5月中旬のページ
5月18日
リンパ節に「一条の光」
身体の大きなリンパ節は、頸部・腋窩部・鼠蹊部の三箇所に左右に二箇所ずつ有る。其してリンパ節の親玉みたいのが脾臓で有る。
血液の中から、固体成分を除いた液体を血漿と言うが、リンパ液は同じ物で有る。元々毛細血管から血漿が身体の組織に染み出しリンパ管に流れ込んだ物をリンパ液と言う。リンパ球は、骨髄と脾臓で造られ、毛細血管の薄い壁を通り抜けた白血球の仲間で有る。其れはリンパ液に混じって移動し、
@侵入微生物の織別。
A抗体を出す。
B侵入微生物の記憶をする。
C記憶を遺伝する。
と言う能力を持ち、外部から悪い微生物が侵入して来た時、抗体と言う化学物質を出して、其の微生物の周りを取り囲ませ、同じ仲間の「好中球」に食べて貰うと言う仕事をする。
リンパ節は、
@リンパ液の濾過作用。
A抗体を造る。
Bリンパ球を成熟させる。
と言う役目が有る。
以上に記した様に微生物の侵入等に於いては素晴らしい働きをする器官で有る。病気の原因は「万病一元血液循環不良」なのだから、血液循環不良を起こして居ると言う事は、リンパ液の流れも当然循環不良を起こして居る事に成る。又、各部の痛み等の疾患に於いても同じ様に循環不良を起こして居る。例えば、腰痛とか、打撲等に於いても同じ事で有る。
治療法は、頭部・頸部の疾患に於いては、頸部のリンパ節。横隔膜より上の胸部・背部と上肢の疾患に於いては、腋窩部のリンパ節。横隔膜より下の腹部・背部・腰部・臀部・下肢の疾患に於いては、鼠蹊部のリンパ節。と言う様に、
@患部と患部に近いリンパ節。
A患部に近いリンパ節同士の左右。
B@Aと脾臓。
@ABを組み合わせて、24角と12角のビームライトシールを貼り其の上からBRのビームライトを照射し「一条の光」を成立させる。
「身体の浄化と回復」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
頸リンパ節癌のビームライトバーコード(1999.5.18.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
5月17日
「ビームライト奇経療法」のページに奇経区域のビームライトバーコードを発表致しました。愁訴の部位に合わせて簡単に自己治療、他者治療が行えます。
5月16日
甲状腺
甲状腺の事をラテン語ではチロイド腺(英語ではサイロイド腺)と言う。此は、1646年に英国医師ワートンに因って名付けられた。唯、ローマ帝国の侍医ガノレスが、既に「喉仏」に甲状軟骨と言う名を与えて居るので此が最初で有る。チロイドのルーツで有るチレオスとは、扉の代わりにした大きい石、扉形の顎から踵迄覆う長方形の楯と言う意味で有る。「解体新書」には鎧の形をした腺と言う意味で、「甲様機里爾」と一言書かれて居る。
甲状腺は、喉仏の少し下の方に左右に有って中央で橋を渡した様にくっ付いて居るが、甲状腺が最初医学的に関心を持たれたのは、バセドー病の為で有った。バセドー病とは、甲状腺が腫れ、眼球が飛び出して来て、心臓の動悸が酷く指の先が細かく震え、神経が過敏に成る病気で、物質の代謝は高まり、過食で有るが痩せて来る。従って皮膚は温かく柔らかで汗ばんで居る。そして、感情的で精神が安定せず、浮き沈みが激しく、人を嗾けて戦わせたり、仲直りをさせたりするのも上手い。クレオパトラ的性格の持ち主で有る。此の甲状腺から分泌されるホルモンをサイロキシンと言う。分泌は下垂体の甲状腺刺激ホルモン(TSH)に因って調節されて居る。即ちサイロキシンが血中に不足すると視床下部や下垂体が其れを感じ取り、TSHの分泌に拍車を加えると言う訳で、1つのフィードバックコントロールで有る。此のサイロキシンは其の分子の中に、海藻中に多く存在するヨードを含んで居るので、もし海藻の摂取が不十分だと合成が減る。サイロキシンの生産が減るとTSHの分泌が高まる。此のTSHがもたらした情報に因って甲状腺細胞は大きく成り、増加し、そして、甲状腺が腫れるので有る。此の様にして甲状腺が腫れた物をヨード欠乏性甲状腺腫と言う。此は海岸から遠い地方に見られ、世界的に有名なのは、コーカサスや蒙古で有る。此を地方性甲状腺腫共言う。中国内蒙古自治区では、食塩にヨードを混ぜて配給する様に成って以来、新患者は出て居無いと言う。又、女性ホルモン過剰でも甲状腺が腫れる事も有る。此の場合はヨードが十分に有り、甲状腺のサイロキシン合成能力も正常なのだが、作られたサイロキシンが腺から放出される際に女性ホルモンが邪魔をする為に起きる。此の現象は若い女性や妊婦に見られる。
体内に存在するヨードは殆ど甲状腺に集まる。故に、其のヨードが放射能を帯びて居れば大変で有る。旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所の爆発に因り、ヨード131が大量に世界的にばらまかれた。
ヨードが十分に有り、甲状腺機能も正常なのだが、ホルモンの合成が邪魔される為に、結果として甲状腺の腫れる病気が有る。甘藍性甲状腺腫と言う。兎に1ヶ月程毎日欠かさず甘藍(キャベツ)を100g位食べさせると発病する。其の他、蕪類や菜種の新芽、そして、一般に香辛料と呼ばれて居る食品には、其の作用物質が多量に含まれて居る。其の犯人は、サイロウレアとサイロユラシルと呼ばれる物で有るが、ピリッと辛い多くの物に含まれる。硫黄を含んだ水にも同じ害が有る。此の様な甲状腺の腫れを総称して栄養条件性甲状腺腫と言う。即ち、ピリッと辛い物質は、甲状腺ホルモンの合成を阻害するので有る。従って、香辛料(例、カレールー)や甘藍の食べ過ぎは海藻の良い面を帳消しにして仕舞う。然も、其れは、知能の低下や精神の鈍磨にも繋がるだろうと考えられる。
甲状腺機能が低下する病気も有る。其の典型的な物はクレチン病と粘液水腫で有る。クレチン病は、胎生期(幼児期)から甲状腺の発育が障害された場合に成る病気で、一種の小人症で有る。舌は大きく突き出し、太鼓腹をして居るのが特徴で有る。一般的な原因は、妊娠した母親のヨードの欠乏で有ると言われて居る。従って現在では、此に対して色々な対策が立てられて居り、もし、出産しても直ちに処置が取られればクレチン病の徴候の発現を未然に防ぐ事が出来る。然し、一旦典型的な精神症状が現れてからでは遅い。
我々の身体には病気で有ると無いと言う様にはっきりと区別出来る物では無いので有って、其の中間は無数に存在する。其の事は勿論クレチン病に付いても言える。隠れたクレチン病患者が多数居るで有ろう。
副甲状腺
昔、バセドー病患者で、甲状腺が腫れ、機能が高まった分だけ甲状腺を部分的に切り取って、甲状腺ホルモンの正常値を保たせ様とする手術が行われた。其の際、手術後2〜3日、場合に因っては数週間してから、全身の筋肉が痙攣して死ぬ事が有った。特に此の痙攣は手足や喉頭の筋肉に来る事が多く、喉頭の痙攣が激しく成って、気道が塞がれて窒息死した。勿論最初は、甲状腺に痙攣を抑える作用が有るのだろう位にしか考えられて居無かったが、研究が進むに連れて、其れは甲状腺を摘出した為に起きる症状では無く、甲状腺の後ろに小さく隠れて存在する臓器が一緒に取り去られて仕舞う為で有る事が解って来た。そして、其の臓器は副甲状腺と名付けられた。此の物は、甲状腺の裏側に左右2個ずつ存在し、全部寄せ集めても0.1gしか無い。即ち、医学が発達して居無かった時代には、甲状腺と共に摘出されても、何ら不思議では無い程小さい物で有る。上皮小体共言う。所が、こんな小さい臓器が取られただけで、痙攣を起こして死ぬ。現在は、此の上皮小体からパラトルモンと言うホルモンが分泌されて居て、血中のカルシウム濃度を一定にすべく、骨からカルシウムを動員させる様に働いて居る事が解って居る。
沃素
体内の沃素の2/3は甲状腺の中に入って居る。そして、甲状腺のホルモン、チロキシンやヨードチロニンを構成して居る。此のチロキシンは、蛋白質、糖、脂質の代謝を良くして、交感神経を刺激する働きをして居る。其の他、沃素の働きは、エネルギーを十分に補給し、正常な成長を促す事。髪の毛、歯、肌、爪等を健康に保つ効果も有る。そして、精神を敏活ににもしてくれる。又、余分な脂肪を燃焼させて痩せる手助けもしてくれる。
沃素には、癌を予防する効果も有る。其の為、沃素不足に成ると乳癌、卵巣癌、甲状腺の癌等が多発する。
甲状腺は代謝をコントロールして居り、沃素は甲状腺に影響を与えるので、此のミネラルが不足すると、精神反応の鈍化、肥満、エネルギーの欠乏等が起こる。子供の場合は、成長不良に成る。脂肪の燃焼も悪く成る。成人に対するRDAは、150mcg(体重1s当たり1mcg)。妊娠中の女性は175〜200mcg。
生のキャベツを多量に食べる人は、必要な沃素が摂れて居無い。何故なら、キャベツには身体が沃素を適当に使うのを妨げる成分が含まれて居る。此の場合は、海藻を摂るべきで有る。
沃素を過剰に摂ると甲状腺に異常が出る可能性が有るので、バランスを考えて摂る様にする。
<効果>
@余分な脂肪を燃焼させて原料を助ける。
A正常な成長を促進する。
B因り多くのエネルギーを与える。
C精神を敏活にする。
D毛髪、爪、皮膚、歯の健康を増進する。
E癌予防効果。
<欠乏症>
体力不足、精神反応が鈍く成る、甲状腺腫、甲状腺機能減退症。
<沢山含んで居る自然の食品>
海藻、玉葱、沃素の豊富な土地で栽培された野菜、魚介類(特に、鱈、牡蠣、鮭、鰯、蛤)。
<毒性>
天然の沃素の毒性は知られて居無い。
<敵>
食品加工、栄養素の乏しい土壌。
クレチン病
新生児の2,000〜3,000人に1人位の割合で見られる。先天的に甲状腺ホルモンが不足する事で起こる病気で有る。
其の原因は、
@生まれ付き甲状腺が無い。
A甲状腺は在るが非常に小さい。
B甲状腺ホルモンを造る酵素に合成障害が在る。
と言う様な事が原因です。赤ちゃんが胎内に居る時は、母体から栄養分と共に甲状腺ホルモンも受け取って居るので問題は無い。しかし、生後は自分で甲状腺ホルモンを造れ無い為、甲状腺機能低下症の症状が現れる。
顔が浮腫み、皮膚は厚くてカサカサ、背は余り伸びず、手足は胴体と比較して短い。其の上、頭が大きくて鼻は横に広がって居るのが特徴です。
