裁かれの世界・・・・・・

 

 死後、始めに来る世界です。此処は現世と同じ様に昼も夜も有りますが、知り合いと出会う事はまず有りません。何故なら、知り合いと同時にこの世界に来る(同時に死ぬ)事が希で有るし、現世での心の格によって生活する世界が違うからです。又、死んだ事に気付かなかった人も此処ではそれを悟ります。

 この世界では飲食も出来ますが、段々それが意味の無い事だと気付き止めて仕舞います。何故なら、幽体は霊界の太陽から全てのエネルギーを供給される為に、飲食は必要が無いからです。それから、寝る事も、お金を使う事も、風呂に入る事も、トイレに行く事も無いし、法律も無い。一番重要な事は、殺生は絶対にやっては行けない事だと気付きます。言葉は想念の交通(テレパシー)です。文字には想いが加わり、相手はその文字と想いを同時に感じる為に膨大な情報量となり、一文字が無制限の情報を含みます。そんな霊界の生活に慣れるのもこの世界です。

 此処では、始めは現世と同じ様に生活をします。知り合いがいないので、知り合いを作る努力をしたり、自分の趣味を続け様としますが、毎日毎日人が入れ替わって行く(素に戻る作業を終えた人は霊界に移動して行く)ので寂しくなります。そして、孤独だから自分の心を深く見詰めて行く様になります。そうすると本来の姿(霊界の姿)で有る心(幽体)に戻って行きます。どんどん自分の心の奥に入って行き、性格が露わに成り、本性を露わにします。その本性が今から行く「輝きの世界」、「民の世界」、「闇の世界」の入口を開けるのです。速い人は3日位、遅い人でも50日位で本性を露わにして、その人が住むべき霊界の扉が開き、その世界に移動します。

 現世で、その人の生き様(心の想い)が此処の世界の生活圏をも変えて仕舞います。輝く光の世界に住むべき人、民の世界に住むべき人、闇の世界に住むべき人は、その世界の前世界で有る此処でも同じ様に階層が有り、それに見合った世界に住み現世での人生を回想します。然し、自分が死んだと言う事を絶対に認め無い人や、霊界を拒否する人、現界に執着し過ぎる人は最終的には受け入れられず、現世に輪廻転生をして仕舞います(現世に差し戻される)。

 神の想いから遠い所に存在する宗教を信仰(多くの宗教がそうで有る)していたり、神を否定する人、利己主義な人、欲にまみれた人、薬物を常用した人、殺人や殺動物を行った人、人生を放棄した人等はこの世界では他人との交流は殆ど出来ません。殺気だった寂しい世界を過ごし、その後には闇の世界の扉が開きます。現世で素直で明るい想いをした人はこの世界でも明るく誰とも交流が出来ます。又、その性格の通りに明るい民の世界の扉が開きます。他人に愛を与え、その愛に喜びを感じる様な生活を送った人はこの世界には殆ど長居せず、直ぐに光の世界の扉が開きます。現世では生きても100年なのだが、霊界では永遠の命を与えられる。現世の生き様がそのまま反映される霊界なのですから、現世で神の愛を受けて神に好かれる生き方をすると神の元へ帰れます。

 

 

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