身近な食生活に於ける手当法で有り、其の場に応じた手当法で有り、多くは自然の植物を使い、台所に有る物で直ぐに手当が出来る。又、多くは、即効の高結果を得る。
食物の不思議
爪哇薯・里芋・薩摩芋・長芋・自然薯等の芋を擂り卸すと粘りが有るが、此の粘りと言う物はくっ付く要素で有る。陽性の要素を持ち合わせて居る。炎症等を起こして居る部分はおのずから水気が多いので、其の物とくっ付く。
十と―の関係で有る。患部の熱が高ければ尚更陽性の傾向に成り、患部の熱を奪い水気と一緒に膿みを取る。だから、極陰傾向の癌患者等は梅醤番茶等で身体に熱を呼ばせる訳で有る。陽性の要素の高い自然薯は、以上の要素が一番高い為に身体の奥深い所の炎症もくっ付けてしまう訳で有る。
胃に出来る潰瘍には爪哇薯・里芋と言う丸い芋。腸に出来るポリープには長芋とか自然薯とが下に伸びる芋を使う。
魚の目等の堅い陽性の要素を持った水気の無い物には殆ど無力で有る。
食物を黒焼きにすると極陽に成るのだが、其の侭焼き続けると灰に成る。灰に成って仕舞うと何も役に立た無い。極陰に成ってしまうからだ。此が「陽極まって陰に成る。」と言う事で有る。だから、偏りの食生活も度を過ぎると反対の体質に成ると言う事なので有る。
極と付く字は読んで字の如く「きわめ・きわまる・きわめる」で有る。最後の勝負に出ると言う意味が有り、手当では、最後に使用する手法で有る。普段から使用すると、急激に体質を変える働きが有るのだが、3回も続けると身体に慣れと言う抗体が出来て仕舞う為にいざと言う時に効果が無い。尤も普段から食生活を正して居る人には黒焼き等は必要は無い。
胃・膵臓・肝臓の辺りが痛い時の応急処置
胃がキリキリ痛む時や、水落が何と無く重苦しい時、背中の肩甲骨が痛い時はキャベツの湿布をする。キャベツの葉2枚(外側の緑色が濃い葉)を俎板の上に置き、肉叩きで汁が出る位に叩く。其れを痛い所に、腹側と背中側から患部を挟む様に貼る。其れをタオルで押さえ、其の上から晒しを巻く。一晩すると痛みも取れ、内臓もスッキリする。
此は、キャベツに含まれて居る硫黄分が皮膚を通して浸透し、内臓の炎症を抑えるからで有る。
梅醤番茶
湯呑み茶碗に梅干し2個(大ならば1個)を入れ、梅干しと同等量の古式醤油を入れ、熱い三年番茶を注ぎ飲む。
身体の老廃塩を去り、新塩を補給して新陳代謝を促進し、血行を盛んにし、胃腸を調える効果が有り、貧血者に良い。入浴の前後、又は、労働の前後疲労の時に飲めば身体、精神を爽快にする。
醤油番茶
軽い腹痛や頭痛、左肩甲骨内縁痛、動悸、倦怠感、疲れ等に、血液を浄化する働きが有り、新陳代謝を促進する醤油番茶を飲む。湯飲み茶碗に醤油(古式醤油)小匙1〜2杯の醤油を入れ、熱々の番茶を注いで掻き回して飲む。
胡麻塩番茶
陰性の不眠(クヨクヨ考えて眠れ無い時)、月経痛に、
胡麻塩(8:2)小匙1杯を湯飲み茶碗に入れて掻き混ぜ、熱々の番茶を注いで飲む。
塩番茶
【内服】
吐血(暗黒色の血で、食べ物の滓が混じって居る。)冷めた番茶に4〜5%(1カップに対して塩小匙1杯分)の塩を入れて掻き回して、大匙1杯分飲む。
喉の痛みには、番茶に4〜5%の塩を入れ、サッと沸かしてから嗽をします。痛い時でも頻繁に続けると治まる。喉の奥の方に、飲み込む要領で嗽をするのが骨で有る。
陰性体質(癌等)の人の日常飲料。番茶に1%(1カップに対して塩小匙2/5杯分)の塩を入れ、サッと沸かして飲む。
【外用】
疲れ目、近眼、老眼、目の病気全般には、1%の塩を入れてサッと沸かして洗眼、又は、眼湿布をする。
蓄膿症、アレルギー性鼻炎等には、1%の塩を入れてサッと沸かして洗鼻する。
風邪等の喉の炎症には、1%の塩を入れてサッと沸かして嗽をする。
生姜油
擦り卸した生姜の汁を絞り出し、此の汁を漉して胡麻油を同じ分量で混ぜ合わせた物を、生姜油と言う。
頭痛や目眩がする時、生姜油を痛い処に擦り込み、マッサージすると痛みが取れる。