しかし、生後数ヶ月は大人し過ぎる、眠り過ぎる、乳を飲む量が少無いと言った程度の症状しか無いので見落とされがちです。生後3ヶ月以内に治療し無いと、脳細胞が正常に回復せずに知能障害が出てしまう。又、発育障害に付いては9ヶ月以内に治療を始める必要がる有る。唯、クレチン病と診断されるのは、生後1年以上経って、知能障害、発育障害、機能低下の症状が出てしまった場合で有る。現在は、西洋医では出生後、マススクリーニング検査と言って、足の裏に針を刺して少量の血液を採り、甲状腺ホルモンと甲状腺刺激ホルモンを測定して居る。
身体の警告として、
生後3ヶ月迄に親に気付いて欲しい赤ん坊の症状
@とても静かで大人しい。
A乳を余り飲ま無い。
B眠り過ぎる程眠る。
C便秘がち。
3ヶ月後の症状
D肉体の発育障害が在る。
E知能障害が在る。
F顔と全身が浮腫んで居る。
G唇は厚く、鼻は横に広がって低い。
H手足が胴体に比べると短く、頭が大きい。
I汗を余り掻かず、皮膚がカサカサして居る。
橋本病
自己免疫疾患共呼ばれる様に、本来は外界の物を攻撃する筈の抗体が自分の甲状腺の組織を攻撃してしまう病気で有る。甲状腺ホルモンを造る細胞がどんどん壊れてしまうので、ホルモン不足の状態に成る。
甲状腺の病気は元々女性に多いが、橋本病は女性が男性の15倍以上と特に多い。年齢層では40〜50歳代の中年層が中心だが、最近は若い層でも増え始めて居る。
橋本病に掛かると、甲状腺腫に因る首の腫れが目立つ様に成る。其の他の症状は甲状腺機能低下症に因る物で、皮膚の浮腫は全身に及ぶが、特に顔面に認められる事が多い。又、皮膚がカサカサに成って酷いケースでは粉を吹いた様に成る。そして、体温が下がる為に手足が冷え、食欲も無く成るが体重は増える。此は身体の新陳代謝が低下してカロリーの消費が減ってしまうからで有る。更に、頭の回転が鈍って気力も無く成り、動作が緩慢に成ってゆっくり喋る様に成る。
此の様な症状が出るのは、橋本病の人の約10%位です。又、全ての症状が出るのでは無く、軽い場合は一部の事が多い。
甲状腺機能低下症の出無い約90%の人は、甲状腺腫が在るだけで他には全く異常は見られ無い。
身体の警告として、
@首の腫れが目立つ。比較的硬くて、表面がゴツゴツして居る。
A朝起きた時に手や顔が強張る。
B全身、特に顔が浮腫んだ感じ。
C皮膚がカサカサで化粧乗りが悪い。
D此迄因り声が嗄れて低温に成った。
E唇が厚ぼったい。舌が大きく成った。
F手足が冷たい。
G寒さに弱く成った。
H汗を余り掻か無い。
I食欲が無いのに体重が増えて居る。
J便秘気味で腹が張る。
K月経の量が多く、長く続く。
L物忘れが酷く成った。
M話すのがゆっくりに成った。
N無気力で、精神に張りが無い。
バセドー病
血液中に甲状腺や目の組織に異常を起こす抗体が出来、甲状腺を過剰に刺激して甲状腺ホルモンを必要以上に造らせたり、眼球突出を起こさせたりする病気です。甲状腺の病気の40%近くを占める程頻度が高く、男女比が1:5で女性に起こり易い病気です。
甲状腺ホルモンが過剰に成るので新陳代謝が盛んに成り、じっとして居ても動いて居る様な状態に成るのが特徴です。症状は、殆どが甲状腺の腫れを示し、約半数は眼球が突出する。其の他、動悸、多汗、手足の震え、怠さ、体重減少、精神的に興奮し易く成る、食欲亢進、月経不順、微熱、下痢等の、甲状腺機能亢進症の症状が現れる事が有る。
同じ甲状腺の病気でも、甲状腺機能低下の症状を伴う橋本病の場合は放って置いても生命に危険と言う事は無い。だが、バセドー病の場合は、色々な合併症を伴う事が有るので治療し無いと危険な病気で有る。症状が軽いからと言って放って置いては行け無い。長い期間、機能亢進症の儘にして置くと不整脈が出たり、高齢者の場合は心不全に陥ってしまう場合も有る。又、尿に糖が出る事も珍しく無いし、男性に限っては、手足が突然動か無く成って腰が抜けた様な状態に成る周期性四肢麻痺が起こる事も有る。更に、甲状腺クリーゼと言う生命に拘わる事態に陥る場合も有る。此は、高熱が出て酷い頻脈と酷い下痢に成り、流れる様な汗が出て意識が可笑しく成ってしまうと言う怖い病気なので有る。
此の様に、バセドー病は合併症を伴う危険な病気なので、先に述べた様な症状が少しでも在れば必ず診察、治療を早期に受ける事が大切です。
身体の警告として、
@甲状腺が腫れて居る。
A動悸が激しく、息切れがする。
B肌の艶が良い。
C少し歩くだけでも疲れる。
D汗が沢山出る。
E眼球が飛び出て来た。
F手足が細かく震え、文字が書け無い。
G痩せて来たのに食欲旺盛。
H落ち着きが無くイライラする。
I不眠症気味。
J下痢気味。
K皮膚が痒い。
甘藍性甲状腺腫
キャベツをを食べ過ぎると甲状腺が腫れる。キャベツや蕪類の仲間に含まれて居るピリッとする香辛料的な物質(チオ-オキサゾリジン)が問題なので有る。
チオ-オキサゾリジンは甲状腺に於けるホルモン(サイロキシン)の合成を阻害する事に因り、血中濃度を減少させ、其の減少が視床下部(生命現象をコントロールする部分)、そして、下垂体を刺激して、甲状腺刺激ホルモンの分泌を促し、結果として甲状腺が腫れると言うからくりに因る。こう言う甲状腺の腫れを栄養条件性甲状腺腫と言う。
此の様に、キャベツには沃素の吸収を阻害する物質が含まれて居るので、甲状腺機能低下症の治療剤服用患者は、キャベツ、芽キャベツ、カリフラワー等の摂取を避ける事。
甲状腺癌
甲状腺腫瘍の80%は良性の腫瘍ですが、残りの20%の悪性腫瘍の殆どが甲状腺癌です。甲状腺癌の場合、全身的な不調は見られ無いので偶然発見される場合が多い。
甲状腺癌は様々な種類が有るが、日本人には乳頭腺癌が多く、甲状腺癌の80%をも占めて居る。次いで多いのが濾胞腺癌で15%、未分化癌は2%未満です。
進行すると、声が嗄れたり、呼吸が苦しく成ったりする事も有るが殆どが無症状で、遠隔転移も殆ど無い。唯、濾胞腺癌は肺や骨に転移する事が有る。未分化癌は大変厄介な癌で、発症して1年以内に殆どが死亡する。日本人には少無いが60歳以上の高齢者に多い。
此の癌は40歳代に多く、次いで30歳代、20歳代と言う様に比較的若い人に多い。男女比が1:5と女性患者が圧倒的に多い。
身体の警告として、
@首の付け根辺りが重苦しい。
A甲状腺が腫れて来た。
B甲状腺を触ると、瘤の様な物が出来て居る。
C声が嗄れて来た。
D気管が圧迫されて居る様で、呼吸が苦しい。
E食べ物が飲み込み難い。
F体重が減少して来た。
G疲れ易い。
ホルモンのアンバランスを治療する方法
ホルモンとは、人が成長して行く上で絶体に必要な化学物質の事で有る。ホルモンが無いと子供は成長出来ず、多過ぎても健康には暮らせ無い。又、必ず血液中に分泌されるので内分泌物とも言う。
内分泌腺が分泌するホルモンは、蛋白質が主な成分で有る。内分泌腺がホルモンを分泌すると、其処を流れて居る毛細血管内の血液の、特別な蛋白質に結び付いて全身に送られて行く。体の末端の細胞は、ホルモンが近くに流れて来ると、自分に関係の有るホルモンのみ取り込む。
分泌する所は、
@脳下垂体=他の内分泌腺をコントロールする。此処から出るホルモンは、其其の内分泌腺向けに、異なった成分のホルモンを直接に送り出す事も有る。例えば、全身の細胞に作用して成長するホルモン。甲状腺を刺激するホルモン。腎臓に対して尿の量を少無くするホルモン。副腎皮質を刺激するホルモン。睾丸に対し性腺を刺激するホルモン。乳房に対して乳汁の出を良くするホルモン。卵巣に対して性腺を刺激するホルモン。子宮に対して子宮を収縮させるホルモン。等が有る。此のホルモンを取り込んだ各内分泌腺は、周りの細胞に向けて特別のホルモンを送り出し活動を始めさせる。
A甲状腺=新陳代謝を調節、成長促進の作用、脳を発達させる為のホルモンを分泌する。
B副甲状腺=血液中のカルシウムやリンの量を調節するホルモンを分泌する。
C胸腺=不明。
D副腎=血液中のストレスを調節する糖質ホルモン、糖分や塩分等の量を調節するホルモン、性腺を刺激するホルモンを分泌する。
E膵臓=膵臓の中に散らばって居るランゲルハンス島と呼ばれる内分泌腺は、血液中のブドウ糖の量を調節するホルモンを分泌する。
F睾丸と卵巣=思春期に達した時、少年や少女の体を男や女の特徴を備えるホルモンを分泌する。
以上の各内分泌腺の活動の中心は視床下部で有る。大脳と密接に連絡を取り合い、体の色々な機能を調節をする。視床下部から特別なホルモンを出したり、脳下垂体とを結ぶ特別な神経を通じたりして、脳下垂体に命令を伝える。
各器官のバランスが崩れた時の治療法は、
@視床下部
A脳下垂体
B各器官(内分泌腺)
と言う様に、各部にBRテストをしてビームライトシールを貼りBRのビームライトを照射し「一条の光」を成立させる。
「身体の浄化と回復」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
甲状腺のビームライトバーコード(1999.5.16.UP)
甲状腺機能低下症のビームライトバーコード(1999.5.16.UP)
甲状腺機能亢進症のビームライトバーコード
(1999.5.16.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
5月15日
風邪(気管支炎・扁桃炎)
英語で cmmon cold
と言う位なので「冷え」の典型的な病気で有る。冷えると、体内での化学反応・代謝が充分に行われず、老廃産物が産出され、血液が汚れるので、其れを燃焼する為にウィルスが侵入して、炎症を起こして居ると考えて良い。此の時、現代医学では抗生物質や解熱剤を使うが、此は逆療法で有る。一時的に熱が下がるが、病気で長引いたり、ぶり返す事が多い。其の点漢方では、葛の根、麻黄、生姜、肉桂、芍薬、棗、甘草と言う身体を温める生薬から成る葛根湯を処方し、発熱、発汗を促して治療する。民間療法でも、生姜湯、梅醤番茶、第一大根湯、第二大根湯、卵酒、ヨーロッパの檸檬ウィスキー等身体を温める方法で治療する、身体に熱が必要なので発熱するのだから、熱を補って遣る様な治療をする。
<治療>
@発熱して食欲が無い時は、無理に食べ無い事。食欲不振は、胃腸を休ませて、其処で使われるエネルギーを、風邪を治す方に回そうとする反応で有ると同時に、食物から入ってくる老廃産物を一時的にストップさせ血液を浄化する反応が有るからだ。
