8月のページ
8月30日
頭重
寝不足、二日酔い、慢性頭痛持ち、慢性的ストレスを感じて居る等に頭重感を感じるそんな時は、
1.辛夷(コブシ)の乾燥した花蕾を煎じて飲む。又、葛根湯等に加えて飲むと更に効果が有る。
2.南天の葉の天麩羅を食べる。
3.紅花の干した花を煎じて飲み、飲用後は風呂に入れる。
4.ギャバロン茶を一日3回飲む。
「身体の浄化と回復」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
頭重のビームライトバーコード(1999.8.30.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
8月18日
食道の痛み
刺激物等を食べたり飲んだりした時に起こる事が有るが、酷い時には背部迄痛く成る。
「身体の浄化と回復」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
食道の痛みのビームライトバーコード(1999.8.18.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
8月16日
首の凝り
首が痛いのでは無く、気に成る・・・・・・凝って居ると言うのは横から後に掛けての部位を多くの場合言う。当然肩も凝って居る。時に頭痛も起きる。頭へ上行する血液が汚れて居る為で有る。筋肉に乳酸が溜り、筋肉が萎縮硬化する。余計に血液循環不良に拍車を加え、椎骨と椎骨の間隔が狭まる。海藻を中心に菜類、豆類を多く食べる様にする。其れと腎臓の手当をする。腎臓には根菜類の摂取と患部には里芋パスタを貼る。
「身体の浄化と回復」「腎臓」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
首の凝りのビームライトバーコード(1999.8.16.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
8月11日
簡易的な運動用のビームライトバーコードの作り方
普段の黄緑色のビームライトバーコードに付け加えて、運動する時には下記の@かAを加えて普段用の黄緑色のビームライトバーコードと同時に身体に付けると良い。
@陸上運動では水色の紙(又は、白色の紙に水色印字)に「加速・運動機能向上・時間加速等のビームライトバーコード」を作製し、ビームライトバーコードの左から右に向かって赤色の加速>>>>>>(6個)を描き、其の上から中心にビームライトアキュムレーターシールを貼る。
A水泳では橙色の紙(又は、白色の紙に橙色印字)に「加速・運動機能向上・時間加速等のビームライトバーコード」を作製し、ビームライトバーコードの左から右に向かって赤色の加速>>>>>>(6個)を描き、其の上から中心にビームライトアキュムレーターシールを貼る。
陸上選手が走る為には、手の振りのバランスと其の速さが要求される。其れに応えて「走る時の手の振りのビームライトバーコード」です。走る人の為に身体のバランスも考えて有ります。
運動時には「加速」、「速く走る為」、のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
走る時の手の振りのビームライトバーコード(1999.8.28.UP)
運動時には「加速」、「走る時の手の振り」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
速く走る為のビームライトバーコード(1999.8.29.UP)
運動時には「加速」、「走る時の手の振り」、「速く走る為」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
瞬発力のビームライトバーコード(1999.11.27.UP)
高飛びの選手等は高く飛び上がる事が大切です。
運動時には「加速」、「走る時の手の振り」、「速く走る為」、「瞬発力」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
跳躍のビームライトバーコード(1999.11.27.UP)
特に陸上とか水泳は両腕の振り回しがタイムに大きく影響します。バランス良く振れフォームが綺麗で無いと行けません。そんな人達の為に、
「身体の浄化と回復」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
肩回旋 左のビームライトバーコード(1999.8.11.UP)
肩回旋 右のビームライトバーコード(1999.8.11.UP)
呼吸のビームライトバーコード(1999.11.10.UP)
※呼吸不全にも良い。身体が必用なだけの空気を摂り入れる。
呼吸(運動用)のビームライトバーコード(1999.11.28.UP)
武道、スポーツ選手の為のビームライトバーコードカラーの選択
普段は、中庸の黄緑色のビームライトバーコード(保守・修復)を使用し中心にビームライトアキュムレーターシールを貼る。
運動を行う時に基本的には、陸上運動では水色のビームライトバーコードを使用し、ビームライトバーコードの左から右に向かって赤色の加速>>>>>>(6個)を描き、其の上から中心にビームライトアキュムレーターシールを貼る。水泳では橙色のビームライトバーコードを使用し、ビームライトバーコードの左から右に向かって赤色の加速>>>>>>(6個)を描き、其の上から中心にビームライトアキュムレーターシールを貼る。
※例えば水色のビームライトバーコードとは、白い紙に水色でビームライトバーコードを印刷するか、水色の紙に黒色でビームライトバーコードを印刷する。橙色のビームライトバーコードとは、白い紙に橙色でビームライトバーコードを印刷するか、橙色の紙に黒色でビームライトバーコードを印刷する。
人其其に物の見方考え方が違う様に、本来は、左手で体質や状況に合わせて確認する。此はビームライトバーコードに於いても同じで有る。左手で確認する方法は、左手でビームライトバーコードや其の色を触り、体質や状況(例えば運動する)に合わせて、身体が軽く成るとか、力が入る、動き易く成る、愁訴が消滅する・・・・・・と言う様に判断するとサイボーグに近付いた様な感じがする。然し、例えば、黄色のビームライトバーコードを持つと身体が楽に成るが、橙色のビームライトバーコードを持つと身体に力が入る・・・・・・等の場合は、黄色の紙に黒色印字でビームライトバーコードを印刷するのだが、其のビームライトバーコードに橙色のビームライトバーコードを加える(両方の要素を持たせる)。又は、白い紙に黄色でビームライトバーコードを印刷し其の中に橙色のビームライトバーコードを加える。
普段の中庸の黄緑色のビームライトバーコードを使用する時には、「加速・運動機能向上のビームライトバーコード」は使用し無い。又、赤色の加速>>>>>>(6個)は使用し無い。
催眠・覚醒のビームライトバーコードは黄緑色のビームライトバーコードに必要に応じて単品で接着する様にして使用する。
闇の ビームライトバーコード(1999.8.19.UP)
灰色の ビームライトバーコード(1999.8.19.UP)
紫色の ビームライトバーコード(1999.8.19.UP)
紺色の ビームライトバーコード(1999.8.19.UP)
青色の ビームライトバーコード(1999.8.19.UP)
緑色の ビームライトバーコード(1999.8.19.UP)
黄色の ビームライトバーコード(1999.8.19.UP)
橙色の ビームライトバーコード(1999.8.19.UP)
赤色の ビームライトバーコード(1999.8.19.UP)
桃色の ビームライトバーコード(1999.8.19.UP)
集中力
武道、スポーツ、研究、勉強等で他に気を取られずに1つの事だけを考えたい、見詰めて居たい時等に・・・・・・
「身体の浄化と回復」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
集中力向上のビームライトバーコード(1999.8.3.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
運動を行って居る時の水分補給には玄米スープが非常に力に成る。途中で食事が摂れ無い時には、事前に玄米餅を食べて於くと良い。
8月10日
精力増強
先ずは、肉食への迷信を棄てる。肉はスタミナ食では無い。肉毒が性中枢を興奮させるだけで有る。但し、同じ臓器食でも、魚の卵巣や精嚢なら摂り方に因っては大いに期待出来る。だが、其れ以上に優れた効果が得られるのは、強精作用を持った薬効食品や薬草で有る。昔から多くの人に利用されて来て、其の効果が確かめられて居る朝鮮人参、枸杞、鳴子百合、蔓どくだみ、ローヤルゼリー、大蒜、韮、胡麻、玉葱、山芋、銀杏、セロリ、牡蠣、海胆等は大いに活用したい。其れに加えて、胚芽、葉緑素、酵素、花粉等を加えれば一層効果的で有る。