中耳炎、顔面神経痛、手足の痙攣等にも効果が有る。又、禿や白髪の手当てに、擦り込んでマッサージすると、血行を良くして効果が有る。
生姜・蓬風呂
薬効=痛風、リュウマチ、癌。
痛風は足の母指の中足指節関節以外では、膝関節とアキレス腱、足関節(上足関節・下足関節)等に発症するが何れも1カ所に集中する。痛みは24時間で頂点に達し、其の後は次第に治まって行き、4〜5日で殆ど消える。以降、長期間症状は現れず、数ヶ月から1〜2年後に、再び発作に襲われると言うのが此の病気の最大の特徴で有る。こうして発作を繰り返す内に、其の間隔はどんどん短く成り、慢性化してしまう。
痛風の原因は尿酸。血液中の尿酸量が増えて、尿酸の結晶が関節周辺の毛細血管内に沈着して、痛みを引き起こす。慢性化すると言う事は、排泄されるべき尿酸が体内に常時止まって居る訳で有る。其の状態が長引けば、脳や心臓の血管障害や腎不全に陥り、命に拘わる場合も有る。血液100t中6r以下なら正常、6〜7.5rが境界線、7.5〜8.5rが発作を起こす危険性有り、8.5r以上は異常と言うのが一般的な基準。7.5rを超えたら食生活の大幅改善が不可欠で有る。先ず、高カロリー、高蛋白質の食事を止める事。卵やレバーや卵、尿酸の素と成るプリン体を多く含んだ食品は食べ無い。飲酒は、アルコールが体内の尿酸の合成を促進するので極力控えたい。又、尿酸が腎臓に溜まら無い様にする為に、食事指導を受ける傍ら、初期の頃は血液を浄化し、利尿作用の有る水分を多めに摂る。
生姜・蓬風呂は、生姜1掛けを薄くスライスした物と、乾燥蓬(生なら3倍の量)1握りを布袋に詰めて、風呂に入れる。温めの湯に30分位時間を掛けて浸かり、其の間布袋で患部を擦る様にマッサージする。
生姜は、ジンゲロンと言う辛味成分が、血流循環を活発にし、患部に停滞して居る尿酸の結晶を取り除く作用が有る。蓬は、クロロフィルが血液を浄化する作用を持ち、尿酸の結晶を体外に追い出してしまう。ゆっくり湯に浸かりながらマッサージする事で、此等の成分が皮膚から吸収され、尿酸の結晶を取り除いて行く。
リュウマチは全身性の病気で有り、症状は関節や筋肉だけに出る訳では無く、倦怠感にも悩まされる。生姜・蓬風呂に因る血液浄化と血行促進の効果は大きい。
陳皮風呂
夏蜜柑皮風呂
蓬風呂
【薬効】冷え性、鎮痛。
主な成分には、αツヨシ、カフェータンニンは、体を温め、痛みを止める作用が有る。
【作り方】
蓬葉は生なら1s、フリージングした物は300gを布袋に入れ、風呂には水から入れて沸かす。此の袋で体を擦ると血行が良く成り、体が温まり効果的で有る。
唐辛子風呂
大蒜風呂
生姜風呂
人参風呂
春菊風呂
紫蘇の葉風呂
刻み大根葉風呂
大根干葉湯
<材料>
大根葉を陰干しした物を2本分。
水3l。
自然塩は適量。
<作り方>
@大根葉を1〜2週間陰干しし、茶色に成った物が干葉。
A2本分の干葉と水3l、自然塩一握りを鍋に入れ、とろ火で汁が茶色に成る迄煎じる。
B盥にAの汁を入れ、45℃位の湯を加えて腰だけ其処に浸ける。
C湯を継ぎ足して冷えぬ様に、30分位行う。
風呂で毒出しをする方法
風呂に入浴剤を入れて湯船に浸かる。忙しい此の時代にゆったりと時間を味わうのは入浴時しか無いかも知れません。幸せな一時です。
此の時に呼吸を使う。鼻から息を吸うと同時に思いの世界で足の裏から地球の気を吸い取り丹田に溜める。瞬間、呼吸を止め、口から息を吐くと同時に、丹田から地球の気が四方八方に出て行く思いをする。髪の毛の先からも、手足の指先からも、皮膚からも、目からも、口からも、鼻や耳の穴からも・・・・・・力んでる訳でも無いのに汗がポタポタと出て来ると同時に体中の毒素が出て来る。湯船の底に近い側面に風呂用のビームライトバーコードを貼って置くと、更に効果は加速します。
風呂を出る時に新しい湯で掛け湯をして、最後に膝から下と、顔を冷水で洗う。衣服を着た頃には、又、一段と温かく成り湯冷めし無い。心身共にスッキリして居る。体中が活性します。老化防止に、病気の養生に、健康維持に毎日続けたい!