A初期なら、体力の有る人は、運動をして発汗するとか、熱い風呂に入って発汗すると、早めに良く成る事が有る。葛根湯と同じ原理で、汗で老廃産物を排泄し、血液の汚れを綺麗に出来る。
B民間療法として
T葱味噌を飲み、直ぐに就寝する。
U生姜湯、梅醤番茶、を一日2〜3回飲用する。
V梅干しを2個黒焼きにして、熱い茶と一緒に飲む。
Wジンジャー茶を一日2〜3回飲む。
X酒が飲める人は、
@日本酒の熱燗50tに卵の黄身を入れて一気に飲み、就寝する。
Aウイスキーの湯割りに、檸檬1個を搾って注いで飲み、就寝する。
B日本酒20tを湯飲みに入れ、生姜卸しを約10滴加え、熱い湯を30t加えて
飲んだら、就寝する。
Y@風邪を引くと、胃腸が弱く成る人は、生姜湯の変わりに、紫蘇の葉生姜湯を飲む
と良い。
A咳が特に酷い風邪には、陳皮生姜湯(陳皮5gと生姜5gを其其刻み、黒砂糖と共に水1合に入れて、半量に成る迄煎じる)を飲むと良い。
CBの内服だけでは治り切ら無い場合、胸と背中に、生姜湿布をする。
扁桃炎
1.陰干しにした茹子の蔕数個に、甘草を少し加え、二合の水で煮詰めた汁を、毎日御茶代わりに飲むと効果が有る。
2.梅干しの黒焼きの粉を熱湯で患部に吹き付ける様にして嗽をしながら飲む。
3.靫草(ウツボグサ)の花穂、葉、茎の濃い煎じ汁で嗽を繰り替えす。
4.車前草の干した全草の濃い煎じ汁で嗽を繰り返す。
5.車前草の生葉で青汁を作り、其れを薄めて嗽を繰り返す。
6.桔梗の根3gを煎じて内服し、其の煎液で嗽を繰り返す。
7.金柑の果実を潰して喉を湿布する。
8.栗の葉、毬、渋皮、樹皮を濃く煎じて、其れを薄めて、嗽を繰り返す。
9.牛蒡の根か葉を煎じ、冷ましてから嗽を繰り返す。
10.石榴(ザクロ)の果皮の煎じ汁で嗽を繰り返す。
11.紫蘇の葉の煎じ液で嗽を繰り返す。
12.爪哇薯の皮を剥いて擂り卸し(小麦粉と生姜を混ぜても良い)、酢で練って喉に貼る。 13.生姜油を患部に擂り込む。
14.杉菜の煎じ汁で嗽液を作り、嗽を繰り返す。
15.大根の卸し汁を薄め、人肌位の温度にして嗽を繰り返す。
16.乾燥した露草の煎じ汁を薄めて嗽を繰り返す。
17.露草の青汁を薄めて嗽を繰り返す。
18.南天の葉、実を濃く煎じて嗽を繰り返す。
19.コップ1杯の水に大蒜の搾り汁を少々入れて嗽を繰り返す。
20.野蒜(ノビル)の茎の薄皮を剥ぎ、黒焼きにして蜂蜜と練り合わせて炎症部に塗る。
21.蜜柑の果皮の濃い煎じ汁で嗽を繰り返す。又、其の煎じ汁で喉の辺りを温湿布する。
22.林檎を薄く切って乾燥させ、其の煎じ汁で嗽を繰り返す。
23.山葵の卸し汁をルゴール液の代用として患部に塗る。
24.腫れた喉には、爪哇薯卸しを脱脂綿等に厚く塗り、患部に付け包帯を巻いて置くと炎症が引く。
25.李の種子を取り除いて、果肉をアルミホイールで蒸し焼きにして飲べると、覿面(テキメン)に治る。
26.巴旦杏(ハタンキョウ)の種子を取り除いて、果肉をアルミホイールで蒸し焼きにして飲べると、覿面(テキメン)に治る。
27.梔子(クチナシ)の実を陰干しにして、20個程をカップ2杯の水で煎じる。とろ火で30分間。ウイスキー色の濃厚液を飲む。始末に負え無い喉の不快症状が、飲んで居る間にみるみる引く。重症でも一日で治る。酷い症状が消えても、油断し無いで、暫くは梔子液の嗽を続ける。
28.菊花茶を飲む。
気管支炎
1.桔梗の根2g、桑の皮6g、枸杞葉4g、甘草2gを水600tで半量に煎じ、一日3回食間に内服する
※胃弱の人は服用しない方が良い。
2.生姜油を患部に擦り込む。
3.杉菜茶を作って、御茶代わりに飲む。
4.菫(スミレ)の花、葉、茎の煎じ汁を飲む。
5.大根を1p角位に細断して容器に入れ、蜂蜜を掛けて置くと2〜3日で大根が萎み、透明な上澄みが出来る。大根は取り除き、新しい大根を2〜3回入れ替える。其の上澄みを飲む。
6.垣通し(カキドウシ)の陰干しの煎服する。抜群の利尿効果が有る。副作用が無い、気長な連用が骨で有る。
7.菊花茶を飲む。
「身体の浄化と回復」のビームライトバーコードと同時に使用されると効果的です。
扁桃のビームライトバーコード(1999.5.15.UP)
扁桃癌のビームライトバーコード(1999.5.15.UP)
気管のビームライトバーコード(1999.5.15.UP)
気管癌のビームライトバーコード(1999.5.15.UP)
気管支のビームライトバーコード(1999.5.15.UP)
気管支 左のビームライトバーコード(1999.5.15.UP)
気管支 右のビームライトバーコード(1999.5.15.UP)
気管支炎のビームライトバーコード(1999.10.25.UP)
扁桃炎のビームライトバーコード(1999.10.15.UP)
アデノイドのビームライトバーコード(1999.10.15.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
嚔(くしゃみ)
生物の防衛手段としての反射
鼻孔の1つに異物が入ると、独特のむずむずする感じがして、嚔が出る。鼻の粘膜が刺激されて、求心性の興奮が感覚神経を通って脳の底部に達し、別に意思の働きを必要とせずに、運動神経の興奮が呼吸筋に伝えられる、始めに口から息が深く吸い込まれ、次に吸い込まれた空気は鼻と口から激しく吐き出される。突風の様な空気が鼻の通路を走り出るので、刺激に成って居る物を運び去るには誂え向きで有る。斯うして、強い排除の反射が呼吸器の入口の方の部分を守って居て、刺激物がもっと奥の部分を冒すのを防いで居る。然し、此の様な物体が鼻の防衛作用を擦り抜けたか、口から吸い込まれたか、或いは、物を飲み込もうとして居る時に「違う道を辿って降りて」行って仕舞った場合を考える。
梅干しの種子の中身(通称天神様)を5粒程擂り潰し、熱湯を注いで飲む。
何方の手でも良いが、合谷を1分間痛い位にギューッと押圧する。其れで止まらなかったらもう一度同じ操作をする。
「身体の浄化と回復のビームライトバーコード」と同時に使用されると効果的です。
嚔のビームライトバーコード(1999.5.15.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
5月14日
乳癌
乳癌は、最も早期発見のし易い癌で有る。自己点検が可能なので、二ヶ月に一回位はじっくり点検したい物で有る。
乳房に痼りが有るか無いかを診る。明るい所で大きな鏡の前に立って、両手を下げた姿勢で良く眺める。
1.片方の乳房が引き連れて無いか?
2.皮膚の一部に引き連れが無いか?
3.乳首の形や向きが変わって居無いか?
両手を上げた姿勢で良く眺める。
1.乳房に靨の様な引き連れが無いか?
仰向けに寝て、右手を下げて、
1.左手の指先を揃え、4本の指を軽く「くの字」に曲げて右の乳房の外側を軽く触れ、痼りの有無を診る。
2.揉む様にして痼りの有無を診る。
3.腋窩を探り、リンパ腺が触れるかどうかを診る。
右手を上げ、頭の下に置いて、
1.左手の指先を揃え、4本の指を軽く「くの字」に曲げて右の乳房の内側を軽く触れ、痼りの有無を診る。
2.揉む様にして痼りの有無を診る。
3.腋窩を探り、リンパ腺が触れるかどうかを診る。
同様に、左手を下げて、
1.右手の指先を揃え、4本の指を軽く「くの字」に曲げて左の乳房の外側を軽く触れ、痼りの有無を診る。
2.揉む様にして痼りの有無を診る。
3.腋窩を探り、リンパ腺が触れるかどうかを診る。
左手を上げ、頭の下に置いて、
1.右手の指先を揃え、4本の指を軽く「くの字」に曲げて左の乳房の内側を軽く触れ、痼りの有無を診る。
2.揉む様にして痼りの有無を診る。
3.腋窩を探り、リンパ腺が触れるかどうかを診る。
痼りが無ければ、先ず心配無いが、痼りが在った場合でも、必ずしも乳癌では無い。
確認した症状は、次の様に判断する。
1.痼りが出来て痛み、熱の有る時は、多くの場合乳腺炎で有る。
2.痼りが痛まず両方の乳房に在る時は、多くは癌では無い。癌は左右の一方に出来る事が多い。
3.痼りの数が数個在る場合も癌の可能性は少無い。癌は多くの場合1個で有る。しかし、例外は必ず有る。
4.痼りが月経時に成って痛み、月経が終わると小さく成る時は、先ず慢性乳腺症で癌の心配は無い。
5.痼りと痼りの周囲の部分が癒着せず、コロコロと良く動く様な時は癌では無い。乳癌は進行すると周囲の組織に広がり、蟹が足を広げた様な感じに触れる。
6.痼りの付近の皮膚が窪んだり、乳頭が一方に引っ張られる様な時は、癌の疑いが濃厚で有る。
7.乳癌は早くから転移を起こすので、腋窩のリンパ腺が触れるかどうか念入りに診て置く。乳腺炎の時にも腫れて来るが、多くは痛みが有るので区別が出来る。又、乳癌の出来易い部位は外上四分の一の部位で有る。
漢方薬では、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、大黄牡丹皮湯、紫根牡蛎湯等が有る。其の他患者の全身状況に応じて色々な漢方を用いる。
自然療法では、
1.鳩麦、菱の実、藤瘤、詞子(ミロバラン)各10gを一日分として煎じて飲む。
2.浜萵苣(ハマチシャ)5g、波布草3g、菱の実5g、現の証拠6gを一日量として煎じて飲む。
3.枇杷葉療法。
乳癌に特に用いられる療法では、
1.薊の葉を擂り潰し、卵白で練り、患部に貼る。
2.生きた蜥蜴を丸ごと擂り潰し、布に伸ばして貼る。
3.里芋パスタを貼る。
4.蟹の甲羅の黒焼き大豆大程を1回分として、一日3回飲む。
5.烏賊の筋の黒焼きを粉末にして飲む。
6.穿山甲(センザンコウ)の鱗(ウロコ)を焼いて飲む。
乳腺
男の乳腺は、何の目的で付いて居るのか謎で有る。此は人間だけでは無い。哺乳類と言われる物には雄にも全て乳腺が在る。其れに比べて、女性の乳房には計り知れ無い程の効用が有る。
子供の頃は、乳房を見ても男の子か女の子か判ら無いが、思春期を迎え、卵巣から卵胞刺激ホルモンの分泌が盛んに成ると、女の子の物は発達して乳房と呼ぶに相応しく、ふくよかに成る。どんなに乳房の小さい女性でも妊娠すると忽ち乳房は大きく成る。