玄米は基礎体力の増強効果が著しい上に、回春ビタミンで有るビタミンEをたっぷり含んで居る。無類のスタミナ食で有る。又、抗ストレス力を高める為には、朝鮮人参の活用が最も効果的で有る。朝鮮人参は副腎皮質機能を高める事に因って抗ストレス力を増強する物で有る。
朝鮮人参は、強壮強精作用が目覚ましい。煎じて飲むか、エキスを利用する。鳴子百合は地下茎を煎服する。銀杏を5粒ずつ毎日食べる。蔓どくだみの根の乾燥粉末を一日5gを湯で溶いて飲む。大蒜は1株を擂り卸し、黒胡麻(1カップ煎って擂り潰す)を混ぜ、純粋な蜂蜜1カップで捏ねて、冷暗所で1ヶ月以上寝かせる。1回量大豆2粒量程を熱湯で溶かし、冷まして飲む。一日2回以内の事。垣通し、鳩麦を煎じて茶代わりに飲む。
副食としては、葱類(生食)、蓮根、山芋、貝類、昆布、大蒜を積極的に摂る。
1.芹は、精油やミネラルの作用の為か、精が付き、効果が有る。生でも良し、茹でたりするも良し、色々料理法を工夫したい。治療食としてだけで無く、予防の為にも日頃から心掛けて食べる様にすると良い。
2.アスパラガスを茹でて食べる。
3.アスパラガスの青汁を作って飲む。
4.アスパラガスを生の侭適当に刻んで乾燥させた物を煎じて飲む。
5.黒胡麻黒酢を日に一度小匙2杯飲む。
6.唐芥子黒胡麻黒酢を調味料として使う。
7.大蒜風呂に入る。
8.大蒜生姜酒を盃に1日1杯飲む。
9.レバーの丸球を1日3粒飲む。
10.山椒の実の塩漬け干しを毎日2粒食べる。
11.南天の茎、小枝を煎じて服用すると勃起硬度を高める。
12.碇草を煎じて飲む。
13.生栗の実を食べると精子製造に役立つ。
14.枸杞酒を毎日盃2杯程飲む。
15.枸杞の根の皮を干して煎じて飲む。
16.枸杞の葉、茎、果実の煎じ汁を毎日御茶代わりに飲む。又は、枸杞茶に黒胡麻を少々入れて飲む。
17.枸杞の果実の蜂蜜漬けを飲む。
18.枸杞の干した実を食べる。松葉を煎じて御茶代わりに飲む。
19.鳴子百合の地下茎をさっと茹でて食べる。
20.五加(ウコギ)酒を1日盃3杯を目処に飲用する。
21.蝦夷五加(ウコギ)酒を一日盃3杯を目処に飲用する。
22.蝦夷五加の葉・茎と干して煎じて飲む。
23.目弾き(益母草:ヤクモソウ)の干した茎葉、根の上の方10gを毎日煎服する。
24.黄紫茸(キムラタケ)の煮汁を飲む。
25.桑茶を常用する。
26.桑酒を常用する。
27.海鞘(ホヤ)の紫蘇巻きを食べる。
28.海鞘(ホヤ)と紫蘇の酒漬けを食べる。
29.納豆を食べる。
30.味噌汁(大豆で作った純正味噌)を飲む。
31.鰯、鯖、蛤、動物のレバーを中心に各内臓に含まれて居る高核酸を摂取する。
32.南瓜の種、西瓜の種、梅の種、杏の種、松の実、アーモンドに含まれて居る高核酸を摂取する。
33.菠薐草、アスパラ、蕪、マッシュルーム、大根葉に含まれて居る高核酸を摂取する。
34.若い牡牛の睾丸に衣を付けてフライにして食べる。
35.牡蛎に衣を付けてフライにして食べる。
36.若い牡牛の睾丸と梔子の実、鬱金、錨草を一緒に煮込んで食べる。
37.冬場の鯉、鮠、鯔の何れかの生血を盃に搾って飲む。
38.牡蛎を食べる。
9.靫を、薄造り、味噌煮、蒲焼き、吸い物、大蒜と煮込んだりして食べる。
40.海蛇を、味噌漬け、泡盛漬け、丸干し等にして食べる。又、丸干を削って食べたり、調味料代わりにして使う。一遍に一本食べたりすると、リン脂質が多いせいか鼻血を出すので注意。
41.亀料理を食べる。
42.梅肉飯を食べる。
43.蝗(イナゴ)を食べる。
44.銀杏の海豚オ居る漬けを一日3個常食する。
45.雄の鶏の鶏冠の雑炊を食べる。
46.雄の鶏の鶏冠を干して、大蒜と供に焼酎漬けにして飲む。
47.雄の鶏の鶏冠の剌し身を大蒜醤油で食べる。
48.雄の鶏の鶏冠1sを焼売を蒸す要領でとろ火に掛け2時間もするとコップ1/3程のエキスが滴る。冷ましてから同量の大蒜の絞り汁を合わせて冷蔵して、小匙半分を毎日飲む。
49.卵酒を飲む。
50.キャベツを丸ごと赤ワインでスープを作って飲む。
51.卵油を飲む。
52.枸杞酒を飲む。
大蒜粥(たいさんがゆ)の作り方
薬効=精力増強、気持ちを高ぶらせる、便秘、下痢、風邪、冷え性、疲労回復、神経痛、整腸、新陳代謝促進。
大蒜(たいさん)とは大蒜(にんにく)の生薬名。薬効には、精力増強、気持ちを高ぶらせる、便秘を無くす、風邪、冷え性、疲労の回復、神経痛を良くする等が有る。
温めて利用すると、体が保温され、胃腸が活発に成り、新陳代謝が促され体調が整います。下痢にも効果が有る。
食べ過ぎると、胃腸が刺激され、返って調子が悪く成る。
作り方
@大蒜一欠けは薄切りにする。
A玄米50gは水洗いし、鍋に500tを入れて1時間程浸して置く。
B吸水した玄米に@を加えて強火に掛け、煮立たせる。煮立ったら弱火にして炊く。炊き上がる直前に塩で味を調え、火を止めて3分程蒸らす。
牡蠣
イタボガキ科の二枚貝の総称。
別名=抄一九(和名)、ぼれい。
生薬名=ぼれい。
薬効=貧血、黄疸、肝臓病、鎮痛、収斂効果、鎮静効果、寝汗、気疲れ、胸焼け、口の渇き、胃酸過多、体力増強、丹毒、婦人の血を調える、酒毒を消す、美肌、顔色を美しくする、結核患者に強壮効果、夜尿症、霜焼け。心臓疾患、血圧異常、精力減退。
インポテンツの治療には、殻も摂取したい。
薬用部分=身、殻。
採取時期=9月〜3月。
調製法=生、調理、殻を乾燥して粉末。
成分=蛋白質、脂質、糖質、カルシウム、リン、鉄、ビタミンA・B1・B2・C、グリコーゲン。
身は鉄分を多く含み、貧血に良い食品だが、其の他にも、ビタミンA、カルシウム、リンに富み、肉が軟らかで、消化し易い上にグリコーゲンに富む。
殆どの病気を治す原理は、増血と浄血で有るが、牡蛎は其の両方に作用する。冬の牡蛎は主成分のグリコーゲンの合有量が頂点に達して居る。
鉄分、マンガン、タウリン、ミネラル群、アミノ酸、グリコーゲン等、人体の必要とするエネルギー源の固まりで有る。又、ステロール類は血清コレステロールを低下させる。赤血球が増えるので天然の媚薬とも言われて居る。
用法
貧血、黄疸、肝臓病=調理して食べる。
鎮痛、収斂効果、鎮静効果、寝汗、気疲れ、胸焼け、口の渇き、胃酸過多=ぼれい粉を煎じて、粉と一緒に飲む。
風邪薬にぼれい粉を混ぜて飲むと胃腸障害が防げる。
体力増強、丹毒、婦人の血を調える=煮て食べる。
丹毒、酒毒を消す、口の渇き=生姜、酢等で生食をする。
美肌、顔色を美しくする=炙って食べる。
結核患者に強壮効果、寝汗=酢牡蠣にして食べる。
夜尿症=牡蠣フライにして食べる。
黄疸=ぼれい粉、又は、殻を煎じて、煮出し汁を浴槽に入れて入浴する。
霜焼け=殻の白焼き粉末を、胡麻油で練った物を付ける。
生活
蛤や浅蜊と同じ二枚貝の一種だが、左右の貝殻は形がやや不規則で、左殻で海中の岩石や杭等に付着。肉は栄養に富み美味。各種が全国に分布し、又、各地でマガキを中心に養殖され、宮城県・広島県が有名。他にスミノエガキ・イタボガキ等が在る。貝殻から貝灰を作る。其のぼれい粉は、@貝殻を焼いて製した粉末。A殻を水洗いして、乾燥させ、其の儘付き砕いて粉末にする。二通りの製法が有る。
幼年時代はプランクトンとして海中を自由に泳ぎ回って居るが、成長の有る時期に、岩等に付着する様に成る。此の際、微量の銅イオンの存在が必要で、水槽で飼育して居る物は、中に銅貨を投げ込んで遣ると定着する。
大蒜
ユリ科
花言葉=息災
別名=大蒜(オオニンニク、オオヒル)、蒜(ヒル)。
生薬名=蒜、大蒜(タイサン)。
薬効=強壮、消化促進、下痢、食べ過ぎ、便秘、食欲不振、扁桃炎、蓄膿症、鼻血、疲労回復、神経痛、リューマチ、腫れ物、皮慮病、水虫、虫刺され、胃痙攣、胃腸炎、毒虫・蝮に噛まれた時、木の枝・草の先で眼を突いた時、神経疲労、痔、風邪、脾臓痛、精力減退、胃腸障害、健胃、整腸、興奮、解毒剤、高血圧、動脈硬化、殺菌作用、胃腸を温める作用、老人の冷え性。
薬用部分=鱗茎。
採取時期=秋。
調製法=天日乾燥。
成分=スコルジニン、アルギン、硫化アリール、チスティン等と無臭結晶性のアリインを含むが、一緒に入って居る酵素のアノイリナーゼは細胞が壊されると活性化してアリインに作用し、強臭の有るアリシンに成る。
蛋白質、脂質、糖質、繊維、カルシウム、リン、鉄、ビタミンA・B1・B2・C。
特徴=ユリ科の多年生草本。古くから活力源として栽培されて来た。主成分のアリシンがビタミンBと結合して栄養価を倍加する。「百薬の長」。昔からスタミナ野菜の五葷五辛(大蒜、韮、葱、辣韮、野蒜)の内の1つで珍重されて来た。
漢方では大蒜(タイサン)と言い、漢方での薬性から言うと「温薬」と言って、身体を温める作用の有る薬で、生姜、桂枝、当帰等も温薬で体力が衰えて冷えを感ずる時等に効く。漢方では、健胃、整腸、興奮、強壮、強精、解毒剤で、主として老人の為に薬とされて居る。