五目湿布
料理を作る時に出る野菜の残り屑をジューサーに掛けて、酢を少々混ぜ、次に里芋粉を混ぜて固めに練る。身体をビームライト測定し、芥子で正常位に近付くか、山葵で正常位に近付くか確認し、適合する方を、パスタに少々混ぜる。愁訴の有る部位へ2p厚で貼り、其の上にキッチンペーパー等で洩れ無い様に覆う。
皮膚が気触れる人は、皮膚に胡麻油か植物油を塗ってから貼る。4時間したら、若しくは、臭いがして来たり、乾いたら貼り替える。
料理をして、食事をしてから、其の食材の残り屑パスタを貼ると言う此の湿布は、一物全体湿布と成り、高結果を生む。
生姜湿布
【薬効】=鎮静作用、消炎、保温作用。
辛み成分のジンゲロンやショウガオールには鎮静作用、芳香成分のシネオール、ジンギベレン等には消炎、保温作用が有る。
【作り方】
<材料>
陳生姜200g(水2リットルに100g位)、湯2リットル(途中でもう2l必要)、厚手のタオル4枚(白色で極力無地の方が良い)、新聞紙(カラー印字の部分は避ける)、冷した蒟蒻、アイスパック、
セサミオイルか胡麻油(蓖麻子油)、ガーゼ、紐、ビニール手袋、
下ろし金、コンロ、鍋か金属製洗面器、温度計。
<手当法>
1.生姜200gを下ろし金で擂り下ろす。
2.擂り下ろした生姜をガーゼで包み、紐で縛る。
3.鍋に2lの水を入れ70度程度に熱し、治療中は其の温度を維持する。そして、生姜の入った袋を鍋の中に入れて振り出す(腎臓病の患者と、子供は5度下げた65度を目安とする)。
4.患者を俯せにして、方位磁石の差す北極を頭側を北極方向に、尾側を南極方向に向けて寝る。脾臓に冷した蒟蒻を当て、其の上からアイスパックを当て固定する。
5.鍋にタオルを入れ、軽く絞り、パタパタとし叩いて患者の堪えられる温度にする。治療者の「ほっぺ」や「おでこ」に絞った熱いタオルを毎回当て、温度を確認する事。
6.患者の左右の腎臓の裏にタオルを乗せたら、其の上から直ぐ新聞紙を被せる。
7.患者の仙骨の裏にタオルを乗せたら、其の上から直ぐ新聞紙を被せる。
8.患者の左右の足の裏にタオルを乗せたら、其の上から直ぐ新聞紙を被せる。
9.8が終わったら直ぐ6・7・8と言う様に、20分間治療者は休み無くタオルの交換を繰り返す。20分後にセサミオイルか胡麻油(蓖麻子油)を真赤に成った湿布跡に塗ったら、背部は終了。
10.今度は患者を仰向けにして、腹部に生姜湿布を行うのだが、鍋の生姜湯の温度を65度にする(腎臓病の患者と、子供は5度下げた60度を目安とする)。
11.腹部は、肝臓と臍を中心の2ヶ所を交互に20分間生姜湿布を行無い、直後にセサミオイルか胡麻油(蓖麻子油)を真赤に成った湿布跡に塗る。
12.生姜湿布終了後15分位したら、冷蒟蒻湿布を終了する。
<注意事項>
@生姜湯が少無く成ったら湯を加える。直後に生姜を包んだガーゼを良く揉む。
A熱の有る患者や、炎症の有る部分への生姜湿布は行わ無い。
B皮膚の弱い患者には細心の注意を払う事。
C治療終了後は、毛布でも被せて、出来れば一眠りすれば治療効果は一層増す。
D生姜湿布を行う前、行った後1時間位は風呂に入ら無い事。
E生姜湯は一度冷めた物をもう一度数時間後に熱を加えて治療・・・・・・。と言う事はし無い。治療効果が著しく低下するから。
F部分的に生姜湿布を行う場合は、感覚神経の分布と照らし合わして脊髄上にも同時に湿布すると、一層治療効果が増す。
G生姜湿布の後に里芋湿布を行う。