妊娠中、乳腺の発育を更に促すのは、黄体ホルモンと呼ばれる、卵巣から分泌されるホルモンの仕業で有る。乳房には、其の真ん中辺に乳頭が在り、其れを取り巻く輪状の着色部を乳輪と言う。小さい物で2p、大きい物に成ると10pも有る。そして、乳頭には約20個の孔が開いて居り、其れには葡萄の房の様に連成った乳腺が続いて居る。黄体ホルモンの分泌を高めるホルモンを黄体刺激ホルモンと言う。下垂体前葉で作られて居るが、此のホルモンは一名、催乳ホルモン(プロラクチン)共言われる様に、乳腺を刺激して、乳汁を生産するプロで有る。然し、此のホルモンは乳汁を搾り出す事は出来ず、搾り出しに働くホルモンが有り、オキシトシンと言う。子を産んだ動物でも子が独立出来る様に成ると、此等のホルモンの分泌が止まって仕舞い、其れと平行して親動物は母性行動を取ら無く成る。
乳汁を与えて居る母鼠から下垂体を摘出すると、乳汁も与えず子鼠を踏み潰さんばかりの行動を取る。だが、此の母鼠に下垂体前葉ホルモンと副腎皮質ホルモンを混ぜて注射して遣ると掌を返した様に、乳汁を与える様に成る。
乳汁の分泌には奇妙な事も有る。子を産んで居無い乳腺が全く膨らんで居無い雌犬に、生まれたばかりの子犬を抱かせると、子犬は其の乳頭に吸い付き盛んに前足で揉むが、勿論最初の内は乳汁は出無いが、吸って居る内に乳腺が腫れ上がり、乳汁を分泌する様に成る。そして、育ての親犬は母性本能迄発揮するに至る。此は、子が乳頭に吸い付き、乳房を前足で刺激する事に因って、プロラクチンを分泌する神経の興奮が促された結果に他成ら無い。此は人間でも同様で有る。
最近、乳汁の出が悪い母親が多く成ったと聞く。催乳ホルモンの分泌は、視床下部から分泌される催乳ホルモン放出ホルモンと言う物でコントロールされて居るが、此は、乳汁の分泌も視床下部を介して精神的影響を諸に受けて居る事を意味し、社会的ストレスが乳汁の出を悪くして居る共考えられる。然し、最大の原因は、其の精神面以上に、食事内容の貧困(乱れ)に有る。端的に言えば、乳汁が出無いのは、其の素で有る、種や実、穀類を其の儘の一物全体と言う形で食べ無いからで有る。現代の風潮の、何でも良いから他種類の食品を食べれば良い。そして、カロリー計算食事と言う栄養学の貧弱さ、不完全さが暴露されて居る。実際、妊娠や出産に関連すると言うトコフェロールは、ビタミンEの事で有るが、此のビタミンEは種、実、芽等、次の世代を作る自然の物の中に多量に含まれて居るので有る。
反対に、子供が生まれ、乳汁が豊富に出るにも拘わらず、美容上の為と言う理由で、子供に自分の乳汁を与えず、人工乳で済ます母親が一時増えたが、乳癌は此うした「不自然な事をする女性」に多発する。所で、乳牛の様な人為種は別として、殆どの動物は雌と言えども、通常、妊娠し授乳して居る期間だけしか乳房は大きく成ら無い。
健康な時に、自己の乳房の形を知って置き、乳房の形が変形して来る様な事が有れば、乳癌を疑い、早期診断を受ける様に勧めたい。又、乳癌患者の90%以上は動物性蛋白質を主に食事をして居り、加えて、乳製品を毎日の様に摂取して居る。特に、動物性脂肪が問題で有る。牛乳のカロリーの50%以上が動物性脂肪で有る。
乳癌患者を診ると動物性蛋白質摂取の中でも特に乳製品を多く摂取した人が多い。右乳房癌の進行は比較的穏やかだが、左乳房癌に進行は非常に速い。直ぐに腋窩のリンパに入って全身を巡る。厳格な正食指導の下、生姜湿布、里芋パスタ等の治療を日に4回は行う。竹の子、大豆が入った「五目豆」は非常に効果の有る副食で有る。
「身体の浄化と回復のビームライトバーコード」と同時に使用されると効果的です。
乳房のビームライトバーコード(1999.5.14.UP)
乳房 左のビームライトバーコード(1999.5.14.UP)
乳房 右のビームライトバーコード(1999.5.14.UP)
乳房 左 癌のビームライトバーコード(1999.9.8.UP)
乳房 右 癌のビームライトバーコード(1999.9.8.UP)
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5月13日
鼾
鼾をかいて居る場合は気道を塞がれて脳や身体が酸欠状態に陥って居る。何故鼾をかくのか?気道が陰性(水気摂取過多)に因って広げられる部分と、陽性に因って縮まる部位が有り、丁度ホースが潰れた様に成った状態の時に起こる。食生活の誤りで有る。玄米を主食に副食は季節の物を一物全体食を心掛け、水気を減らし、生活のリズムを正せば治る。疲労、睡眠不足、ストレス、水気の摂取過多起きるのだから此処を正す。出来るならば序でに全身骨格調整を受けて心身共にリフレッシュしたい。
「自律神経失調症のビームライトバーコード」と「身体の浄化と回復のビームライトバーコード」と同時に使用されると効果的です。
鼾のビームライトバーコード(1999.5.13.UP)
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5月12日
波動転送
尿療法で身体の情報が・・・・・・と言う話や高額な波動転器・・・・・・を耳にする。此の波動の転送は人間の身体を使えば簡単に出来て仕舞います。左手掌に転送したい物質を乗せ、右手掌に水の入ったコップを乗せ、左手掌に乗せた物質が左手から右手掌に乗せたコップの水に身体の中をくぐり抜けて移動するイメージを呼吸に合わせて行うと、自分の身体に適合した形(波動)で移動します。ビームライトアキュムレーター(4,000円)を使うともっと確実・合理的に移動します。ビームライト測定で自分に欲する物を簡単に転送する。非常に効果の高い治療法ですが、注意し無くては行け無いのは、ビームライトバーコード等で波動を固定し無ければどんな波動水でも電磁波に当たれば瞬間に其の情報は壊れて仕舞うと言う事です。ですから何万円も払って情報水を作成して貰っても冷蔵庫に入れた瞬間に壊れて仕舞います。高額な水だから・・・・・・と言う気持ちが病気を治させるので有る。
食後は、必ず身体が変化するので、食後には必ず新たに作成して飲ま無ければ成ら無い。
癌患者への指導
私の最近の治療は神霊治療に食事指導だが、今年の傾向は薬効にも多くの力を入れて居る。
食事は動物性蛋白質の徹底排除から始めるが、根菜類の味付けにも現代人には多くの気を使う。デザート的に「食生活の知恵」等で発表して居る薬効の有る物を与え、現代食の砂糖の味付けにとっぷり浸かって抜け出せ無い患者に、一条の光を照らす様な機会を考える事と、食事には身体の基本を作る物、酸素を与える物、浄化する物、暖下作用の有る物、利尿作用の有る物等を全体的に考えて指導する。加えて、「食べ合わせ、食い合わせ、毒消し」の知識は大切で有る。愁訴は、全身骨格治療も良いが、患者自身で出来るビームライト奇経治療は非常に効果を現す。癌患者には、生姜湿布に里芋パスタが一般的で有るが、其れには抗体(気触れも含む)が出来無い工夫が大切で有る。
健康食品では、スピルリナ、玄米粉、珊瑚草等に加えて、アガリクス茸を摂取して貰うと、癌の進行が抑制される。加えて、食生活のバランスと心の浄化が出来ると不思議に癌が消滅の方向に向かう場合が多い。癌予防として摂取するのも良い考えだと思います。
指導者も患者も料理のレパートリーの多さは闘病生活を送るのに大変支えに成る物です。又、直ぐにサポート出来る体制に有るのが患者には心の支えに成ります。
以前にも書いたが、食事指導に加えて手当を平行して行うが、其の中でも代表的な物に里芋パスタと言う物が有るが、此の連休中は入院患者への集中治療等が有り、里芋を擦って・・・・・・と言う本来の手法を行え無かった。「有限会社
ツルシマ」の里芋粉に薬草を混ぜて使用した。ツルシマの里芋粉は60%が里芋粉で申し分が無い。因みに聖士會館の手法では無く、他の一般的な方法で里芋を擦って固くする為に小麦粉を混ぜると、里芋の内容量は30%以下に成って仕舞う。某大手メーカーの里芋粉は10%台、20%台だから患者の事を考えると本物を使いたいし、メーカーの事を言いたく無いが「有限会社
ツルシマ」の里芋粉を使用したい。私だけが感じるのかも知れ無いが、皆はブランドで某大手メーカーの里芋を購入するが、本当はメーカーの利益因りも患者の命の方が重いと思うのだが・・・・・・。
癌患者は死ねば消滅したと言う結末に成るが・・・・・・。
我が儘を言いたいだけ言う癌患者が多いが、其の中の多くの患者は原因を追及する気持ちも無ければ自分で治療に専念する気持ちも無いのに、命は助かりたいと言う人が多い。他人に助けて貰いたい訳で有る。又、何とかしてくれるのでは無いか?と些細な希望を持って居る。最近は此の様な患者には「貴方には助かるべき道は無い!」とはっきり申し上げる事にして居る。死ねば癌は消滅すると言う結果には成る。「少無くても周りの人には多くの事を清算して綺麗にしてから死になさい。」と助言を付ける。然し、そんな人に限り周りに掛けた迷惑は周りの人に残って仕舞った儘死んで仕舞います。
何時も思うが、西洋医だけが医者では無いし、何故、病院で生まれて病院で死な無ければ成ら無いのか?そんな社会に何故成って仕舞ったので有ろう?自宅で亡く成った人の所には警察は直ぐ来て戴けるが、亡く成った人に掛かり付けの病院が無ければ死亡診断書を書いてくれる医者が来無い。頼んでも頼んでも「忙しいから」とか、其処に医者が居ても「先生は不在です」と言って終わりなので有る。死亡診断書を書いて貰う為に病院へ通うのか?不思議な事です。此の様な事を見ても、命は医者の自由と言う部分が有り、自分で其の原因を見詰め直すと言う部分に欠けると言う社会に成って居る。
先日、或る医者から色々と相談を受けた。だから、丁寧に?返事をした。其の後、今度は私から其の医者に色々と質問をした。そしたら、少し話した所で、此以上喋ると「指導料を請求しますよ!」と言われた。私は、呆れ返って「御前は其れでも医者か!私は低レベルの労働者階層に聞く耳も喋る口も無い!」と言って其の場を一方的に離れた。其の医者は顔を真っ赤にして憤慨して大声を上げて怒って居たが私は全く無視した。患者も医者も何故此の様な低レベルに成って仕舞ったのか?矢張り食生活の問題で有る。此の様な人は世の中の塵なので有ろう。癌と宣告されて(執行猶予)、暫くして死ぬ(死刑執行)。妥当な事かも知れ無い。