ヨーロッパに伝わる植物療法では、高血圧や動脈硬化の血材として、大蒜の血圧降下作用や、健胃作用が認められて居る。
成分のアリインはアリシンに分解し、独特の匂いを発する。此の匂い消しには林檎かパセリを噛み其の唾液を少しずつ飲む。
腸内の毒物を中和し、且つ、血管の拡張剤として働く事に因り、高血圧を下げる。又、コレステロールを下げる効果が有り、血液中の過剰なブドウ糖を洗い流す。更に、インフルエンザ、喉の痛み、気管支の鬱血の症状を緩和する。
効果=特にバクテリアに効果が有る。腸の病原菌を除く力が有る。ビタミンA・B・C等を含み、植物性抗生物質としてとても重要で有る。呼吸器官の炎症や高血圧症にも良く、血液の循環不良、動脈硬化の予防にも良いので其の効能は多岐に渡る。
用法
強壮、消化促進、下痢、食べ過ぎ、便秘、食欲不振=胃粘膜を刺激して胃液の分泌を促し、消化を助け、又、腸粘膜を刺激して腸壁の吸収作用を盛んにする。
扁桃炎=コップ1杯の水に大蒜の絞り汁を少々入れて嗽をする。
蓄膿症、鼻血、疲労回復=大蒜を卸して布に延ばし、土踏まずに貼る。
神経痛、リューマチ、腫れ物、皮膚病、水虫=大蒜の生汁に胡麻油を混ぜて患部に塗る。
虫刺され、皮膚病=大蒜を輪切りにして、其の切り口で患部を擦る。
胃痙攣、胃腸炎=鳩尾(鳩尾)の周りの痛む所に大蒜灸をする。大蒜灸は、卸しの上に和紙を置き、其の上に艾を乗せて行う。
毒虫、蝮に噛まれた時=囓った破片を咬傷に擦りながら、血清の有る病院へ行く。大蒜成分のアリシンが、強力な解毒作用を働かせて、応急処置の効果は高い。
木の枝・草の先で眼を突いた時=瞼の上に大蒜スライスを絆創膏で貼り、其の上から冷水で湿布をする。
神経疲労、皮膚病、水虫、痔、風邪、脾臓痛、精力減退、胃腸障害=一塊の大蒜を、皮を剥かずに風呂の中に水の状態から入れて置く。多量に含有された硫黄分が滲出して温泉気分に浸れる。大蒜風呂は皮膚を清浄化する。殺菌作用の主役アリシンは、各微生物に対して、濃度10万分の1でも有効で有る。湯は7日程其の侭使える。
水虫=大蒜を擂り卸した汁を付けると効果覿面で有る。
下痢、老人の冷え性=大蒜粥を食べる。殺菌作用と、胃腸を温める作用が有るから。
料理
臭く無い大蒜料理法=皮付きの儘、楊子が刺せる位に蒸して皮を剥くと臭みが取れ、色々な料理や、醤油漬け、味噌漬け、蜂蜜漬け、梅漬けにして食べる。
オブラートに包んで飲めば臭みを感じる事無く、常用するのに便利で有る。
大蒜は、辛味が有り、刺激が強いので、食べ過ぎる事無く、鱗片で1〜2個程度に止めて於く事が必要で有る。又、生で食べると胃腸障害を起こし易い。
肉や魚を食べる時に大蒜を一緒に摂ると、蛋白質を凝固させて、消化を良くし、毒消しにも成る。
生活
ゴキブリが居そうな所に、皮を剥いた大蒜を1〜2個置いて置くと出無く成る。
椎茸 マツタケ科の食用茸
椎、樫、栗、楢、水楢、櫟等の広葉樹の枯木中に繁殖した菌糸から生じ、傘の外面は紫褐色、又は、黒褐色で、裏面と柄は白い。生の物は淡味、干した物は香りが高い。各地の林下に菌糸を植えた榾木を並べて栽培する。季・春秋(深山では夏秋)。
椎茸は、椎の木に多く発生する所から名付けられた、香りが良いので香菰、香菌共呼ばれて居る。日本の代表的食用茸。栽培は江戸時代の初期からで有る。北海道から奄美大島迄の広範囲に生育する。
椎茸は、研究すればする程、先人の経験を遙かに超えて、多くの作用が発見されつつ有る。昔から、「不老長寿の妙薬」の1つに数えられて居る。
長所
@椎茸の第1の長所は味と香りで有る。此の旨味の素は、核酸が分解して出来るグアニル酸と言う物で、同様に含まれるグルタミン酸等のアミノ酸も相乗的に作用する。古来、昆布と共に出し(出し汁)として日本料理には欠かせ無い。又、特有の芳香はレンチオニンと言う物で有る。
AビタミンDの素に成る、エルゴステロールを多量に含んで居る。ビタミンDは、紫外線に当たって始めて作られる。
生椎茸は、1週間位天日干しをする。ビタミンDは腸からカルシウムの吸収を高め、骨を丈夫にする。子供で極度に欠乏すると、佝僂病に成る。成人では骨軟化症や骨粗鬆症に成る。
BビタミンB12が含まれて居り、貧血を予防し、精力増強作用も期待出来る。皮膚の染みを取る効果も有る。更に、菌糸体エキスにはリグニンと言う高分子化合物も有り、ミネラル、食物繊維の相乗的作用に因り、骨髄に於ける造血作用を促進させる。又、神経の働きを正常に保つ。
C椎茸の胞子には、強力な抗ウィルス物質が含まれて居て、インフルエンザや白血病等の予防に良い。又、エイズやウィルス性肝炎にも効く。
D癌に対する免疫療法剤レンチナンが含まれて居り、「椎茸療法」として期待されて居る。此の多糖類の他にも、インターフェロンを誘導する多糖類も有り、其れにも制癌効果が期待出来る。
Eフィトステリンと言う成分が、コレステロールの血管への沈着を抑え、又、エリタデニンと言う核酸誘導体の働きも血行を良くするので、動脈硬化や高血圧の予防に良い。
Fノンカロリー食品で肥満を防ぎ、美容食品の1つに入れても良い。
G「本草求真」には、「大いに食を助け、胃の働きを益し、小便失禁を良くす」と有る。又、煎じ汁は、暑気中たりに効き、黒砂糖を加えて飲めば、嘔吐、下痢、咳に効く。
H葱や、韮の臭気を除く作用が有り、鋤焼きや水炊きに其の目的で用いられる事が有る。口臭を消す作用も有る。
短所
@プロビタミンD(エルゴステロール)とビタミンB1を除き、ビタミンが少無い。即ち、カロチンは無く、ビタミンB群も少無い。
Aミネラルも全体的に少無い。泥鰌で生育しないからで有る。
B椎茸には、200ppm前後のホルマリン(発癌物質の1つ)が含まれて居る。煮ると良い。
C生椎茸を食べて、「椎茸皮膚炎」に成って居る人が居る。なかなか治ら無い。
韮 ユリ科ネギ属の多年草。
<栄養素・効用>
ビタミンA・B2・C、カルシウムの他に硫化アリルと言う成分が多く含まれて居る。大蒜と並んで強精食品の代表の様に思われて居るが、健胃・整腸、便秘、冷え症、風邪に対しても優れた効果を発揮する。此は主に硫化アリルの働きに因る物です。特に、胃腸が冷えて下痢をした時には効果的です。
生汁の飲用は各種の出血に有効で、打ち身や捻挫をした時等には、根を擦り潰して湿布すると、痛みを和らげる事が出来る。
<食べ合わせ>
一年中手に入るので、旬の物と食べ合わせが可能で有る。整腸が目的なら各種の野菜類と食べるのが望ましいが、疲労回復、精力増強、冷え症の改善等が目的ならば、ビタミンB群の多い食物や海老、泥鰌、蜆等との組合せが有効で有る。
ブロッコリーやピーマン、春菊の様に、炒めたり揚げたりしても美味しい物と組み合わせるのも有効です。
<食べ方>
韮に含まれるβカロチンは、1束で一日の必要量を補給するのに十分な量です。中華料理の油炒め等に多く使われますが、此はβカロチンの吸収率をアップさせる為に、とても効果の有る方法です。緑の濃い野菜との食べ合わせは胃腸に極めて有効で、硫化アリルは、旨味成分を引き出す作用も有ります。
<薬効>
韮は自律神経を刺激し、血液循環を促す作用が有る事から、婦人病にも優れた効果を発揮する。主として搾り汁を飲む方法ですが、生理痛、不正出血、下り物、閉経時の体調不良(更年期障害)等に効果が有るばかりで無く、子宮機能を高める働きも有るので、不妊症で悩む人は、是非常食したい。
<五目野菜炒め>
1.材料(2人分)
韮1把、キャベツ2枚、人参20g、萌やし50g、椎茸2枚、葱10g、生姜10g、サラダ油大匙1杯、胡麻油少々。
@.酒大匙1杯、昆布茶の素小匙1/2杯、塩少々、胡椒少々。
2.作り方
@椎茸は薄切り、人参は千切り、韮とキャベツは食べ易く切る。
Aサラダ油を熱し、微塵切りにした葱と生姜を炒め、香りが出て来たら@と萌やしと
@.を加えて強火で炒める。
B火から下ろす直前に胡麻油を少量垂らす。
竹の子天麩羅の餡掛スープ
薬効=精力増強、眼精疲労の回復、全身の代謝能力の促進、利尿作用、整腸作用、逆上せを下げる作用。
掘り立ての竹の子を、糠と鷹の爪を入れて水から茹で、一口切りにして天麩羅にする。芽吹いた山椒の葉か、刻んだたらの芽を混ぜる。椎茸昆布出しで煮立てたスープに、狐色に揚げた竹の子の天麩羅を一面に浮かべ、水、酒、塩、酢少量溶いた本葛を注ぎ、5秒数えたら火を止め、葱油を加える。
人参・林檎・蜂蜜ジュース
薬効=体力回復、強精、冷え性。
作り方
人参と林檎を良く洗って、皮ごと擂り卸したジュースに蜂蜜を加えて常用すると、体力を補い精力が増す。毎日100g以上の人参・林檎・蜂蜜ジュースを常用すると良い。
蝉
カメムシ目(半翅ハンシ類)セミ科の昆虫の総称。
薬効=夜泣き、熱冷まし、角膜混濁、慢性腎炎の蛋白尿、強精、頭痛。