里芋湿布
【効用】
関節炎、打ち身、捻挫、打撲、骨折、虫刺され、耳下腺炎、リューマチ、腹膜炎、中耳炎、臓器の炎症、癌等。
【材料】
里芋(適宜)、陳生姜(里芋の一割)、里芋粉(又は小麦粉)、酢少々、セサミオイルや胡麻油(蓖麻子油)、ガーゼ、鋏、紙テープ、包帯、下ろし金、ボール、篦。
【作り方】
1.里芋の皮を厚めに剥き、下ろし金で擂り下ろす。
2.陳生姜を里芋の1割の量を下ろし金で擂り下ろす。
3.擂り下ろした里芋と陳生姜、小量の酢を混ぜて練る。
4.3に耳朶の固さに成る様に里芋粉(又は小麦粉)を混ぜ、光沢が出る迄良く練って湿布を仕上げる。
【用い方】
1.患部にセサミオイルか胡麻油(蓖麻子油)を塗り、其の上に湿布を2p程度の厚さに乗せ広げる。
2.湿布の上にガーゼ等を被せて固定する。湿布には布や紙で被い、空気が通る条件で有る事。此の上にビニールや油紙は被せ無い事。
3.里芋湿布から異臭がするとかの酸化反応が強くなれば直ぐに湿布を取り替える。其れ等の反応が無くても4時間以内には湿布を取り替える。
但し、寝しな貼った里芋湿布は朝迄貼りっぱなし。
【注意事項】
@原則は生姜湿布を行った後に湿布を貼るが、人員的、時間的に制限が有る場合は、芥子(肉食タイプ)か山葵(魚食タイプ)を患部に塗り、ヒリヒリ痛く成ったら、又は、其れ等の症状が出無い場合は15分で軽く湯で絞ったタオルで拭い取り、直後に湿布を貼る。
A身体効果率を上げる為に、患部が深部に在る場合は里芋を自然薯に切り替えると良いが、気触れ症の人は里芋湿布に1割程度山椒の葉を細かく切った物を更に擂り鉢で擂ってから混ぜると良い。
B身体効果率を上げる為に、薬草を1割程度混ぜると良い。例えば、蓬の葉を細かく切った物を更に擂り鉢で擂ってから混ぜる等。
C身体効果率を上げる為に、魚食タイプには蜜柑を、肉食タイプには林檎を、魚肉食タイプには蓮根を皮の儘擂り下ろして1割程度混ぜると良い。
D患部は原則として冷やしては成ら無い。湿布が酸化する事に因って身体から老廃産物を吸収するのだから。冷え症の人は身体を温めながら、又、加えて湿布の上から温めると言う操作を行うと身体効果率が向上する。
E湿布を剥がした後に患部との接着面を良く観察する事。老廃産物が湿布に吸着されて無い場合は身体効果率が悪いと判断する。混ぜ合わせ等を再度検討する。又、豆腐が腐った様な感じでヨーグルトの様に成って居る場合は、湿布の交換時間が遅いので交換時間を早める。湿布がカリカリに乾いた状態も交換時期が遅い。
F里芋粉を使用する時は、「ツルシマの里芋粉」を使用する。
【応用】
1.腸の痛み(腸閉塞も含む)には、1割大蒜を入れると良い。
2.深部の痛みには、自然薯湿布か零余子湿布にする。
3.肝臓には、生姜か、鬱金を1割混ぜる。
4.痛みが酷い時には、山椒粉を1/2割混ぜる。
里芋湿布の効能を加速する方法
里芋湿布を練る時に、抗体が出来無い様に1/2割〜1割位植物の葉っぱ等を混ぜて練り、被れ難くする為に酢を少し混ぜます。3回同じ材料を混ぜて同じ里芋湿布を作ると抗体が出来てしまいますので、植物の種類を替えます。
里芋湿布の薬効を上げる為に混ぜる植物は、
頭部・頸部には、植物の花か種を混ぜます。
体幹の横隔膜上・腕には、枝か葉を混ぜます。
体幹の横隔膜下には、鱗茎か茎の根本を混ぜます。
足には、根か芋か球根を混ぜます。