癌とは無秩序な細胞の事で有るから、無秩序な人は心体全体が癌なので有る。
癌の患者を治療するに際して、多くの患者は、彼方此方から色々な情報収集や治療に行って居るので、多くは、「御金を出すんだから1回で良く成ら無いのか」等と可成り傲慢に成って居るし、他の患者を無視して自分だけに注目を集めると言う「悲劇(病気)の英雄」が多いので、其の患者だけに気を取られると言う事が往往として有る。病気に成った経歴を延々2時間も3時間も話すと言う患者も居る訳だから、先ず第一に其の性格を正す事が病気を治す一歩だと言う事を諭す事が大切です。病気と言うのは心の病なのだから。
痛みの有る患者は先ず痛みを減少させて遣る事が患者の心に溶け込む第一歩です。神霊治療、ビームライト治療、全身骨格治療等、其れと、温める事。何故、温めるのかは、癌と言う病気は慢性病で陰性の状態で有るからです。温めるのに最高の効果を上げるには、生姜湿布(詳しくは聖士會館データを参照して下さい)です。
食事指導を受け入られ無い患者は、治癒への道は有りません。勿論、自分の心を見詰められ無い患者も駄目です。寂しい人生の終焉を迎える事に成ります。
癌細胞と言うのは、細胞が崩壊して行く病気ですから、心体を全て再構築する積もりで治癒への道を歩むと言う事に成ります。4面性で言う所の中心に成る物、そして、浄血、造血です。長期間に渡る人生の過ちを償う時間は其の患者がどれだけの懺悔をするかと言う事に掛かって居ます。結果は本人が作る物で有る。
患者は先ず癌で有ると言う事に必ず気付いて居る事。そして、家族一丸と成って食養の道を歩む事。何故なら、家族も多くは同じ食事、同じ考えをして居る為に、今後、癌に成る可能性は非常に高いからで有る。
癌のビームライトバーコード(1999.9.4.UP)
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現代病
現代病は、過食とストレスが原因で有る。そして、冷え症は水分と動物性蛋白質の過剰摂取が原因で有り、癌は動物性油脂が原因で有る。先ず、全ての病気に腸の働きを回復する様にして遣ら無ければ病気は治ら無い。
時間が許せるならば、患者の話をじっくり聞き、そして、少しのアドバイスをするだけで快方に向かう切っ掛けが掴める患者が有る程に心が止んで居る。そして、足下しか見え無い超利己主義で、下を向いて生活して居る様で有る。其の様な患者には魔法の眼鏡を掛けさせて遣り、未来を見させて遣ると心に光が射して来る物です。先ず、香りや音楽に因って固い頭を解して遣ると良い。
最近は、結構な御年を召されて居る方でも、御茶の代わりにコーヒーを飲まれるが、 カフェインは明らかに強力な麻薬で有る。毎日の珈琲やコーラは単に楽しませるだけで無く、中毒にさせる。
カフェインは中枢神経系に直接作用する。殆ど即座に思考がはっきりして来る感じがしたり、疲労が減った感じがする。カフェインは、又、肝臓に蓄えられて居る糖の放出を促し、カフェインを含む食品のビッグ3で有る、珈琲、コーラ、チョコレートは精神の「高揚」効果を与える。然し、其れ等の恩恵は、次の様な副作用に比べたら、摂るに足ら無いと言える。
●蓄えられて居る糖の放出は、内分泌系に重いストレスを与える。結局は副腎が消耗して低血糖を招く結果に成る。
●珈琲のヘビードリンカーは神経質に成り、不安定に成り易い。
●毎日の摂取が一年間重成ると、多量のカフェインが体内の脂肪組織に蓄積し、其の排泄は容易で無く成る。
●珈琲を常に飲んで居る主婦は、カフェインを含ま無い飲物に切り替えた時、麻薬中毒の典型的な禁断症状を現す。
●メチルキサンチン(カフェインに含まれて居る活性化物質)の過剰な摂取は良性の乳房の病気や、前立腺障害の原因に成る事を突き止めて居る。
●カフェインは、身体からビタミンC、亜鉛、カリウム、其の他のミネラルだけで無く、ビタミンB、特にイノシトールを奪う。
●珈琲は、消化管の酸性度を高め、直腸が痒く成る原因と成る事が有る。
●カフェインは高血圧性心臓病、膀胱癌、下部尿路の癌を招く。
●一日に珈琲を5杯飲んで居る人は、飲ま無い人に比べて、心臓発作を起こす機会が50%多い。
●カフェイン中毒症は、食欲減退、体重減少、過敏反応、不眠、寒気、時として低体温等を招く。
●カフェインはDNA複製を妨げる。
●妊婦は、カフェインを摂取すると異常出産の原因に成る。
●カフェインを多量に投与すると、実験動物は痙攣を起こし、やがて死んで仕舞う。
●鬱血除去薬や気管支拡張薬、即ち、ベントリン、ブロンカイド、プリマチン、吸入薬のプロベンチル等と一緒にカフェインを摂った場合には、血圧と心拍が危険な状態に迄高まる。
●カフェインは高い毒性を持ちうる(致死量は10g前後と見積もられて居る)。3時間で約1lの珈琲を飲むと体内のチアミンの殆どが破壊される。
矢張り、日本人には御茶が合うと思う。そして、欧米化した食生活は病気を招くだけで有る。日本人には日本人に合った食生活と言う伝統が有る。此を大切にし無くては日本の未来は無い。特に、子供達に残す物が無く成って仕舞います。
過食
現代人の食生活
病人の多くの食生活は過食、ストレスで有る。食生活の三原則(食べる、動く、寝る)のバランスが狂って居る。働き続けて、身体に無理をして、時間が取れた時には少し休めば良いのだが・・・・・・。
忙しい生活を続けて居ると、ゆったりするのは恐怖感を感じる様に成る。仕事以外でも何かと用事を作って動き続ける。休まる事が無い。本来、動くペースは遅く成るのだが、若さや気力で補ったり、残業で補う。そして、弱った身体に毒に成る物を摂り、其れを刺激剤とする。考えて見ても真面では無い。気を紛らわせるのに、欲の1番目の食欲に走ったりする。「食べて居る時が一番幸せ!」等と言う。其れしか楽しいと思える事が無く成って仕舞うので有ろう。身体は外的刺激に因って疲労する。当然食事をする事に因っても疲労する。四六時中食べて居る人は非常に疲れる物で有る。忙しい時には食事の回数を減らし、良く噛む事に因ってどんどん細かくして陽性(力)にして遣ると身体の疲労を軽減し、又、力を生む。又、食べる事に重点を置いては行け無い。排出する事を考え無ければ、溜まって仕舞うばかりで有る。溜め込むと言う事は、身体に老廃産物を溜め込むだけでは無く、同調して居る心も悪想念を溜め込む。そして、心身にストレスが溜まる訳だ。
食事だけの指導でも、運動だけの指導でも、「貴方は疲れて居るのだから良く寝なさい」と言う指導でも基本で有る三原則のバランスが取れて居無いと愁訴は消滅し無い。加えて、食品添加物、環境汚染、ストレス等で身体を攻め続けて居る訳だから、疲労感が続き、自律神経失調症を招き、気付いた時には「もう手遅れです」と言う言葉が裁判官の言う「貴方は死刑です」と言われたのと同じ意味に成る。
どうして其の様に成ったのか?自分を見失って仕舞って居る訳で有る。結局は、心も頭脳も失って唯働くだけの労働者階層でロボットの様に、表情の無い顔をして働くだけで有る。心も頭脳も無い此の様な者が「嗚呼せい、斯うせい」と言っても誰も耳を傾け無いし相手にし無い。虚しさが残るだけで有る。
過食が病気を招く
どんなに栄養のバランスの良い食物でも、食べ過ぎると必ず血液の中に老廃物、酸毒物、中間代謝産物が発生し、血液を酸性に傾けて汚す事に成る。血液が汚れると、炎症、アレルギー、動脈硬化、癌等の病気が起こって来る。
昔から、「腹八分に病無し」とか「腹十二分に医者足らず」共言う。6,000年も前に建てられたエジプトのピラミッドど碑文に、
Man lives on 1/4 of what he eats, the other 3/4 lives on his docter. (人は食べる量の1/4で生きて居る。後3/4は医者が食って居る。)詰まり、過食して病気をすると、医者の食扶持に成ると言う意味で有る。人類300万年の歴史の内、299万9,900年以上は空腹で生きて来た。氷河期、洪水、旱魃、地震、火災、冷害等の天変地異の中で生きて来た訳で、今の様に身体も陸に動かさず、腹も然程空か無いのに、時間が来たからと言って朝、昼、晩の食事を義務的に食べて居ると言う時代は殆ど無かった。因って、人間の身体は空腹に対しては其の対処の仕方を知って居るが、飽食に対しては、其れをどう処理して良いか解らず、栄養過剰が引き起こす病気に成ると考えて良い。
過食、飽食に耐え兼ねて、時々発熱したり、下痢したり、嘔吐したりして、栄養過剰物を燃焼させたり、排泄させたりする反応を、身体の本能(自然治癒力)が起こした時でさえ、「病気と闘う体力を付ける為に少しでも食べなさい」と、一般の人々も医者迄もが食を強要する。どうしても食べられ無い時は点滴で、栄養補給が成される。此うした自然(本能)の反応を無視する事は、天に唾する愚行で有る。食べたく無い時は、胃腸が「食べても消化しませんよ」と言う信号を出して居るのだから、其れに逆らって食べると、十分な消化、吸収が出来ずに、益々体内に老廃物を貯め、病気の原因を作る事に成る。
食欲不振
食欲が起こるからこそ、食物を摂ろうとする。生命維持をする為には重要な事で有る。食欲不振とは、其の食欲が起こら無く成ってしまうと言う事で有る。我々の身体には可成りの栄養分の備蓄が有るので、2日や3日何も食べ無くても全然支障は起こら無い。偶には1日や2日の断食をして、胃腸や排泄器官の休養をするのも、体調が整って来るから、自然に食欲が湧いて来る。しかし、現代人の食欲不振の背景には、栄養摂取のアンバランスと言う重大な事実が有るので、一時凌ぎだけでは済まされ無い。
普通の食欲は空腹感から生まれる。此の空腹感は、血糖の利用率が低く成ると空腹感が発生し、其れが高く成ると空腹感が癒される。身体の組織細胞は、ブドウ糖を重要なエネルギー源として居る。血液中のブドウ糖(血糖)を利用して居る。其の血糖の利用状況を監視する装置が脳(間脳の視床下部)に在って、此処が、血糖の使用率の低下した事を感知すると、食欲中枢が働いて、空腹感を起こす。勿論、胃袋が空に成ると、キュッと収縮し、其の信号が脳に送られて、空腹感が起こると言う事も有る。又、食後時間が経って、血糖値が下がった為に空腹感が起こる事も有る。しかし、此等は必ずしも空腹感を起こす絶対条件では無い。其の証拠に、風船等を入れて胃袋を膨らませて置いても、空腹感は起きる、糖尿病患者は、血糖値が異常に高まって居るのに、常に空腹感に嘖まれて居る。