頭部は低い三角形で、両側に丸い複眼が在り、其の間に三個の赤い単眼が在る。触角は細く短い。腹面の長い吻で樹液を吸う。翅は膜質透明で、飛ぶ時には前後翅が鉤に因って連成る。雄は腹面に発音器を持ち、鳴く。成虫は樹皮に産卵、孵化(フカ)した幼虫は、地中に入って植物の根から養分を吸収し、数年掛かって成虫に成る。クマゼミ・アブラゼミ・ヒグラシ・ミンミンゼミ・ツクツクボウシ等種類が多い。
フライパンで炒めて其の儘食べるか、カレー粉を塗す。羽、脚部、触角何処も捨てる所が無い。精力が付く。女性の催淫現象が見られる。
抜け殻アブラゼミ1匹分の粉末を大根卸少量に混ぜ、鼻腔に擂り込む。慢性頭痛、稀発性の頭痛にも効果が有る。目眩が伴う頭痛は更に蝉の抜け殻粉末を1匹分オブラートに包み、温燗の酒で飲む。
黒豆と黒胡麻の練り合わせ
効用】
精力増強、機能不全の性器の回復に効果が有る。
【作り方】
黒豆1/2カップを洗って蒸し器に入れ、20〜30分蒸し、笊に広げて天日に当てて干して良く乾燥させる。
黒胡麻1/2カップを布巾で包んで、蒸し器に入れて強火で5〜6分蒸し、天日に当てて乾燥させる。
擂り鉢に乾燥した黒豆を入れ、擂粉木で叩いて潰してから擦って細かく潰す。途中で黒胡麻の乾燥した物を加えて、一緒に油が滲み出る迄擦り潰す。良く擦り潰したらボールに移し、蜂蜜大匙3杯を加えて良く練り合わせる。
清潔な瓶に入れて、冷蔵庫に保存する。
【用い方】
1回に小匙1杯を服用する。一日に3回、出来るだけ長く続ける。
山の芋
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の多年生蔓草
日本各地の山野に自生。塊根は長い円柱形。茎は細長く左巻きに他物に絡み付く。雌雄異株。葉は対生し長心臓形。夏、白色の小花を穂状に付け、花後、三稜翼を持つ果実を結び、又、別に「零余子」と言う珠芽を葉の付け根に生じ、此でも増える。塊根と零余子を食用。自然薯。山芋。□季・秋□。〈和名抄一七〉
山の芋とは里芋に対して名付けられた。長芋、捏ね芋、大和芋、伊勢芋、銀杏芋等種類が多く。総称して薯蕷芋(トロロイモ)共言うが、多少名称が入り交じって居る様で有る。擂り卸すと「とろりと」成る所から「薯蕷芋」と名付けられた。
長所
@擂り卸すと薯蕷芋と言われる様に、擂り卸すとねっとりして居り、一種特有の味が有る。そして、昔から薯蕷汁として御飯に掛けて食べる。薯蕷の本体はマンナンと言う蛋白質と糖分の化合物で、食べると精が付く。煮ても良い。蒲鉾や半片等の材料として用いられる。
A何れの種類も糖質、蛋白質に富み、ジアスターゼ(澱粉分解酵素)を大根の3倍も含んで居るので、消化を助ける。然も、含有されて居る澱粉は熱処理され無くても吸収の良い唾液のプチアリンで、分解可能なアルファ澱粉で有る。
B粘性質のムチンも含まれて居り、蛋白質の吸収を助けると共に、尿素分解酵素やサポニンも存在する。又、ドーパやドーパミンと言う交感神経系に作用する物質も含まれて居り、身体に興奮的に作用する。
Cカロリーが比較的高い他に、ビタミンCやビタミンB群も存在する。然も、アルギニンと言う子供の成長に必要なアミノ酸が含まれて居る。
Dムチンやアルギニンの他に、コリンやサポニンも含まれて居て、内蔵の機能を高め、精力の増強に働く。常食すれば、疲労回復は元因り、虚弱体質は改善され、病後の栄養補給にも非常に良い。
E漢方では、長芋の事を山薬と言い、糖尿病や滋養強壮に効く「八味地黄丸」の成分と成って居る。遺精(失精)、頻尿にも効果が有る。長期に渡る下痢にも良い。現代中医学では、脾や胃の機能を助け、肺や胃の機能を助け、肺や腎臓にも有益に作用するとして居る。
短所
@食物繊維は皮の儘食べ無い限り期待出来無い。皮には灰汁が多いが、天麩羅にすると良い。但し、此の灰汁にも制癌作用が有る。皮を剥く時は、出来るだけ薄く剥く事。
A慢性腎炎の人のカロリー源として勧める事は出来るが、カリウムの制限を必要と言う腎不全に陥った人には向か無い。
B山の芋や、銀杏芋は粘土が高く、糖質が多いが、細長い棒状の長芋は水っぽく内容物が薄い。
甲骨団子の作り方
薬効=潰瘍、強精。
ストレス性の胃炎が潰瘍に進んだ際の治療食に、深刻化する前に偶に食べれば安心。
崩れ掛けた胃壁を修復し、強精のおまけが付く。小海老、牡蠣と牡蠣殻、烏賊とと烏賊の甲骨を主材に、グルテンバーガーを合わせた揚げ団子で有る。干した小海老はコロコロ太った物を選ぶ。カルシウムの衣を着て、脳味噌を詰めた儘丸干しに成って居る。牡蠣は新鮮な物を使う。鉄板で焼いた牡蠣殻は金槌で叩いて粉にする。烏賊は甲骨の大きい紋甲烏賊が便利で有る。実と甲骨の粉末を一緒に使う。
グルテンバーガーを加えて全て纏め、小麦粉で捏ねて団子にする。塩、醤油、胡椒、刻み大蒜、長葱、有れば松の実をごっそり混ぜる。そして、胡麻油40%、菜種油60%を混ぜた物で揚げ、揚がったら黒胡麻香油を垂らし香りを添える。芥子醤油やトマトケチャップ、ソースの内好みの垂れで食べる。
グルテンバーガーの代わりに、豚ロース肉。又、加えて鶉卵を入れると精力が満ち溢れて始末に困る程に成る。
アスパラガス ユリ科の多年草。
<栄養素・効用>
アスパラギン、アスパラギン酸の成分は毛細血管を拡張し、血圧を下げる働きが有り、穂先に多く含まれて居るルチンは血管を強化する働きが有る、正に血液循環機能其の物を高める食物で有る。
高血圧や動脈硬化のみならず、精力増進、肝臓や腎臓の強化、疲労回復、貧血対策、更には癌予防にも効果を発揮する。
<食べ合わせ>
アスパラギンやアスパラギン酸の効果を発揮する食べ合わせとして、食物繊維やカロチン、ビタミンC・E、カルシウム等を多く含む春菊、ピーマン、空豆、人参等の食物が最高で有る。此等の成分を因り有効利用するには、茹でる因り焼いたり、炒めたり、揚げたりする調理法が良い。
<食べ方>
茹でると水溶性のビタミンが失われる。春菊やピーマン、人参等、炒めたり、揚げたりしても美味しい物と食べ合わせると良い。アスパラガスにはホワイトとグリーンの2種類が有るが、消化・吸収の点では劣る物の、栄養学的に見ると圧倒的にグリーンアスパラが遙かに優れて居る。
<薬効>
アスパラガスの旨味は、アミノ酸の一種で有るアスパラギン酸に因る物で有る。此の成分は可成り特殊な匂いを持って居り、排尿する際等には強い匂いを放つ。栄養剤を飲んだ後トイレに行き排尿すると同じ様な匂いがするのは、此のアスパラギン酸を栄養剤の成分の1つに加えて有るからで有る。
<アスパラガスと空豆の炒め物>
1.材料(2人分)
アスパラガス100g、空豆100g、木耳3g、海老3尾、長葱10p、生姜1/2掛け。
@.酒小匙1/2杯、本葛粉小匙1/2杯、サラダ油大匙1杯、檸檬1/4個。
A.酒小匙2杯、塩小匙1/4杯、胡麻油少々、胡椒少々。
2.作り方
@海老は殻と背腸を取り、一口大に切って@.を塗す。
空豆は茹でて薄皮を剥く。
アスパラガスは硬い部分を除いて斜めに切り、木耳は戻して一口大に切る。
A鍋に油を熱し、長葱のぶつ切りと生姜の千切りを炒め、火の通りの悪い材料順に加え、A.で味を調える。器に盛り、檸檬を搾る。
栄螺
リュウテンサザエ科の巻貝数種の総称。又、其の一種。
貝殻は厚く拳状、多くは棘状の突起が在るが、内海産で其れを欠く物も有る。殻高約8p。外面は暗緑褐色、内面は平滑で真珠光沢が有る。殻口は円く大きく、蓋は石灰質で硬く渦巻状。肉は壺焼等にし、貝殻は貝釦を作る。日本近海に多く、海藻を食う。さざい。季・春。
貝類の中では上級品とは言え無いが味が良い。アルギニン、グルタミン酸、グリシンが多いからで有るが、ヒスタミン(痒みや痛み、発赤の原因に成る)の素で有るヒスチジンが蛋白質に少無い事も幸いして居ると考えられる。貝類の中ではタウリンがずば抜けて多い。タウリンは、含硫アミノ酸で出来て居る。心筋、骨格筋、脳、脾臓、肺、骨髄等に多く、高血圧を予防し、血中悪玉コレステロールを減少、善玉コレステロールを増加させ、そして、肝臓の解毒を高める。派生的に不整脈を改善し、アルコール障害を除き、糖尿病を防止(インシュリンの分泌を増強)し、コレステロール系の胆石を溶解する等の効果が有る。又は、血栓も予防する。タウリンは胆汁酸の主成分で有るタウロコール酸の素材として、脂肪の消化吸収をも助ける。又、栄螺の生殖腺は精力増強に役立つ。
栗
ブナ科
花言葉=私を理解して下さい、豪華、満足。
別名=シバグリ、シナグリ。
生薬名=栗。
薬効=火傷、皮触炎(漆気触れ、草気触れ、花粉負け、白粉気触れ、白髪染気触れ、おむつ気触れ、股擦れ、靴擦れ、湿疹、蕁麻疹、飛び火、汗疹)、扁桃炎、口内炎、腎臓病、魚の骨が喉に引っ掛かった時、嘔吐して口の酷く乾く時、血便、鼻血の止まら無い時、腰痛、下肢の弱り。
薬用部分=葉、樹皮、実。
採取時期=夏〜秋、樹皮・毬・実・渋皮は秋。
調製法=天日乾燥。
成分=タンニン性の物質カリウム、ナトリウム、リン、カルシウム、ビタミンA・B1・B2・C、蛋白質、脂質、繊維、鉄、糖質が含まれて居る。
用法
火傷=葉、毬、渋皮、樹皮を濃く煎じて、其の汁を冷やして湿布し、乾か無い様に時々煎じ汁で濡らす。こうするとケロイドに無らず奇麗に治る。