肺癌、動脈瘤の患者に里芋湿布を貼る。ビームライト集中治療を行いながら、4時間置きに腹側、背側と貼り替える。
1.右肺、心臓、肝臓部位の上に2cm厚の里芋湿布を貼る。 2.其の上にキッチンタオルを乗せ、周りを紙テープで止める。 3.其の上から、晒しを巻く。数カ所を縛れる様にして有る。 4.右肺、心臓、腎臓部位の上に2cm厚の里芋湿布を貼る。 5.其の上にキッチンタオルを乗せ、周りを紙テープで止める。 6.其の上から、晒しを巻く。数カ所を縛れる様にして有る。
蜜柑湿布@
(ビームライト測定に因り、蜜柑湿布、林檎湿布、蓮根湿布、大根葉湿布の選択と、肝・腎・脾の基本治療位置の決定をする。)
蜜柑は、魚介類の美味しい塩風の吹く所に名産地が多い。詰まり、蜜柑は、魚介類の蛋白分解酵素を持って居る。其の意味では食するだけでも効果は有るが、果物を摂る事に因って、血液を薄くして仕舞う恐れも有る。其処で魚介類を多く摂り過ぎた為に起こった腎臓病、膀胱系の病気には、食べるのでは無く、蜜柑湿布を作って使用する。熱性の病気には事に良く効く。又、特に耳から顎に掛けての面皰等に使用すると良く効く。里芋の擂り卸しに少量の酢を混ぜ、里芋の用量の2割以上の蜜柑を皮の侭擂り卸し混ぜ合わせる。水気が多いので繋ぎには里芋粉を使用して湿布にする。生姜の温湿布の後、蜜柑湿布を用いる。
皮膚が気触れる人は、皮膚に胡麻油か植物油を塗ってから貼る。4時間したら、若しくは、臭いがして来たり、乾いたら貼り替える。
※治療効果を高める為に併用する。
@朝晩の食事時に、茶碗1杯の大根卸しを食べる。
A大根卸しに使用した大根の葉は、青汁にして必ず飲む。
林檎湿布A
(ビームライト測定に因り、蜜柑湿布、林檎湿布、蓮根湿布、大根葉湿布の選択と、肝・腎・脾の基本治療位置の決定をする。)
林檎は、内陸性の動物性食品(肉、卵)の摂り過ぎに因る病気ならば、其の蛋白質分解酵素の役割を持つ。其の意味では食するだけでも効果は有るが、果物を摂る事に因って、血液を薄くしてしまう恐れも有る。其処で動物性食品を多く摂り過ぎた為に起こった病気には、食べるのでは無く、林檎湿布を作って使用する。里芋の擂り卸しに少量の酢を混ぜ、里芋の用量の2割以上の林檎を皮の侭擂り卸し混ぜ合わせる。水気が多いので繋ぎには里芋粉を使用して湿布にする。生姜の温湿布の後、林檎湿布を用いる。
皮膚が気触れる人は、皮膚に胡麻油か植物油を塗ってから貼る。4時間したら、若しくは、臭いがして来たり、乾いたら貼り替える。
※治療効果を高める為に併用する。
@朝晩の食事時に、茶碗1杯の大根卸しを食べる。
A大根卸しに使用した大根の葉は、青汁にして必ず飲む。
蓮根湿布B
(ビームライト測定に因り、蜜柑湿布、林檎湿布、蓮根湿布、大根葉湿布の選択と、肝・腎・脾の基本治療位置の決定をする。)
魚介類、動物性食品(肉、卵)の摂り過ぎに因る病気には、蓮根パスタを作って使用する。里芋の擂り卸しに少量の酢を混ぜ、里芋の用量の2割以上の蓮根を皮の侭擂り卸し混ぜ合わせる。水気が多いので繋ぎには里芋粉を使用して湿布にする。生姜の温湿布の後、蓮根湿布を用いる。
皮膚が気触れる人は、皮膚に胡麻油か植物油を塗ってから貼る。4時間したら、若しくは、臭いがして来たり、乾いたら貼り替える。
※治療効果を高める為に併用する。
@朝晩の食事時に、茶碗1杯の大根卸しを食べる。
A大根卸しに使用した大根の葉は、青汁にして必ず飲む。
大根葉湿布C