食欲は原則的には、生理的欲求を其の儘反映する物で有る。其れなのに身体は摂取を要求して居るにも拘わらず、食欲不振に見舞われると言う事も少無く無い。其の原因として第一に考えられるのは、不自然な食生活をして居る事だ。体内で行われて居る栄養成分の代謝に置いて、重要な役割を果たして居るのは、ミネラルやビタミン、酵素等の微量成分で有る。其れ等微量成分の補給が少無く成れば代謝の歯車は滞りがちに成るから、原料としての栄養成分(炭水化物、脂肪、蛋白質)は成る可く減らさなければ成ら無い。
ビタミンBは、ブドウ糖の代謝に不可欠な物。特に神経系の働きを健全にするのに不可欠で、もし不足すると、胃腸・心臓の働きが鈍化する上に、気分も憂鬱に成るので、非常に無気力に成る。パテント酸は、ビタミンB群に属する水溶性のビタミンで有る。炭水化物、脂肪の代謝(アセチル化)に関係するコエンザイムAと言う物質の構成要素に成って居る。此が欠乏すると、老化が早められる。現代日本人は精白食品を沢山摂って居て、此等は何れも微量成分欠乏食品だが、体内では、特にビタミンB群の深刻な不足を引き起こして居る。
身体にどうしても必要な栄養成分が足り無ければ其れが必要レベルに達する迄食物を摂る事に成るから、必然的に食事量は増える。現代日本人がやたらに過食して居るのも、1つには此の様な事が原因に成って居る。
食欲不振は、其れとは全く逆の過食とも根を1つにした「食物摂取の誤り」に因って引き起こされる。
身体が必要として居る栄養成分、代謝に不可欠な微量成分を、全て補給するには、玄米菜食を心掛け無ければ成ら無い。特に玄米を主食として摂る事が大切で有る。白米を摂って、ビタミンB群の不足を副食で摂れば良い、強化米やビタミンB剤を用いれば良いと考えるのは、全くの誤りで、特に合成されたビタミンを摂る事は、栄養のアンバランスを助長するだけで有る。
玄米菜食の正しい食生活を行って居ても、食欲不振に陥る事は有る。料理の臭い、色彩、形、更に口に入れた後の舌触り、湿度、風味等も食欲を大きく左右するからで有る。精神的ストレスも、食欲不振を起こす重要な因子。心配事は自律神経を介して、胃腸機能の減退を招く。此の場合は、断食して食欲の出るのを待つだけでは駄目で有る。調理法の工夫は勿論必要な事で有る。其れに加えて、胃腸に余計な負担を掛けずに必要な栄養成分を補給出来る食品を与える事。例えば、玄米スープを作る。野菜ジュースを与える。
丸1日絶食して、自然に食欲の出るのを待って見る。過食飲み過ぎ、過労等一次的な悪条件で起こった物なら、此だけで大抵は治ってしまう。精白食品を止める。小麦粉(白パン、ラーメン等)、白米を主食として常食して居ると、ビタミンBやパントテン酸不足が起き、慢性的食欲不振と成る。精神的ストレスの解消を図る。ストレスは自律神経機能を失調させ、胃腸機能の減退を招く。胃に負担を掛け無いで、有効成分を効果的に補給する必要が有る。例えば、玄米クリーム、野菜スープ、野菜ジュース等。
生姜を煎じて飲む。梅醤番茶は胃腸機能を活発にし、精神の鎮静作用も有る。蔓菜は、胃腸の特効薬で有る。胃腸機能を健全にし、健康な食欲を快復する。普通の野菜の様に料理して食べる。朝鮮人参は抗ストレス作用、強壮作用が目覚ましい、食欲不振が解消すると同時に、心身の消耗を速やかに快復する。蒲公英コーヒーは自然の苦味が奏効。現の証拠茶を茶代わりに飲む。玄米食の副食には、大根卸、牛蒡、韮、生姜、辣韮、とまとを積極的に。
太る原因
高カロリー高蛋白質食品の摂り過ぎ、運動不足、代謝機能の衰え、水分の摂り過ぎ、ホルモンのアンバランス、ストレス等・・・・・・。
夜に成ると何か食べて居無いと落ち着かず、つい大食して仕舞うと言う人が増えて居る。帰宅途中に大量の食べ物を買って、昼間の仕事の苛々を晴らすのが目的で有る・・・・・・?従来の肥満原因に加え、ストレス要因も有る様だ。詰まり、過食症、或いは、拒食症の反動でドカ食いをして居るのとは違って居る。
以下の項目に半分以上該当する人は、確実に肥満の道を歩んで居るので注意。食生活(食事、運動、休息)を見直し、ストレス解消法を考える。
@ジュース、コーラ等甘味飲料が好き。
A酒が好き。
B残り物迄手を出す。
C油っ濃い料理が好き。
D塩分の濃い料理が好き。
E毎日、2食は外食。
F早食い。
G朝食を抜く。
H夜、寝る前に食べる。
I食事時間が不規則。
J不眠、熟睡出来無い。
K便秘がち。
L運動不足。
M料理と食品の知識に無関心。
Nストレス解消が出来無い。
肥満は成人病の要因。毎日の食生活に注意して健康的に痩せる様に心掛けたい。
過食ビームライトバーコード(1999.5.30.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
胃のトラブル
胃の消化作用は胃液の作用に有る。然も、其の胃液には、強力な塩酸が含まれて居る。そして、恐怖や怒りは、胃液の分泌を妨げる。食事の時に腹を立てると消化が目立って遅く成る。又、食物の種類に因って消化し易い物と消化し難い物が有る事と、脂肪が胃の消化を妨げる事も有る。
興奮したり、緊張したりした時には、胃の粘膜が充血し、胃の運動も胃酸の分泌も高まり、更に、其の様な状態が長く続くと粘膜が爛れて来る。反対に、憂鬱に成ったり、失望して居る様な時には、胃の血流は減り、胃の運動も胃液の分泌も下がって来る。そして、此等の事実は、感情が胃潰瘍等の発生に強く作用する事の証拠とされて居る。
胃癌は、塩蔵品、焼き肉、焼き魚、燻製品、コーヒー、硝酸塩、精製塩、ミルク等は発癌を促し、緑黄色野菜、ビタミンC・E、カロチンは抑制する。
胃の壁は、粘膜、筋肉層(外縦走、中間輪状、内斜走の3層)、漿膜(腹膜)から出来た1つの袋状の臓器で有る。此の筋肉の緊張力が低下し、釣り針型の胃が、更に、垂れて来たのが胃下垂で、無力状態に成ったのが胃アトニーで有る。
胃下垂の者には、腸や肝臓、脾臓、腎臓と言う内臓の下垂が同時に見られる事が多い。此の様な人は食後下腹部に張った感じを訴える。だが、圧痛は無い。
胃アトニーでは、更に、症状が強く、食欲も無く成り、目眩等も伴う。アトニー性体質と言って無力的性格の人に多い。然し、そうした先天的な物の他に、暴飲暴食や下痢が原因で成る事も有る。又、モルヒネ等の濫用に因っても起き、胃神経や慢性胃炎から引き続き成る事も有る。胃下垂や胃アトニーの治療は玄米菜食で有るが、絶食を合わせて行うと特に効果が有る。
胃拡張は、胃癌で胃の幽門部が狭く成って胃が膨れる事が有り、又、腹部の手術後や腸チフス、赤痢、糖尿病、肝硬変等の際に急激に起こる事が有る。胃が酷く緊張して、胃の運動が止まり、嘔吐と腹部膨満の為に意識が無く成る事が有る。
胃弱
消化力が減退すると、体蛋白質の生合成力は減退し、代謝も混乱する為、心身の虚弱化が起こる。そして、胃及び其の他の内臓は下垂し易く成る。血管機能の調節がちぐはぐと成り、冷や汗、逆上せが起こり易く成る。神経過敏に成る。此の為、胃弱の人は、身体に色々な故障を起こし易い。又、持久力が弱くて、無理をすると直ぐにダウンする。胃弱を放置し、誤った食生活を続けて居ると、胃下垂、胃アトニー、慢性胃炎、胃潰瘍、胃癌等に発展させてしまう。
胃を強化するには、正しい内容の食事を充分に噛んで食べる事が重要で有る。玄米菜食は体蛋白質の生合成をスムーズにするので、胃組織の修復は速やかに行われる。同時に、血液性状も正常化するので、内蔵機能は健全と成り、弱って居る神経系も強化される。充分に噛んで食べる事に因って、食物の効果率が高められるので、効果的に体質改善が図られる。又、咀嚼して食べると自然に小食に成るので、胃の負担は大幅に軽減され、機能回復が促される。咀嚼は、内臓機能に直接的な影響を及ぼす事の出来る、特異な働きで有る。詰まり、消化と言う、生理機能の中でも特に重要な機能を意識的に左右する物で有る。特に咀嚼の効用として重大なのは、植物性炭水化物の利用率が高まる事で有る。蛋白質の生合成に於いて最も重要な素材は炭水化物で有る。唾液には、其の炭水化物の消化をスムーズにする酵素(プチアリン)がたっぷり含まれて居る。充分に咀嚼すると、唾液の分泌が促され、然も食物と良く混ざり合う。
最も咀嚼し甲斐の有る食物は玄米で有る。玄米は炭水化物性の食物で有り、然もビタミンB・B・B・E、ナイアシン、パントテン酸、カルシウム、燐、リノール酸等、体蛋白質の合成に必要な有効成分がたっぷり含まれて居る。だから、玄米は噛めば噛む程味わいが出て来るし、胃腸の健全化効果も高まる。又、胃癌治療に於いても決定的な効果を果たす。益して胃弱は、玄米を充分に噛んで食べる事さえ守れば、他に何ら特別な事をしなくても治ってしまう。
胃腸障害を起こす誤った食事とは、ミルク、動物性蛋白質、白米で有る。特に、肉と白砂糖の常食や多食は有害で有る。肉は胃に大きな負担を掛け、血液を酸性化し、胃の組織を荒らす。一方、白砂糖は、カルシウムを奪って組織をだらけさせてしまう。結局、疲れ易く、ストレスに弱い胃に変えてしまう。
面白く無い事等が有ると、胃液の分泌が減ったり、胃の蠕動が減退し、消化機能の低下が起こる。反対に、楽しい事が有ると食が進むのは、其れだけ胃腸の働きが良く成って居る。此は直接的には自律神経の作用に因る。此の自律神経は、精神的なストレスに極めて弱い。心が動揺すると簡単に機能失調を起こす。精神的ストレスは血液を酸毒化させる。特に胃腸病の時はストレス対策が大切で有る。
梅干し、大根卸、紫蘇、韮、山芋、蓮根、人参、蒲公英、蔓菜を積極的に摂り、杉菜茶、蓬茶、千振、波布草等を煎じて飲む。
胃痙攣(上腹部の発作的激痛)
1.生牛蒡の頭部、即ち茎部を切り捨て、上部を卸して、其の汁を2〜3滴飲ませると痛みが止まる。
2.陳葱の白根を7本程突き潰して、其の汁を搾り、椿油で飲み下すと卓効が有る。
3.蕗の葉の搾り汁を飲む。
4.河原蓬の花穂と種子を煎じて温服する。
5.大蒜灸を水月の周りの痛む処にする。大蒜灸は、卸しの上に艾を乗せてする。
6.鼠黐(ネズミモチ)の葉や実をガムの様に噛んで、汁を飲む。
7.引起し(延命草)の花・葉・茎・根の全草を干して煎じて飲む。