皮触炎(漆気触れ、草気触れ、花粉負け、白粉気触れ、白髪染気触れ、おむつ気触れ、股擦れ、靴擦れ、湿疹、蕁麻疹、飛び火、汗疹)=@葉、毬、渋皮、樹皮を濃く煎じて、其の汁を冷やして湿布し、乾か無い様に時々煎じ汁で濡らす。
A浴剤として使う。
炎症が治まったら、軽くオリーブ油か食用油を塗って置く。
扁桃炎、口内炎=葉、毬、渋皮、樹皮を濃く煎じて、其れを薄めて、嗽を繰り返す。
腎臓炎=カチグリ(栗を干して殻と渋皮を取り除いた物)を煎じて食間に飲む。
魚の骨が喉に引っ掛かった時=実の薄皮を焼いた粉を喉に吹き入れると骨が下る。
嘔吐して口の酷く乾く時、血便=皮を煮出して飲む。
鼻血の止まら無い時=皮を焼いた粉末をテッシュペーパーに付け、鼻に挿入する。
腰痛、下肢の弱り=実を常食する。
料理
栗の甘露煮=渋皮を剥いて、焼き明礬を溶かした水に暫く浸けてから片目に煮る。其れを砂糖を煮溶かした中に入れ、七分通り煮えた所で塩少々を加え、弱火でゆっくりと煮込む。
煮上がったら瓶に入れて冷蔵庫で保存し、正月に栗きんとん等を作る。
栗粥=栗20個、玄米60g、粟60gを一緒に適宜の水を加えて粥に煮る。腰や膝に力が付き、運動能力、精力が増し、胃腸にも良い。
人参泥鰌汁の作り方
薬効=補温作用、強精作用、黄疸気味の酒毒を消して生気を回復する作用。
作り方 其の1
泥鰌を一合鍋に入れ酒を注ぐ。バタバタするので暫く蓋を抑えて火に掛ける。水を張り、干した薬用人参15g、棗5個を加えて煮る。調味は薄い醤油味。泥鰌が骨迄煮えた処でスープ皿に移し、生姜の千本切りを薬味に添える。
作り方 其の2
胡麻油を多めに熱した鍋に生き泥鰌一合を放入する。此の際生姜片を一緒に炒める。薬用人参、黄耆、山薬各5g、棗3個を合わせたっぷりの水で2時間煮る。醤油と酒で調味する。
其の2の方が強精面は稍上。泥鰌を鍋で食べる。スープだけでも良い。精力増強に可成りの即効力を持つ。
大蒜酒
【効用】
100g中にビタミンB1を0.21r、ビタミンCを19r含有し、アリシン、スコルジニン、ペクチン等が含まれて居る。特に、アリシンはビタミンB1を含む食品を一緒に摂ると、新物質のアリチアミンが体内に出来、何時迄もビタミンB1を体内に留めて置く働きをする。
白米を摂る日本人はビタミンB1が兎角不足がちですが、大蒜を摂って居れば濃厚な形で体内に止まってくれる。
昔から百薬の長として、精力増強に優れた働きをし、血圧を下げ、血中のコレステロールを下げ、胃腸の働きを良くし、手足の冷えを治し、風邪の抵抗力を付け、細菌に対する抗菌力が有り、精神安定、不眠症等と、其の効用は多彩で有る。
大蒜酒にすると、アルコールの作用で即効性が有り、因り効果的です。
【作り方】
大蒜800gは外皮に傷が無く、形の丸い粒の揃った物を使う。皮を剥き、バラバラにしてから、包丁で半分に切って笊に入れて置く。
清潔な保存瓶に、大蒜、蜂蜜カップ1杯、月桂樹の葉3〜4枚、ホワイトリカー1.8lを入れ、蓋を密封し、冷暗所に保存する。
3ヶ月位から飲めるが、出来る事なら1年以上熟成させると、臭味も消え、琥珀色の美しい色に成って、円やかで飲み易く成る。大蒜は途中で取り出す必要は無い。
大蒜独特の臭いを出来るだけ少無くしたい時には、薄皮を剥いてバラバラにした大蒜を、湯気の上がった蒸し器に入れて、強火で5〜6分蒸すか、電子レンジで焼いて、冷めてからホワイトリカーに漬け込む。無し過ぎ無い、焼き過ぎ無い事。
【用い方】
非常に優れた効力が有る大蒜だが、必要以上に摂取すると貧血に成ったり、肌荒れの原因と成ったり、腸内に存在する身体に有益な大腸菌を殺して仕舞ったりする事が有る。特に空腹時に摂ると其の反応が強く起きるので、就寝前に飲む様にする。1年以上熟成した物でも臭味が有るので、朝因りは夜に飲んだ方が良い。
一日に盃3杯位が適量で有る。其の儘では飲み難い時には梅酒と混ぜて水割りにしたり、檸檬汁と蜂蜜を加えてカクテルにしたりすると良い。
酢茗荷椎茸
薬効=高血圧、神経痛、動脈硬化、強精、疲労回復。
作り方
@茗荷30個を水で洗う。
A笊に並べ、サッと熱湯を掛ける。
B天日干し椎茸6枚を適当に細かく切る。
C広口瓶に茗荷と天日干し椎茸を入れ、ヒタヒタに成る程度酢を加える。
D10日すれば食べられる。
※熱湯を使うのは表面の消毒と、酢に浸かり易くするのが目的。中迄熱を加えると茗荷の有効成分が壊れてしまう。保存は冷蔵庫に入れて置き、朝晩茗荷を1個ずつと椎茸を適当に食べる。
茗荷のアルファピネンと言う茗荷の香りの元で有る精油成分に、血管を拡張し、血液循環を促進する作用が有る。痛みの原因と成って居る神経の周りの鬱血を取り除く為神経痛が消滅する。又、アルファピネンが大脳皮質を刺激して、性欲を喚起する。
酢は血管へのコレステロールの沈着を防ぐ作用が有る。又、含まれて居るクエン酸は、エネルギーを消費すると体内に乳酸が生じ、蛋白質と結び付き疲労物質に変化する(此の仕組みを「クレプスサイクル」と呼ぶ。)此の乳酸を分解させる作用が有る。乳酸が筋肉に溜まると、其の箇所が堅く成り神経痛が発生しやすく成る。又、乳酸の前段階物質で有るピルビン酸には神経を麻痺させる作用が有り、体内で円滑に処理され無いと神経痛等のトラブルを引き起こす引き金と成ってしまう。クエン酸は此のピルビン酸に対しても、乳酸に対してと同じ様に分解する働きが有る。
天日干し椎茸に豊富に含まれるビタミンB3は、精力を増強する働きを持つ。
「身体の浄化と回復」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
精力増強のビームライトバーコード(1999.8.26.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
8月9日
仙骨部位痛
月経時や下腹部痛の時に仙骨部位痛訴える人が居る。其の原因は下腹部の冷えで有る。下腹部の血行を促進させれば消滅する。犬歩きを遣ったり、冷却パックで下腹部を冷やすと良い。其の人は冷え性だから食事は身体の温まる物を摂り良く運動する。
「身体の浄化と回復」、「冷え性」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
仙骨部位痛のビームライトバーコード(1999.8.10.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
8月7日
貧血
貧血とは造血機能が阻害されて、血液中の赤血球が少無く成る病気で有る。其れ自体は軽視されがちで有るが、多くの婦人科疾患の根底に横たわる疾病で有る。現代医学や現代栄養学では、増血剤と鉄剤を処方箋され、レバーや菠薐草を沢山食べる様に指導される。然し、昔の栄養失調型貧血ならいざ知らず、現代の栄養(蛋白質)過剰型貧血では殆ど効果が無い。又、公害物質が蓄積したレバーや化学農法で育った鉄分の殆ど含まれて居無い菠薐草では、貧血治しに役立つ所か、一層血液を汚す事に成る。玄米菜食で思い切った減食をして、造血機能を活発にする事が決めてと成る。
赤血球は唯単に肺から取り入れた酸素を全身組織に届け、替わりに炭酸ガスを体外に排出すると言う働きだけで無く、体細胞に発展して行くと言う非常に重要な役割を担って居る。貧血状態では組織呼吸も充分で無く成り、老廃産物が滞り、全身の生理機能が低調と成る。特に脳や腎臓等は高い標準で血液量が確保され無ければ行け無い重要な臓器で有り、貧血が進めば重大な障害を受けかね無い。
貧血の症状としては、全身的な倦怠感、食後の胃腸の不快感、頭痛や肩凝り、動悸、夏バテや冷え症等が一般的で有る。女性では、生理不順や生理痛、苛々、不妊症や流産・早産等、婦人病の温床と言われる所以で有る。
現代の貧血の特徴を一言で言うと、蛋白質がダブ付いて居るのに赤血球が作られ無いミネラル欠乏症の貧血で有る。
其の大きな原因として
第1に上げられるのが胚芽の欠乏症で有る。巷には有りと有らゆる食品が氾濫して居るが、其れ等の殆どが肉類と精白食品の組み合わせ。白米、白パン、饂飩、ラーメン等の精白食品は皆ミネラル欠乏食品で有り、幾ら蛋白質だけ有っても健全な血球は作られ無い。此の様な患者に胚芽を充分に与えると、貧血症状は見る見る内に好転して行く。貧血には鉄分だけを投与しても殆ど効果が無い。胚芽に含まれる種々のミネラル(鉄も含む)が総体として造血に関与して居る。尚、ミネラル補給だけで無く、ミネラル泥棒で有る白砂糖、及び、甘い物も極力避ける。カルシウム等を奪うばかりで無く、穀物食で重要なビタミンB群を消費して仕舞うからで有る。葉緑素は血液素の原料と成る。