(ビームライト測定に因り、蜜柑湿布、林檎湿布、蓮根湿布、大根葉湿布の選択と、肝・腎・脾の基本治療位置の決定をする。)
魚介類、動物性食品(肉、卵)の摂り過ぎに因る病気には、大根葉パスタを作って使用する。里芋の擂り卸しに少量の酢を混ぜ、大根葉をジューサーに掛け、其れを搾って青汁にし、残った粕を里芋の用量の2割以上混ぜ合わせる。水気が多いので繋ぎには里芋粉を使用して湿布にする。生姜の温湿布の後、大根葉湿布を用いる。
皮膚が気触れる人は、皮膚に胡麻油か植物油を塗ってから貼る。4時間したら、若しくは、臭いがして来たり、乾いたら貼り替える。
※治療効果を高める為に併用する。
@朝晩の食事時に、茶碗1杯の大根卸しを食べる。
A大根卸しに使用した大根の葉は、青汁にして必ず飲む。
零余子(むかご)湿布
日本脳炎・小児マヒ等、脳の病気で熱が高く、炎症性の有る場合に、非常に効果が有る。生の実を潰し小麦粉と酢で練って、里芋湿布の要領で貼る。脳や脊髄に関する各種の病気に、里芋因りももっと深い部分の毒素を吸い出す不思議な効力を持つ。
味噌湿布
宿便が出無い時、又は、便秘が酷く、腰痛が有る場合等に用いる。粒味噌(無ければ、練った味噌でも良い)を少し温め、腹部一面に貼る。臍の中に塗り込ま無い様に注意する事。
豆腐湿布
急性で高熱を伴う病気の殆ど(麻疹だけは除く)に用いる。盲腸炎、急性腎孟炎、中耳炎、急性肝炎、肺炎、細菌性の病気(赤痢、コレラ、ペスト、猩紅熱等)又、耳下腺炎の場合は、高熱が続いて、生殖器が遣られて不妊症に成る事が有るので、耳下部と下腹部に豆腐湿布をする。
豆腐パスタの作り方は、木綿豆腐を布巾に包んで水分を良く搾り、擂鉢で擂り潰してから小麦粉を約2割混ぜる。此を和紙又は布に伸ばして患部に貼り、2時間置き位に取り換える。熱が高い時は、色が変わり異臭がしたり、乾いて来たら、直ぐ貼り換える様にする。
脳出血の場合等の重症の場合は、下記の様に行う。
原材料=@木綿豆腐。量は脳溢血も重症の場合は50丁程使う場合が有るので、多めに用意する。Aキャベツ2個。俎板を少し傾斜を付けて置く。豆腐を並べ、其の上に俎板を置き、更に重しを乗せて水が出無く成る迄水を切り、手拭に包んで、尚水分を取る。此の時、豆腐の形が崩れるが構わ無い。キャベツを刳り貫いて、中に豆腐を詰める。其れを頭に被る。
脳は出血の場合、頭部に可成りの発熱が有る為(此の熱は、腋下では計れ無い事が有る)、豆腐パスタは、5分位で温く成り、湯気が立ち、豆腐が黄色く変色して来る。こう成ると効果が無く成るので、直ぐ取り替える。此を繰り返していると、段段に替える迄の時間は長く成って行く。
熱が38℃因り下がると、豆腐の冷えで頭が痛く成って来る事が有る。其したら里芋湿布に切り替える。
※脳溢血には、豆腐湿布。脳軟化症には、生姜の温湿布を用いる。脳溢血と脳軟化症は、症状が良く似て居る為、判断を誤ら無い様に気を付ける事。
爪哇薯湿布
爪哇薯の皮ごと擂り潰して酢で練り、繋ぎに小麦粉を加え、其の総容量の1割の陳生姜を加えて、患部に貼る。4時間したら、若しくは、臭いがして来たり、乾いたら貼り替える。
自然薯湿布
日本脳炎・小児マヒ等、脳の病気で熱が高く、炎症性の有る場合に、非常に効果が有る。自然薯の皮を剥いて擂り卸し、里芋湿布の要領で、手拭に伸ばし、背中から脊髄に沿って、横幅15cm、厚さ2cm位に貼る。脳や脊髄に関する各種の病気に、里芋因りももっと深い部分の毒素を吸い出す不思議な効力を持つ。
