いが多く成って居る。行動も繊細に成って居る。
　山に登ると其処にある集落の住人は明らかに霊格が高い。更に想いや行動は繊細で有る。
　平地から山に向かって高度が高く移動する程霊格が高く成って行く。集落を移動して行く毎に満たされて霊格が高く成って行くが、更に満たされて行くと山の上の方に向かって移動して行く。
　此処に来ると、自分の一番綺麗だった頃や充実して居た頃の年齢の姿に戻る人が多い。女性なら二十歳前後に、男性なら二十歳前後から三十歳前後。中には子供の頃の姿に戻って居る人や老人の姿をして居る人も居る。
　気の合う集落で共同生活をして居て更に気の合う集落に気軽に移って行き霊格を高めて行く。間違った宗教を信心した人や、自念障害的・自己主張が強い人は集落に馴染む事が無く、霊格の向上は無い。又、日本人が来る此の世界では、神道では無い他の宗教を信心した人、特に国外の宗教を信心した人は此処では肩身が狭い。