第2に、造血に必要な素材として重要なのは青野菜に含まれる葉緑素で有る。葉緑素のポリフィリン構造は血色素と殆ど同じ様な構造をしており、此が腸壁から吸収され、幾つかの段階を経て中心金属がマグネシウムから鉄に置換されると考えて良い。腸の壁1枚を隔てて、緑の世界が赤の世界に変わって行くので有る。血色素の中心金属で有る鉄は、全身の組織の内でも腸絨毛組織にフェリチン鉄として重点的に存在して居る。血液は腸で作られると言う腸造血説の有力な傍証で有る。又、葉緑素は優れた浄血作用を持ち、肉食過剰に因り汚れた血液性状を速やかに正常化する。但し、貧血で陰性体質の人には生野菜は禁物で有る。自家栽培の野菜を御浸し、或いは、野菜炒め等に調理して食べると良い。
貧血改善には整腸が前提と成る。自家栽培の菠薐草、小松菜、パセリ、セロリ等には鉄分と葉緑素が豊富に含まれて居る。又、ビタミンCは赤血球の生成に関係する葉酸を活性化する。味噌汁(豆味噌)に蜆や浅蜊等の具を入れる。朝鮮人参を煎服、又は、人参エキスを摂る。枸杞、蓬、波布草、河原艾(カワラヨモギ)等を煎じて茶代わりに飲む。
女性は、生理や妊娠、子宮筋腫、子宮内膜炎等婦人系の病気等で出血する事が多い為に貧血症が多い。
血液は赤血球、白血球、血小板等で構成されて居る。そして、此の赤血球の中にはヘモグロビンと言う色素が在り、体内に酸素を運ぶ大切な役割をして居るのですが、出血に因って此のヘモグロビンが減少した為に起こる酸欠状態を貧血と言う。貧血の大半はヘモグロビンを造る為の鉄分が不足して成る鉄分欠乏性貧血症です。
全身が怠く成る、肩が凝る、頭痛や目眩がすると言った症状の他に、酸欠状態を解消しようと心臓が早く動くので、動悸がしたり、呼吸が速く成ったり息切れがしたりする。此が長期に成ると、爪が反り返ったり、口内炎に成ったりし、舌がツルツルに成って物が辛く感じる様に成る。又、食道が細く成って喉に引っ掛かり易く成る。硬い物を無性に食べたく成る等の症状が現れる。此の様な症状を見過ごして居ると何時の間にか慢性化し、他の病気にも気付か無く自律神経失調症を兼ねて気付いた時には重病に成って居る等と成り兼ね無い。
菠薐草や鹿尾菜等には鉄分が多く含まれて居るが、ビタミンCは此の鉄分の吸収を促進させる作用が有る。
貧血には、鉄欠乏性貧血の他、再生不良性貧血、溶血性貧血等が有る。
身体の警告として、
@毎日毎日が身体が怠い。
A肩や首が何時も凝って居り、時に頭痛や動悸が有る。
B朝なかなか起きられ無い。
C爪が反り返って居る。
D階段を歩いて昇っても息切れがする。
E顔色が悪い。
F立ち眩みや目眩がする。
G枝毛や抜け毛が多い。
H口内炎が良く出来る。
I物を飲み込む時、喉に引っ掛かり易い。
生命維持とは、体の内部で絶えず激しい物質の代謝が行われて居ると言う事で有る。新しい物が生じ、古い物は死滅し、其の間にバランスが取れて居る。血液とて例外では無い。人間の赤血球は核が無いから、其れ自体、分裂・増殖する事は出来無い。骨髄で作り上げられる赤血球は120日の寿命で有る。一日に2億個の赤血球が死滅し、其れを補う為に新しい赤血球が誕生する。こうした生と死の目まぐるしい変転の上に生命が営まれ、赤血球の生産と死滅の調節機構が正しく働いて居れば健康で有る。しかし、何らかの原因で赤血球の生産が其の死滅を補い切れ無く成ると。血液の絶対量が減少して貧血に成る。
貧血とは、血液が薄く成る事で、赤血球が減ったり、血液の最も大切な成分ヘモグロビンが減少したりする。赤血球の数は余り変わら無いのに、各赤血球に含まれるヘモグロビンの量が減って来て貧血に成る事も有る。酷く成ると、顔色は蒼白く成り、爪の色も白く、唇や瞼の裏も白っぽく成る。疲れ易く、動悸、息切れがし、目眩や足の浮腫が出る事も有る。
貧血と血圧とは直接の関連は無い。貧血は血液の内容の問題で有り、血圧は血液を循環させる血管の問題で有る。しかし、怪我等で出血し、急速に高度の貧血に陥ったりすると血圧が低下し、ショック状態に陥る事が有るが、逆に高血圧に貧血を合併する場合も少無く無い。色の白い人等では、見掛け上貧血の様に見えて、実際には正常で有ったりする。此の様なのを仮性貧血と言うが、貧血なのか正常なのかは血液検査をしなければ成ら無い。
貧血の原因は、ヘモグロビンの重要な構成成分で有る鉄分の不足。特に定期的な出血を強いられる女性や、痔を患って居り毎日少しずつ出血する人は貧血に成り易い。又、食物から摂る鉄分が不足して居ても貧血に成り易い。骨髄で赤血球を作り出す能力が低下しても同様で有る。貧血の中では最も多いのが鉄欠乏性貧血で有る。其の他、結核やリウマチ等慢性の病気に続いて起こる貧血、白血病、再生不良性貧血等の重大な血液の病気から来る貧血、癌等の悪性腫瘍に因る二次的な貧血、腎臓や肝臓の慢性病から来る貧血等が有る。
レバーや菠薐草、そして、海苔や海藻には鉄分が多い。水前寺海苔等は特に鉄分が多い。浅蜊、蜆、牡蠣等の貝類、目刺し等の小魚にも鉄分は多い。鰹の血合い等は血液の固まりの様な物で有る。又、牛肉因りはマトン(羊肉)の方が鉄分が多い。緑色野菜は概して鉄分が多く、緑色の成分クロロフィルは、構造がヘモグロビンに似て居る。ヘモグロビンは鉄を含んだ蛋白質で、貧血には蛋白質の摂取も忘れては成ら無い。
鉄分の体内への吸収をビタミンCが促進する。鉄は肝臓に貯蔵される。食後に直ぐに御茶やコーヒーを飲むと、鉄がタンニンと結合して吸収され無く成るので、貧血の人は食後1時間は飲ま無い方が良い。
転地、日光浴、食事、運動、休息等、全身状態を良くする事は、造血機能を高める上で極めて有効に作用する。
鉄欠乏性貧血
貧血にも色々種類が有るが、中でも多いのが鉄欠乏性貧血で有る。体内の鉄分は現代の食事では不足しがちで有る。爪を診ると、凸凹やギザギザに成って居れば鉄欠乏性貧血の症状と言える。
貧血は、月経の有る女性に多いと言われるが、男性にも居る。動悸、息切れ、立ち眩み、目眩、頭痛、疲れ易い、良く居眠りする等が挙げられる。加えて、低血圧、冷え症等の症状を訴える。全て、酸素欠乏症で有る。年を重ねるに連れて、心臓病、下肢の痛み、惚け等が表れる事が多い。
身体に鉄分が不足すると血液の中に酸素を取り込む量が減少する。其の結果、エネルギーの燃焼効率が低下し、其れに伴い身体の動きが低下し、結果、エネルギーを送り届ける血液の流速が低下し、最後には血液量の減少と成る。
貧血の人は蒼白い顔をして、赤味が足り無い状態なので、赤黒い食物を摂れば良い。即ち、小豆、黒豆、黒胡麻、プルーン、野菜でも菠薐草、小松菜等色の濃い野菜には鉄分が多く含まれて居る。海藻も鉄分の宝庫で有る。又、海藻、海老、蟹、烏賊、蛸、貝、牡蠣等磯の物は「海」の化身で有るので、鉄を始め、銅、コバルト等造血に必要なミネラルを存分に含んで居る。
<治療>
@御飯には胡麻塩を振り掛けて食べる。
A100g中の鉄分含有量は殆どの野菜で1.0r以下で有るが、菠薐草が3.7g、パセリに至っては9.3rと豊富で有る。因って、サラダには、パセリや海藻を入れて食べる。又、パセリは、生食で無ければ行け無い。菠薐草を湯掻いて、胡麻油で炒めて食べる等を心掛ける。特に、鉄分の吸収にはビタミンCが必要なので、ビタミンCを併せ持つパセリ、菠薐草は貧血改善食として適して居る。
B魚では白身因り、鰹の色合い等、矢張り赤身の部分に鉄が多く含まれて居る。肉では羊肉は鉄含有量が多い。レバーは赤黒いので、鉄分の宝庫で有る。韮にも多く含まれるので、レバ韮炒め等は大変良い。
Cアルコールでも赤ワインの中には鉄分が多いので、酒好きの人には格好の貧血改善薬で有る。
D乳製品等の「白い物」は、鉄含有量が極端に少無い。白砂糖因り黒砂糖、饂飩因り蕎麦、白胡麻因り黒胡麻と言う様に「黒い物」に鉄は含まれて居る。
E野菜ジュースは、人参、林檎、菠薐草、パセリと緑黄野菜を基本として飲む。
F鹿尾菜、若布等、「黒い」海藻にも鉄分は多いので、鹿尾菜の炒め物や若布の味噌汁を常食すると良い。
G運動を行い筋肉を鍛え発達させると鉄分の保持が出来る。
低血圧症でフラフラしたり、体力、気力の無い状態を「貧血」と表現する人が居るが、低血圧と貧血は違う。貧血は、赤血球が少無い状態で有る。但し、漢方の陰陽論で言うと両方共陰性の状態なので、対処の方法は殆ど同じで有る。
貧血の人は蒼白い顔をして、赤味が足り無い状態なので、赤黒い食物を摂れば良い。即ち、小豆、黒豆、黒胡麻、プルーン、野菜でも菠薐草、小松菜等色の濃い野菜には鉄分が多く含まれて居る。海藻も鉄分の宝庫で有る。又、海藻、海老、蟹、烏賊、蛸、貝、牡蠣等磯の物は「海」の化身で有るので、鉄を始め、銅、コバルト等造血に必要なミネラルを存分に含んで居る。
<治療>
@御飯には胡麻塩を振り掛けて食べる。
A100g中の鉄分含有量は殆どの野菜で1.0r以下で有るが、菠薐草が3.7g、パセリに至っては9.3rと豊富で有る。因って、サラダには、パセリや海藻を入れて食べる。又、パセリは、生食で無ければ行け無い。菠薐草を湯掻いて、胡麻油で炒めて食べる等を心掛ける。特に、鉄分の吸収にはビタミンCが必要なので、ビタミンCを併せ持つパセリ、菠薐草は貧血改善食として適して居る。