8.どくだみの全草の陰干しを煎じて飲む。
9.蒲公英の全草を、花が咳く前に堀り取って、天日で乾燥させて置き、必要な時、小さく刻んで1日7〜8gずつを水一合で煎じて飲む。
10.沢蟹の千振煮込みを作り、一日一匹食べる。
ストレス性胃・十二指腸潰瘍
胃潰瘍は、精神的ストレスが大きく関係して居る。ストレスは胃を守る防御因子の胃の粘膜、胃壁に栄養を送る血流を弱め、反対に攻撃因子で有る胃液の分泌を増やす。詰まり、胃の中のバランスが崩れ、自分の胃液で自分の胃や十二指腸を消化して潰瘍が出来てしまう。又、胃液の分泌は気温と密接に関係して居り、3,4,9,10月に其の分泌量が増えるので注意が必要で有る。ヘリコバクターピロリ菌が潰瘍と其の再発の原因として潰瘍の起き易い状態にして居る事も有るが、直接の原因はストレスで有る。
一日のストレスを充分な睡眠で解消する事が大事で有る。
身体の警告として、
@手掌に何時も汗を掻いて居る。
A異常に食欲旺盛。
B腹が空くと胃の周辺が痛い。
胃アトニー(心因性)
上唇が胃で下唇が腸だから、下垂している人は上唇が薄い。日本人は胃癌も、胃腸病も世界一。此は栄養の無い白米の為で有る。白米は澱粉ですが、其れを良く噛んで唾液の分解酵素でブドウ糖に成るのだが、良く噛まないと乳酸に成り、胃が爛れる。其れに、調味料に砂糖を使うのは日本位なもので、砂糖が食べ物に含まれて居るから、胃の中で砂糖が溶けて来たら、又胃が爛れる。5/1000白砂糖溶液をかけると、赤血球が溶けてしまう。
もっと悪いのが、魚を食べた事です。魚の塩気が緩んで居る所をしぼめるから、しぼんだ状態で胃が下に落ちて行く。アメリカ人には胃下垂が無い。肉・卵を食べるから、胃が横に広がって胃アトニーに成る。胃アトニーは下垂と違って胃がフワッと腫れてしまって無力に成ってしまう。胃アトニーの人は太って、胃がレントゲンで見ると腫れてしまって、何も入ら無い。何を食べても吐いてしまう。ところが、日本人の胃下垂の場合は割合と食べる。
食事は中庸で、主食は玄米。小豆入り玄米御飯を週に2 ̄3回。玄米餅も摂って良い。饂飩は煮込み。蕎麦は糸蕎麦から始める。胡麻塩は八対二。
味噌汁は、豆味噌と麦味噌の半々。
冷え症で無ければ、出しは昆布と椎茸。具は若布・玉葱・葱・油揚げ。動物性が沢山入って居る人には、大根・白菜・萌やし・榎茸。
金平は牛蒡50%蓮根30%人参20%・鹿尾菜蓮根・鹿尾菜蒟蒻・葱味噌・昆布の佃煮・野菜の天麩羅。普段は、生蛋と野菜炒め・季節の青い野菜。生蛋の無い時には油揚げと野菜炒め。代用に雁擬きと野菜炒め。
蓮根の変形料理。蓮根コロッケ・蓮根ボール・蓮根ハンバーグ。大根はフロフキか味増煮。豆腐はダメで、高野豆腐と切干し大根の抱き合わせ。竹の子昆布。
腎臓の食箋として、小豆南瓜・野菜の巻繊汁料理。
当分の間は、ナス科の茄子・トマト・ピーマン・爪哇薯とイモ科は食べられ無い。
鉄火味噌・沢庵・浅漬けを少量。
飲み物は三年番茶・ヤンノー・蒲公英コーヒー。もの凄く疲れた時、腹の調子が悪い時梅醤番茶。
少し食べ過ぎたり、辛い物を食べたりすると、非常にむかむかして、息を吸い込んだ時にも、途中で強張って止まってしまう様な感じがするのは、胃を動かして居る自律神経が弱って居る。精神的な緊張だけでも、瞬間にグッと締まってしまう。普通の人は其の様な事は無いのだが、体が弱って自律神経がストレスを起こして居ると精神的なものでも胃の病気に成ってしまう。
最近、精神的なストレスから来る胃カタルが多い。心因性の胃カタルで有る。自律神経が異常なのを神経性胃炎と言う。自律神経と言うのは、朗らかなら良い。少しでも考え事をして感情中枢が動くとホルモンの命令が出ていて、心が悩んだり悲しんだり喜んだり、動揺すると、途端に命令を出すホルモンが出なく無り自律神経が失調する。体質や気質も影響するが、脳で其の様な事を考えさせると言うのは、脳へ行く血液が正常では無かったと言う事で有る。
現代医学は、興奮状態がひどく成ると安定剤を入れてしまう。憂鬱に成ると、抗鬱剤を入れる。一時的に人間が何も考え無い様な状態にして症状を消すが何時迄も其んな事をしていたら、薬の毒で病気に成ってしまう。心から朗らかにしたら、病気は無い。
1.繁縷(ハコベ)の全草を煎じて飲む。
2.枸杞(クコ)を乾燥した果実10gを煎じて飲む。
3.松葉茶を作って飲む。
4.松葉水を飲む。
5.松葉エキスを飲む。
6.松葉を噛んで其の汁を飲む。
7.どくだみの全草を陰干しを煎じて飲む。
8.蒲公英の全草を、花が咳く前に堀り取って、天日で乾燥させて置き、必要な時、小さく刻んで1日7〜8gずつを水一合で煎じて飲む。
胃
消化器の中では最も大きな膨らみを持つ部分です。だが、其れは思った因り高い所に位置して居る。胃の大部分は、肋骨の下部に位置して居る。臍因り上部で有る。柔軟性の有る袋の様な物で、絶え間無く動く筋肉に包まれて居て、常に其の形を変える。
胃壁からはアルコール以外は殆ど消化され無い。
スープの様に水気の多い食べ物ならば、可成り速く胃を通過してしまう。脂肪はもっと長く胃の中に溜まる。炭水化物、蛋白質、脂肪から成る普通の1回分の食事が胃を通過するのに要する時間は、平均して3〜5時間です。胃腺と特別な細胞が、粘液、酵素、塩酸、そして、ビタミンBを溶ける様にして腸壁から血管に吸収するのを助ける因子を分泌する。正常な胃は必ず酸性と成って居る。胃液(胃独特の消化混合液)は、次の様な物質から成り立って居る。
@ペプシン=胃が分泌する主たる消化酵素で、肉や其の他の蛋白質を消化する。其れは酸性の溶媒の中でしか働か無い。
Aレニン=ミルクを凝乳にする。
B塩酸=胃の細胞で作られ、胃の中を酸性にする。
胃は消化に必要と言う訳では無い。消化の大部分は胃因り後に行われる。
胃凭れ
1.セロリの大ぶりを2本をジューサーで搾って飲み、後は食べて補う。セロリジュースに林檎を混ぜて飲んでも良い。
2.仏手柑(ブンュカン)をスライスして飴色に成る迄煎じて飲む。臭い毒汗が体中から噴き出して治る。
3.薯蕷昆布を大根卸しにたっぷり混ぜて食べる。
4.鼠黐(ネズミモチ)の葉や実をガムの様に噛んで、汁を飲む。
5.松葉茶を作って飲む。
6.松葉水を飲む。
7.松葉エキスを飲む。
8.松葉を噛んで其の汁を飲む。
9.どくだみの全草の陰干しを煎じて飲む。
10.薺(ナズナ)の葉、茎を煎じて飲む。
11.蒲公英の全草を、花が咳く前に堀り取って、天日で乾燥させて置き、必要な時、小さく刻んで1日7〜8gずつを水一合で煎じて飲む。
12.沢蟹の千振煮込みを作り、一匹食べる。
13.梅肉飯を食べる。
胃出血
1.薺の全草を陰干しにして置き、其の煎じ汁を御茶代わりに飲用する。
2.槐(エンジュ)の花の蕾、又は、若い果実を煎じるか、紛末にして服用する。止血だけで無く、痛みも去る。花の蕾、若い果実に限らず葉、枝、根等総ての部分に薬効が有る。
3.どくだみの全草の陰干しを煎じて飲む。
4.絞甲烏賊(モンゴウイカ)の骨を干し、隆起部分を削って煎じて飲む。
5.柿の葉茶を飲む。
胃潰瘍
胃は、小腸に少量ずつ消化しやすい形に変えた食物を送り込む為に存在して居る。即ち前消化と言う作業で、此が順調に行われ無いと、小腸での消化作業に支障が生じる。造血は腸粘膜で行われて居り、胃の機能が障害されると悪質な貧血が起こる事も有る。だから、胃を切り取る事は絶対に避けるべきだ。
胃潰瘍とは、胃壁に潰瘍が出来る病気で有る。潰瘍とは、組織の表面に炎症が起こり、爛れ、壊死して居る状態の事で有る。炎症が起きるのは、血液中の毒素の働きに因る物で有る。局所的に組織が壊死してしまう程の障害が起きて居るのだが、身体全体からすると未だ抵抗する力が充分に有る為、どんどん新しい細胞を作って、新たな組織作りをすると同時に、痛んだ組織は切り離そうと言う作業が進められて居る。此の様に胃壁の組織細胞は、局所的な病変に対して全力で対抗する。其の為、胃液の分泌も旺盛に成る。其れが潰瘍部位への刺激を増大させる事に成り、痛みは激烈に成る。酷く成ると出血する為、吐血や下血を起こす。但し、軽度の内は神経の反射的な働きに因って、ゲップが盛んに出たり、胸焼けがする事が多い。
潰瘍が胃に起こり易い理由は、胃が自律神経と密接な関係が有り、食物が一次的に滞る場所で有るから、不自然な食事の害を直接受け易い訳で有る。不自然食で血液を汚し、ストレス過剰の生活で自律神経を失調させれば、必然的に胃粘膜には変調が起こる。炎症が酷く成れば潰瘍に成る。
潰瘍は粘膜の障害で有るが、此の粘膜の働きが消化機能の本質なので有る。胃は強靱な三層の筋に因って作られて居るが、此は胃の運動に関係して居る物で、内容物に対して熟す(コナス)と言う作業をして居る。前消化としての化学的作業は全て粘膜が行って居る。
治療は、胃への刺激を極力小さくする事と、自律神経の安定と浄血を行う。胃粘膜を刺激する香辛料、コーヒー、煙草、精製塩、白砂糖、酒等と、身体の中で腐るミルク及び動物性蛋白質を避ける。小食にし、充分に咀嚼する事が大切で有る。食物は充分に熟す事に因って、酵素の作用も行き渡って消化作用が促進される。機械的な消化作業を意識的に行う事が出来るのは口だけで有る。
潰瘍を直接に治癒させる物としては、葉緑素が最も効果的で有る。
便が黒っぽく成るのは出血して居る。此の場合は止血効果の大きい、蓬ジュースや煎じ液、蓮根ジュースを飲むと良い。浄血を図る為には、腸内で異常発酵を起こして毒素を大量発生する動物性蛋白質を避けて、玄米菜食に切り替え、心を穏やかに保つ事を心掛ける。
爪哇薯、蓮根、キャベツ、アスパラガス、人参や蒲公英、蓬等を摂り、千振、現の証拠、波布草等を煎じて飲むと良い。
胃の強壮・胃痛・胃炎・胃潰瘍
胃を強く健やかにするには、春先に咲く柔らかい蒲公英の葉を毎日のサラダに混ぜて食べる。乾燥させた蒲公英は、はと根の部分を煎じて飲む。
一般的な飲み方
500mlの水で蒲公英の根の方を先に5分位煮て、其の後葉の部分を大匙2杯入れて煮立てる。此を午前と午後に1回ずつ空腹時に飲む。
胃炎・胃痛
カモミール、レモンバームを同量混ぜ合わせた物を、大匙1杯を250mlの水で軽く煮立てて、ハーブの色が出る様に良く混ぜ、濾して飲む。胃が痛い時、食後の茶代わりに飲む。
胃潰瘍