皮膚が気触れる人は、皮膚に胡麻油か植物油を塗ってから貼る。4時間したら、若しくは、臭いがして来たり、乾いたら貼り替える。
山葵(わさび)湿布
生姜湿布の代用として、主にリューマチで痛む部分に厚めに塗り、5分〜15分位で熱く成るか、痛く成ったら取り去る。其の後は、爪哇薯湿布や里芋湿布に繋げる。
蕎麦湿布
癌の末期に起こる腹水を取る働きが有る。癌の手当ては、生姜の温湿布と里芋湿布が最良だが、末期に成ると腹水が溜まり、其の水の為に里芋のパスタが患部迄届か無く成る。此の様に成った場合、蕎麦湿布に因って腹水を取った後に、里芋の湿布に因る手当てをする。
又、盲腸炎や腹膜炎等で、局部的に激しい痛みが有る時や、水が溜まる各種の病気にも用いる。
原材料=蕎麦粉180t、塩4g。
蕎麦粉180tに4gの塩を加え、熱湯で固く練り上げる。生姜の温湿布をした後、湿布が臍の中に入ら無い様に厚紙を小さく切って、臍の上に当て、ばんそこうで止めて、腹部に蕎麦湿布を貼る。其の上に、更に塩温石か、茹でた蒟蒻、或は、炭火の懐炉で温めると良い。次第に蕎麦湿布が腹水を吸い取り、ベトベトに成って来る。早ければ1時間で吸い取る事も有るが、3日間も掛かる時が有る。
※長時間掛かる場合は、3時間程で塗り替えるが、其の都度、生姜の温湿布をする事。
芥子湿布
@心臓が痛んで苦しい時に使う。食用の時と同じ様に芥子を練り、其れを心臓の部分に厚めに塗る。長く貼って居ると火傷をするので、5分〜15分位で熱く成るか、痛く成ったら取り去る事。代用として林檎汁を使う事が有る。
A生姜湿布の代用として厚めに塗り、5分〜15分位で熱く成るか、痛く成ったら取り去る。其の後は、里芋湿布や蕎麦湿布に繋げる。
B浮腫を取るには、微温湯にドロドロに溶き(霊水や熱湯は使用しない)ティッシュペーパーに厚めに塗り、更にティッシュペーパーをか被せて包み、皮膚の当たり面に成る面に微温湯を噴霧し足底に貼る。ヒリヒリしたら外す。最長でも15分以内。外したら微温湯で足底を微温湯で拭く。浮腫を取り利尿作用が有る。連日使用はしない事。
唐辛子生姜湿布
<作り方>
@生姜3個を擂り卸す。
A唐辛子6個をコップ半分の水で煎じる。
B@Aを擂り鉢に入れて混ぜ、小麦粉を適量入れて、適当な固さにする。
CBを布に伸ばして、痛みの場所に貼る。
梅酒湿布
【薬効】腰痛、筋肉痛。
梅に含まれて居る有機酸やビタミン類、ミネラルが浸出した梅酒の湿布は、腰痛や筋肉痛に効用が有る。
【作り方】
梅酒をタオルに浸し、痛い部分に湿布する。湿布は一日に数回行う。
葱湿布
【薬効】喉の痛み、肺、鼻。
葱の辛みは、肺、鼻、喉等に薬効が有る。硫化アリルの働きだけで無く、精油成分に因り粘膜を軽く刺激して、保護し、ビタミンA・B・C、に因り粘膜を強く保つ。
葱湿布は古くから家庭で用居られた喉の痛みの療法です。代用に絹綿を喉に巻いて、温める事で粘膜を潤し、痛みを和らげた時代が有ったが、葱には薬用成分が含まれて居る為もっと効果的で有る。
【作り方】
長葱の白い部分を長さ5p位に切り、其れを外側の皮を残す様に縦二つに切り開き、其れを10本位用意する。先ず2〜3本を熱湯に浸けてしんなりさせ、切り開いた側を喉に貼り付け湿布する。乾いて温かさが無く成ったら、葱を取り替える。3〜5分位で痛みが和らぐ。
土湿布
農薬の掛かって居無い、自然の状態の土を使って湿布する方法。