B魚では白身因り、鰹の色合い等、矢張り赤身の部分に鉄が多く含まれて居る。肉では羊肉は鉄含有量が多い。レバーは赤黒いので、鉄分の宝庫で有る。韮にも多く含まれるので、レバ韮炒め等は大変良い。
Cアルコールでも赤ワインの中には鉄分が多いので、酒好きの人には格好の貧血改善薬で有る。
D乳製品等の「白い物」は、鉄含有量が極端に少無い。白砂糖因り黒砂糖、饂飩因り蕎麦、白胡麻因り黒胡麻と言う様に「黒い物」に鉄は含まれて居る。
E野菜ジュースは、人参、林檎、菠薐草、パセリと緑黄野菜を基本として飲む。
F鹿尾菜、若布等、「黒い」海藻にも鉄分は多いので、鹿尾菜の炒め物や若布の味噌汁を常食すると良い。
G運動を行い筋肉を鍛え発達させると鉄分の保持が出来る。
手当
1.玄米は動脈硬化を防ぎ、血行を良くするので、心臓機能を高め、循環器系の病気に卓効が有る。又、鉄、リン、カリウム、マグネシウム等のミネラルやビタミン類を豊富に含有して居るので、貧血の人は緑色野菜と供に食べれば、大きな効果が期待出来る。
2.薩摩芋の白芋を一回量100gを其の度擂り卸し一日2〜3回飲む。造血機能を促進させる働きが有る。薩摩芋の品種では特に白芋が良いが、白芋が手に入ら無い場合は、普通の芋で成るべく脂の多い品種の物を選ぶ。
3.梅干しと一緒に漬けた紫蘇を、毎日少しずつ食べて居ると、貧血に良く効く。
4.ちしゃをサラダ、味噌和え、御浸し等にして常食すると効が有る。
5.人参を主とした野菜スープは、食欲を増進させ、体力を付ける。血行を良くするので、爪哇薯、玉葱と供に副食物として常食すると効が有る。
6.人参ジュースを飲む。
7.菠薐草を食べる。葉緑素が血液造りに効果が有る。
8.大きな梅干しなら1個、小さければ2〜3個を湯飲みに入れて突き潰し、其れと同等の量の古式醤油を加えて、其れに熱い三年番茶を注ぎ、良く掻き回して飲む。此の梅醤番茶は、胆石症の痛みを去り、又、食べ過ぎや飲み過ぎで胃腸を壊して食欲が無い時や、貧血にも著効が有る。
9.泥鰌の丸ごと(頭と内臓は除いた方が良い)を包丁で細かく切り叩き、更に擂鉢で擂り、此に味噌と砂糖と小麦粉少々を入れて擂り、団子に丸めて煮る。煮汁は酒、醤油、砂糖少々で。
10.熱い番茶に生醤油を少量垂らして飲むと、胃腸、貧血に効く。又、此に梅干しを潰して入れても良く、新陳代謝を盛んにして疲労回復にも効き目が有る。
11.苺を其の侭生食する。
12.梅干しをどろどろに潰して少しずつ内服する。
13.柿の若葉を適当に刻み、陰干しにして柿茶を作り、常用する。
14.南瓜を食べる。鉄分が多く増血作用が有る。
15.キャベツの生葉を良く噛んで食べる。キャベツに含まれているクエン酸、コハン酸、リンゴ酸等の有機が消化酵素に作用して老廃物の分解が促進され、血液の浄化によって腸内の異常発酵を防止し、肝臓機能も強化される。
16.コンフリーの生葉の青汁を杯に一杯飲む。
17.コンフリーの乾燥させた葉を御茶の様にして飲む。
18.コンフリーの生葉を天麩羅、油炒め、御浸し、胡麻和え等、色々に調理して食べる。
19.春菊スープを飲む。
20.生姜を卸して、三度の食事の御菜に、ほんの少しずつ食べる。
21.芹料理を作って食べる。
22.芹ジュース(青汁)を作って飲む。
23.芹茶を作って常用する。
24.豆乳を飲む。
25.とまとを食べる。葉酸を含み、造血を盛んにするので、貧血の防止に役立つ。
26.蓮の葉、根、茎を刻んで蓮根粥を作る。
27.蓮の種子を炒って食べる。
28.蓮の果実を刻み煎じて服用する。
29.蓮根団子を食べる。葡萄の果汁を絞り、其れに蜂蜜を適宜加えて飲む。
30.蓮根を卸して搾った汁を、毎日盃一杯ずつ飲む他、卸した物を味噌汁に入れる等、副食物としても努めて食べる様にすると効果が有る。成分中に鉄が含まれているからで有る。
31.三つ葉を食べる。造血作用と供に血液をアルカリ性にし、循環を促進する。
32.蓬茶を作って飲む。
33.蓬の青汁を飲む。
34.蓬エキスを飲む。
35.韮を常食する。
36.南瓜、人参、刻み大蒜をサラダオイルで炒めて食べる。
37.菠薐草には清血の効が有り、葉肉部には鉄分やビタミン群(特にビタミンAとC)が多量に含まれているので、貧血症の人、子供や老人や病人には補血強壮の効果が有る。又、カルンウムやカロチンも沢山含まれているので、貧血の他食欲増進や消化不良にも効く。便秘の人には程良く通じを付け、腎臓病にも良い。
38.蜆エキスを飲む。
39.黄蘗(キハダ)肉樹皮を煎じて服用する。
40.菖蒲(ショウブ)の茎、根を煎じて服用する。
41.レバーの丸球を一日3粒飲む。
42.葡萄の果汁を絞り、其れに蜂蜜を適宜加えて飲む。
43.牡蛎を食べる。
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貧血のビームライトバーコード(1999.8.7.UP)
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8月6日
打撲や火傷、打ち身、捻挫等
コーラ湿布を行うと速効が有る。ひょうんな事から思い付いて時に使用するが非常に効果が有る。外出した時に受けた障害は、救急を要する時が有る。日本はやたらとそこら中に自販機が有り、其の中には必ずと言って良い程コーラが有る。
8月5日
腰痛
腰に障害が有ると行動の自由を奪われるから、生活上大変な不具合が生じる。背骨、そして、腰部に異常が起き易いのは、直立歩行して居るからで有る。然し、全ての人が腰痛症を起こす訳では無いから、其其の生理機能の良し悪しが大きい。体質の問題で有る。
腰痛症を引き起こす原因は、
@背骨の障害に因って起こる場合=背骨は26個の椎骨が繋がって脊柱を作って居る。だから、背骨には柔軟性が有り、身体を自由に曲げたり、動かしたり出来る。其の骨と骨の間に椎間板が有る為、其の働きをスムーズにすると共に、衝撃吸収の役目も果たして居る。障害は、此の椎間板に多く現れ易い。其の代表が椎間板ヘルニアで有る。椎間板ヘルニアは、椎間板が押し潰されて外へ飛び出して仕舞う物で有る。椎骨と椎骨が圧迫される事に因って其の様な結果に成る。又、神経も圧迫される。
其の他に、骨其の物が老化変性する場合、背骨を支えて居る筋肉や靭帯が萎縮する事に因っても起こる。
痛みの現れ方も、急性に現れる場合と、徐々に現れる場合とが有る。急性に現れる物は、通称ぎっくり腰と言われる。身体を一寸捻ったり、一気に重い物を持ち上げたりする時に起こる。だが、此の場合も衝撃が加えられたのは単に切っ掛けに過ぎ無く、大抵は腰部組織の脆さが真因に成って居る。
筋肉が老化して居たり、血管や神経の周りに軽い炎症が起きて居たりすれば、強い刺激が加わわったりして、急性に腰痛が起こる訳で有るが、例え、其の様な事が無くても何時かは起こす事に成る。
現代では、若年層に腰痛が激増して居る。又、壮年期の人でも、相対的に身体を使う事が少無く椅子に座って仕事をして居る人に多く腰痛が診られる。此は、腰部組織を老化させる条件が備わる事が原因と成る。其の最大の原因は、肉を多食したり、インスタント食品を偏食したりして、血液性状が混乱して、体質が弱体化して居る事に有る。其れに加えて椎間板に負担を掛ける様な体位を多く取って居る事が拍車を加えて居る。
A内臓の障害に因って起こる場合=腸や腎臓に炎症が起こると神経を介して痛みは腰部に現れ易い。風邪を引いた時に腰の怠さや痛みが出易いのも、風邪の本体が腸機能の乱れに有るからだ。
女性に腰痛が起こり易いのは、男性と異成り、骨盤内に子宮や卵巣等の内性器が有り、此等に分布する血管も複雑で、ホルモンや自律神経の影響を受けて、充血や鬱血等を起こし易い為に、腰部の血流障害を起こし易いからで有る。冷房で足腰を冷やし過ぎた場合や冷え症等で腰痛が起こり易い理由も、其れと同様で、内臓部に鬱血を起こすからで有る。更に、糖尿病でも腰痛は良く起こる。此は代謝異常に因って、特に腰部組織への異常刺激が加えられるからで有る。何れにしても、内臓障害を起こす根本原因は誤った食生活に因る血液性状の混乱に有る。
玄米菜食の正しい食生活を行えば、特別な局所療法をしなくても治って仕舞う事が多い。此の逆に、誤った食生活をした儘、色々な治療法をしてもなかなか効果が上がら無い。
身体の老化を防止し、炎症体質を治す。腰痛の本体は、老化や炎症で有る。外部からの衝撃は誘因に過ぎ無い。又、肥満を解消する事。
大根卸をガーゼに包んで患部に貼る。辛味の強い物程効果が有る。大根干葉を風呂に入れて入浴する。里芋の擂り卸しに1割の大蒜卸しを加え、小麦粉を混ぜて固めに練り、患部に貼る。里芋の擂り卸しに1割の彼岸花の球根卸しを加え、小麦粉を混ぜて固めに練り、患部に貼る。生姜を皮ごと刻んで煎じた熱い汁に、タオルを浸し絞って患部に20分位湿布する。冷めたら、熱いタオルと直ぐに交換する。蓬の葉茎を煎じて飲む。蕎麦掻きを毎日食べる。松葉の煎汁を風呂に入れ、入浴する。どくだみを濃く煎じた汁を風呂に入れ、入浴する。桑茶、蓬茶を茶代わりに飲む。
副食として、梅干し、味噌、大根卸し、檸檬、黒豆、葱、南瓜を積極的に摂る。
急性仙腸関節変位(ぎっくり腰)
主に内臓の不調に因って起こる。腹腔内の秩序が急変した事が原因する。特に腸の不調子を反映して、骨を支えて居る筋肉や靱帯が弛み骨盤の秩序が急性に崩壊した結果だと思われる。
一寸した切っ掛けで発生する。「魔女の一撃」と言われる様に此の激痛に襲われたら動け無い。
身体の警告として、
@食生活が不規則で有る。
A慢性の腰痛持ちで有る。
B特に運動不足で有る。
椎間板ヘルニア
椎間板は椎骨と椎骨の間に位置し、線維輪の中央にゼリー状の髄核が在る。此の髄核は殆どが水分で、乳児の頃は約88%で、年齢と共に水分量が低下し、20歳前後には80%、70歳位には70%に減少してしまう。此の髄核が椎間板に掛かる力を均等に配分して居る。椎間板ヘルニアとは椎間板内の髄核が線維輪の断裂口から突出してしまった状態の事を言う。此の突出した髄核は時間と共に骨化してしまう。
椎間板ヘルニアの腰痛は、突出した髄核の骨化した物が脊髄神経を圧迫して痛みが出るのでは無く、椎骨と椎骨が圧迫された為に其の部位の脊髄神経も圧迫を受けて血行不良を起こした為に発生する。椎骨が圧迫されて傾いた方向に圧迫率が増し、脊髄神経根から前枝、後枝、交感神経幹へと痛みが広がって行く。ヘルニアを起こして骨化した物が脊髄神経を圧迫して痛みが出るのでは無い。何故ならば神経は上下に逃げるからだ。
怖いのは、知覚麻痺、運動障害を起こしてしまう事が有る。予防法は、腹直筋、背筋をバランス良く鍛える事だ。
身体の警告として、
@ぎっくり腰を何度も経験して居る。
A腰痛の他に足にも痛みや痺れが在る。
B咳や嚔をすると痛みが酷く成る。
C重い物は膝を突っ張って持ち上げる。
D腰椎を後方から鉄槌拳で殴打すると、腰椎の中心部に痛みが在る。
腰痛
腰痛は下肢・腰の筋力の衰えから来る老人性(最近では20代の人でも運動不足で同様の症状は有るが)の腰痛と、下半身が冷えて血行が悪く成り、所謂古血(血の道症)の1つの症状として起きて来る腰痛が有る。然し、何れも、腹部の異常が原因で有る。
痛みは「冷」と「水」が主因なので、温める事が大切で有るが、日頃、努めて歩く事(出来れば一日10,000歩を目標とする)、牛蒡、人参、蓮根、葱、玉葱、山芋等の根菜類をしっかり食べる事が大切で有る。
<治療>
@蓬生姜風呂、大蒜風呂、塩風呂等に入り身体をゆっくり温める事。
A生姜湿布をすると良いが、簡単な方法として、生姜や大蒜を擂り卸して布に伸ばし、痛む所に貼り付けても良い。
B日中温湿布を痛む所に貼り付けて置く。
C風呂でスクワット・背筋・腹筋・腕立て運動をして身体を鍛えながら、老廃産物の排出に努める。
D人参、玉葱、緑黄野菜を基本とした野菜ジュースを飲む。
E大根干葉湯で腰湯をする。
F山芋酒を就寝前に飲む。
腰痛
1.乾燥させた薇(ゼンマイ)の煎じ汁を御茶代わりに飲むと、腰の痛みを和らげる効果が有る。
2.損傷した腰痛には、冬瓜の皮を焼いて粉末にし、4〜5g位ずつ酒で飲むと効が有る。
3.性の残る程度に焼いた陳糸瓜の、粉末10gを湯飲み茶碗に入れ、熱く燗をした酒を注ぎ込んだ物を飲むと、驚く程効果が有る。
4.蓬の葉と茎を布の袋に入れ、浴槽に浮かせて沸かすと良く温まる。風呂上がりに煎じ汁を飲めば、一層効果が有る。
5.酷い腰痛の時は、胡桃を殻ごと火中に入れて焼き、中の実だけを5〜7個位噛み、焼酎で飲み下すと、たちまち痛みが止まる。
6.山椒の葉、果実の煎じ汁で湿布する。
7.生姜油を患部に擦り込む。
8.菫(スミレ)の全草を擂り潰して、酢を少々加えて練り、和紙に伸ばして患部に貼る。
9.乾燥した木賊を煎じて飲む。
10.乾燥した韮の種子を、一回量30〜40粒、其の侭水で飲む。
11.包の木(ホオノキ)の乾草した果実1〜2個を砕き、煎じて飲む。
12.石蕗(ツワブキ)の生葉の揉み汁をガーゼ等に浸し、患部周辺を湿布する。
13.木天蓼(マタタビ)の葉、茎、実全部を風呂に入れる。
14.零会子(ムカゴ)を軽く潰して酢に浸けて貼る。零会子が乾いたら貼り替える。
15.五加(ウコギ)酒を1日盃3杯をめどに飲用する。
16.五加の葉・茎と干して煎じて飲む。
17.紅花の干した花を煎じて飲み、飲用後は風呂に入れる。
18.大蒜風呂に入る。
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8月4日
日焼け
太陽は悪戯者です。日光に当たり過ぎ無い。
嘗て、海や山で太陽の日差しを浴びて肌を褐色に焼く事が、健康の象徴で有るかの様に言われた時期が有った。所が、最近では、紫外線が皮膚に有害で有る事が解って、肌の焼き過ぎは成る可く避けた方が良い。身体に一番有害な紫外線が降り注ぐ時期は7月の終わりから8月の始めです。特に其の時期は日光に当たり過ぎ無い様に。
紫外線で焼けた肌は、一種の火傷の状態に有る。炎症が続くと、細胞の遺伝子が傷付けられ、癌を誘発する可能性も高い。
人種的に見ると、紫外線に過敏に反応するのは、メラニン色素の少無い白人で、熱帯地方にすむ白人には皮膚癌や悪性黒色腫が多いと言われる。其れに比べると黒人はずっと紫外線に強く、日本人も黒人並みに耐性が有る。其の為、我が国では比較的、皮膚癌や悪性黒色腫が少無いのですが、真っ黒に日焼けする程肌を焼く事は、成る可くなら避ける。
日焼けとは太陽が実際に皮膚を焼く事、詰まり、太陽に因る火傷で有る事を知ら無い人が多い。酷く焼ければ皮膚が破け、感染を受け易く成る。
太陽に当たって仕舞うと、もう予防には手遅れで有る。其の場合に、
1.胡瓜を擂り卸して患部に塗る。
2.馬油を患部に塗る。
3.アロエベラゲルを一日3〜4回塗る。
アロエ
ユリ科
花言葉=迷信。
別名=医者要らず、医者殺し。
薬効=便秘、便秘に伴う慢性胃炎や胃痙攣、胃病、消化促進、整腸、通経、高血圧、動脈硬化、脳卒中の後遺症、火傷(第一度火傷)、喘息、痰切り、神経痛、浮腫、皹(ひび)、皹(あかぎれ)、下剤、通経、湿疹、日焼け、レントゲン焼け、癲癇、引き付け、癇の虫、巴豆の中毒。
薬用部分=葉。
採取時期=通年。
調製法=生、天日乾燥、熱処理。
成分=アロエは200種も有るが、薬用にするのは4種類程です。我が国で見られるのはキダチアロエと言う。背が低く、肉の厚い葉を持つ多肉低木状草本で、葉の縁には棘が生えて居る。
生薬として用いられるアロエは、葉其の物では無く葉から出る液汁を集めて乾燥させ、固めて飴の様にした物で有る。日光で固めた製品(日干し品)は不透明で肝色アロエと言い、熱処理で固めた物は透明アロエと言う。
バルバロイン、アロエアルボナサイド、タンニン質、アロエ・マンナン、アロイン、アロエ・エモジン、アロミチン、葉緑素、サポニン、アミノ酸、酵素、植物ホルモン。
用法
便秘、便秘に伴う慢性胃炎や胃痙攣、胃病、消化促進、整腸、通経、高血圧、動脈硬化、脳卒中の後遺症=葉一枚を一日量とし、卸し器で卸し、其の汁を飲ませる。
火傷(第一度火傷)=@直ぐに水で冷やし、生汁を塗る。
A直ぐに水で冷やし、果肉を貼る。
喘息、痰切り、癲癇、引き付け、癇の虫=生汁を盃1杯程飲ませる。
下剤、通経、巴豆の中毒=生汁コップ1杯をとろ火で半量に成る迄煎じて飲ませる。
胃病、浮腫=葉を細かく刻んで、御茶として飲む。
神経痛=葉を擂り卸した物を布に付けて、痛む所に貼り、乾いたら取り替える。痛みも熱も取れる。しかし、冷えて痛む様な所には貼らない方が良い。
浮腫、皹(ひび)、皹(あかぎれ)、湿疹、日焼け、レントゲン焼け=葉のヌルヌルした液を塗り付ける。
人参風呂
薬効=雀斑の手当、染みの予防、紫外線で傷めた肌の回復。
※日焼けの応急法は生人参卸を使用する。
調理の際に剥いた皮や先端を捨て無いで集めて冷蔵して置く。纏まった所で布袋に入れて湯船に入れる。顔や気に成る所を繰り返し布袋で洗う。雀斑は紫外線が発現を促すが、くっきり出る前なら消える。
染み・雀斑
日焼け等で皮膚の組織やDNA(デオキシリボ核酸)が傷付くと、普通は其れを修復する酵素が働くが、色素性乾皮症の人は遺伝的に其の酵素が少無い。だから、弱い日光に因っても皮膚炎を起こし易く、20歳代でも皮膚癌に成る確率が高い。
染み・雀斑は、内臓疾患や妊娠、避妊薬、ストレス等に因るホルモンの異常が原因で起きるが、此は一時的な物で、避妊薬の試用を止めたり、出産を終えれば自然に治る。
化粧品、シャンプー、整髪料、ホルモン剤等も原因と成る。
「身体の浄化と回復」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
日焼けのビームライトバーコード(2000.5.7.UP)
※紫外線対策、体表、及び、皮下の脂と水の流れを加速。
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