土では、赤土、黄土と言う順に良いのだが、なかなか山にでも行か無いと手に入ら無い。手に入ら無い場合には身の周りの農薬等が入って居無い土を20p以上の深さに掘り下げた土を使用する。3割程度里芋卸しを混ぜ、粘土状にする為に水を加える。左手手掌にビームライトアキュムレーターを持ち全天球の方向に向け手掌が温かく成る位置で固定し、ビームライトエネルギーがビームライトアキュムレーターから左手上肢→胸部→右手上肢→右手に移行するイメージをし、右手で土を滑りが出て来る迄捏ねる。其の土を患部に直接2p位の厚さに貼り、其の上からガーゼかタオル等を被せる。土が乾いたら毎回同じ様に作って患部に貼る。大地のエネルギー、ビームライトエネルギー、身体の情報が相俟って愁訴が消滅する。
色々な湿布が有るが此の湿布の場合は全てに速効で効果が有る。繋ぎにするのは山の芋でも、爪哇薯でも良い。
玉葱湿布
【薬効】筋肉痛。
筋肉痛の痛みは炎症を起こして居るので、湿布に因って冷やして鎮める。
【作り方】
玉葱半個、大根5p、生姜1片を全部擂り卸す。其の儘ガーゼに伸ばして痛む所に湿布する。水分が多い様でしたら、小麦粉を少々加え、貼り易くする。乾いたら取り替える。
どくだみ湿布
【薬効】
糖尿病、高血圧症、神経痛、便秘、胆石症、膀胱炎、駆虫、低血圧症、蓄膿症、虚弱体質、風邪、中耳炎、面皰、乳腺炎、水虫、白雲、疥、疥癬、田虫、腫れ物、面疔、痔、汗疹。
【手当法】
どくだみの全草を水洗いして、細かく刻み鍋の中に入れて水を加える。15秒程右回りに掻き混ぜた後、とろ火で65℃位に成る迄温める。
患部にどくだみ刻みを2p厚さ位に乗せ、新聞紙(必ず黒印字で無ければ成ら無い)を被せる。乾いて来たら、再び、鍋に入った汁を温め、65℃位に成ったら患部の上に乗ったどくだみ刻みに掛け新聞紙を被せる。炎症が引き?草刻みが直ぐに乾か無く成る迄手当を繰り返す。乾き難く成ったらどくだみ刻みの上から包帯を巻き固定し、どくだみ刻みを一日に3度位取り替える。
但し、火傷等の急性炎症には熱を加え無い冷湿布を行う事。
石鹸湿布
【薬効】
神経痛の鎮痛、及び、消炎。
【手当法】
石鹸(極力純石鹸)を汗や水で肌に染み無い様に密封し、其れを神経痛の有る患部に当てて包帯等で固定する。
神経痛は油汚れ痛みだから石鹸湿布(正式には湿布では無いが)は特効で有る。然し、石鹸湿布は対症療法で有るから、病気の原因を把握し、元から正す治療を行う事が大切で有る。
コーラ湿布
【効能】
冷却効果・肌を整える=打撲、捻挫、日焼け、火傷、風邪熱。
【手当法】
冷えたコーラにペーパータオル等で蓋をして良く振り、瓶(缶)を逆様にしてペーパータオル等にコーラをたっぷり染み込ませて患部に当てる。
氷等因り良く冷える。日焼けや火傷のヒリヒリ感も瞬時に消滅し、肌を整える作用が有るので肌に傷や染みを残し難く成る。火傷の時は此の後艾を貼って置くと良い。
山桃湿布
山桃の実を種迄擦り潰してドロドロにして患部に貼ると傷口を残さず綺麗に治る。一日1回貼り替える。
蓬湿布
火傷や傷一般には、蓬の乾燥した粉を貼り其の上から包帯を巻き、蓬が包帯の間からボロボロ勝手に落ちる迄替えずに貼った儘にして置く。暑い季節の時は化膿しやすいので、蓬の粉の上に大蒜のスライスを乗せて其の上に包帯を巻く。大蒜は一日1回取り替える。
血止め
包丁等で切って出血した場合、直ぐに、塩か砂糖を傷口に乗せて其の形が山形に成る様に盛り、ギュッと力を加えると直ぐに止まります。そして、其の上から包帯等を巻けば良い。