スペインカンゾウの根と、セージ、車前草を同量混ぜ合わせた物、大匙4杯から5杯を1Lの水で煮立てて濾して、一日4回に分けて温め直してから飲む。朝起きて直ぐに1回、後の3回は食事の1時間前に飲む。
胃弱
1.軽症の胃弱者等は、牛蒡を食べた方が良い。人参等と供に野菜スープとして食べると重症の便秘にも良く効く。
2.蒲公英の根を、花が咲く前に堀り取って、天日で乾燥させておき、必要な時小さく刻んで一日7〜8gずつを水一合で煎じて飲む。
3.大棗の核を取って弱火で炒り、此を粉末にして、卸し生姜を少々加え、白湯を注ぎ入れて連用すると効が有る。
4.豚の小袋(膀胱)一つを塩で揉み洗いして、白胡椒の粒を一握り程詰め、此を水と焼酎で蒸し煮した後、小袋と汁を数回に分けて食べる。此を5〜6回続ける。非常に効果が有る方法で有る。
5.梅干し大の陳生姜一片を卸した物に、醤油小匙一杯と黒砂糖少々を加え、三年番茶を注いだ物を一回分として飲む。胃弱、胃酸過多、下痢、腹痛にも不思議に効が有る。
陳生姜は胃薬の王と言われる程胃の病気には常に用いられて居る物で、胃液の分泌を促し、消化作用を正常にして、胃の働きを強化する。したがって細胞も強く成り、組織の緩みが無く成って、胃下垂にも効く。
6.無花果の果実を生で食べるが、輪切りにして乾燥し、煎じて飲む。
7.無花果の葉を陰干しにして、御茶の代わりに煎じて飲む。
8.山椒の果皮、葉を煎じ、汁を漉して煮詰めると飴状に成り、此を箸に付けて嘗める。
9.大根を1cm角位に細断して容器に入れ、蜂蜜を掛けて置くと2〜3日で大根が萎み、透明な上澄みが出来る。大根は取り除き、新しい大根を2〜3回入れ替える。其の上澄みを飲む。
10.糸瓜の未熟果を刻んで乾燥し、煎じて飲む。
11.糸瓜の種子の黒焼きを一日3回に分けて飲む。
12.松葉を4〜5本ずつ噛み締め、滲み出る葉汁を飲む。
13.松葉を刻み、鍋で煮詰め、表面に浮いた油精分を掬い取って飲む。
14.松葉茶を作って飲む。
15.松葉水を飲む。
16.松葉エキスを飲む。
17.松葉を噛んで其の汁を飲む。
18.唐芥子黒胡麻黒酢を調味料として使う。
19.薯蕷昆布を大根卸しにたっぷり混ぜて食べる。
20.コンフリーを食べる。より強い薬効を求めるなら根が良い。陰干しの粉末、金平、天麩羅等で食べる。
21.どくだみの全草の陰干しを煎じて飲む。
22.薺(ナズナ)の葉、茎を煎じて飲む。
23.梅肉飯を食べる。
胃のビームライトバーコード(1999.5.11.UP)
胃痛のビームライトバーコード(1999.5.11.UP)
神経性胃炎のビームライトバーコード(1999.5.11.UP)
胃凭れのビームライトバーコード(1999.6.3.UP)
胃癌のビームライトバーコード(1999.10.2.UP)
胃癌(胃体部・幽門前庭部)のビームライトバーコード
(2001.3.8.UP)
胃癌(胃底部・胃体部)のビームライトバーコード
(2001.3.8.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
胸焼け
胸焼けを起こして居る人の胃液を調べて診ると、必ずしも酸度は高く無いばかりか、無酸の場合も少無く無い。では、決定的な原因は何か?と言う事で、学者に因る研究が成された。其の結果は、
実験1=食道下部に風船を入れ、此等を膨らませると、約50%の率で胸焼けが発生する。
実験2=食道下部へ液体を注入して見ると、徐々に注入しても変化は起こら無いが、急速に大量の液体を注入すると必ず胸焼けが起こる。面白い事に、胃液を中和する作用の有る重曹水を用いても、全く同じ結果に成る。
此等の研究成果を踏まえて、最近では胸焼けの起こる直接原因は、
@食道下部の内圧の上昇。
A食道下部の逆蠕動。
B食道粘膜の感受性の高進。
結局、此等は何れも胃腸機能の障害が元で起こる事で有る。
胃袋の中に大量の食物が押し込められたり、腸で異常発酵が起こってガスが胃内に充満したりして、胃の内圧が上昇すれば、胃袋と直接繋がって居る食道下部にも、矢張り内圧上昇が起こり易い。同様に、胃に逆蠕動が起こって、胃液や胆汁が逆流して来ると、其の刺激で、食道の下端にも痙攣や逆蠕動が起こり易く成る。又、胃腸機能が混乱して自律神経が失調すると粘膜は過敏に成り易い。とは言え、同じ胸焼けでも激しい症状を現すのは、過酸の場合で有る。胃液が過酸状態に成ると言う事は、胃液の分泌力が旺盛な場合と考えて良い。と言う事は、体力も可成り有る事を意味して居る。其の体力と、過酸の害作用が正面から激突するから、症状も激烈に成る。
胸焼けにはげっぷを伴う事が多い。昔は、胸焼け、げっぷを主症状とする病気を溜飲症と呼んで居た。溜飲とは胃内容物が口に逆流して来る症状。此の症状が激しい場合は、食道下部に灼熱感が起こり、酸味の強い胃液が込み上げて来て、口内、舌、更には、鼻腔の奥等に痺れる様な、焼け付く様な感覚を覚える。こんな時に重曹等のアルカリ剤を飲むと、たちまち症状は消え去って仕舞う。「溜飲を下げる」と言う言葉は此処から生まれた物で、「胸がスカッとする」「痛快な気分に成る」と言った意味で使われて居る。
胸焼けの起こる直截な原因は、胃腸機能の混乱だが、其の胃腸機能の混乱を引き起こして居るのは誤った食事で有る。間違った食生活が真因なので有る。
胸焼けを起こし易い食物と言うと、大抵の人が芋類を思い浮かべるであろう。確かに芋類は腸の中で膨張しやすいから胸焼けも起こし易い。だが、食べる量が少無ければ、又、皮ごと食べて居れば起こら無い。結局胸焼けが起こるのは、過食して居る場合と、不自然な食べ方をして居る場合で有る。不自然な食べ方の代表は、動物性蛋白質食品(肉、乳製品、卵)、白米、白砂糖(菓子等白砂糖入りの食品を含む)を食べて居る事で有る。実際此等は胸焼けを起こし易い。
動物性蛋白質食品は、其れ等に含まれる毒素に因る刺激が加わる他に、飽和脂肪酸が胃内に長く停滞して胃を酷く疲れさせるので有る。白米は、ミネラル等の微量成分が欠乏して居る為に、正常に消化吸収されず、腸内で異常発酵し有毒ガスを逆流させる。白砂糖は胃壁細胞をだらけさせ、胃液分泌を混乱させるので、どの食物因りも胸焼けを起こし易い。最も、此等の食物を常食して居る人は、頑固な便秘や頭痛、倦怠、不眠症等と言ったもっと重度な障害に見舞われて居る物だし、感受性も鈍って居て胸焼け等と言う微妙な感覚は取り零して仕舞いがちなので、胸焼けを殆ど意識しない人が多い。日頃正しい食生活をして居る人では、時に止むを得ず白米や白砂糖を口にした時には、忽ち胸焼けを覚える物で有る。偶に起こる胸焼けなら、其れ自体さほど問題は無い。警戒しなければ行け無いのは、胸焼けを起こし易い食べ物を常日頃摂って居て、身体の調子を壊して仕舞う事で有る。胃腸機能の障害が固定化して仕舞うからで有る。そう成った場合は、胸焼けも直接食べる事とは関係無く起こる様に成る。然も、頑固に持続すると言う様に、因り悪質な物に成る。同時に疼痛や吐き気、食欲不振等色々な症状を伴う様にも成る。胃機能が障害されると、血液は汚れ、肝臓や腎臓機能も混乱して行くと言う様に、健康破綻の脚掛かりを作る様に成るから、たかが胸焼けと言って馬鹿には出来無い物なので有る。
胸焼けと言う症状は、食道、胃、十二指腸に何らかの障害が有れば容易に起こり易い物だ。だから、胸焼けが起こったから何々病だと言う様には、簡単に判断する事は出来無い。だが、最も起こり易い頑固な胸焼けは食道炎で有る。防衛反応として炎症を生じる訳だが、酷く成ると潰瘍を起こし、出血する事も有る。何れにしても、不快さから逃げる事ばかり考えて、化学薬剤に頼って居ると却って逆効果に成る。食事内容を改善して、胃腸機能の正常化を図る事が大切で有る。
動物性蛋白質食品、精白食品を止め、特に白砂糖は極力避ける。塩を上手に活用して食品に備わって居る自然の甘味を引き出す。甘味料が必要な場合は本物の味醂や黒砂糖を、控えめに用いると言った方法が適当で有る。動物性蛋白食品で疲れて居る胃腸を回復させる為には酵素を十分に補給する事が有効で、ミネラル欠乏症を補充するには胚芽、葉緑素が効果的で有る。
昆布を良く噛んで食べる。とろろ昆布に湯を注し、醤油を小量落として飲むのも良い。又、味噌汁の中に入れて食べるのも良い。千振の粉末を飲む。又は、乾燥させた全草を熱湯に溶かして飲む。黒胡麻塩を玄米御飯や玄米御握りに振り掛け、十分に咀嚼して食べる。黒胡麻塩に番茶を注いで飲むのも有効で有る。大根卸を常食する。蔓菜は胃腸機能の健全化に卓効を現すので、調理して食べる。どくだみ茶を茶代わりに飲む。
副食として、黒胡麻、蔓菜、鹿尾菜、若布、紫蘇、昆布、梅干し、檸檬を積極的に摂る。
1.胃痛、胸焼けの他、時々苦い水を吐いたり、物を食べると胸につかえたりする様な人に不思議に効く胡麻塩。黒胡麻と塩を別々に炒って混ぜ合わせ(黒胡麻7:自然塩3の割合)で、擂り潰し御飯に振り掛ける。
2.卵の白身だけを飲むと直ちに止まる。
3.昆布は出し用として欠かせ無い食品で、リン、鉄、カルシウム、マグネシウム等の貴重なミネラルを多量に含んで居るので、日常の副食物として常食して居ると、自然に治って来る。
4.胡瓜の葉を揉み潰して土踏まずに塗る。
5.胡瓜の卸し汁を内服する。
6.大根卸しを汁ごと食べる。
7.大根卸しにとろろ昆布を混ぜて飲む。
8.沢蟹の千振煮込みを作り、一匹食べる。
9.梅肉飯を食べる。
10.どくだみの全草の陰干しを煎じて飲む。
英語で heart burn
と言う所を見ると、胸焼けとは「心臓の辺りが焼ける様な感じ」が有ると言う事。心筋梗塞の痛みが胸焼けの様に感じる事も稀に有るが、殆どは強酸性の胃液が食道に逆流して来る為の症状で有る(逆流性食道炎)。
胃液と言う水分が胃袋の中に多過ぎる時、下半身が冷えると、血や熱が上昇して来るので、胃液も逆流して来る。
胃の蠕動を良くして胃内の食物・胃液を腸の方へ送り出す事、下半身を冷やさ無い事、水分を摂り過ぎて胃液の量を増やさ無い事等が大切で有る。
肉、卵、乳製品、白米、白砂糖等の欧米食や精白食、ファースト−フード、添加物の多く入った食物を摂り過ぎると、其れを消化する為に胃液の分泌が増す。
<治療>
@寿司を食べ過ぎても胃腸を壊し難いのは、生姜の健胃作用と、腸管内輸送促進作用に因る。生姜湯や梅醤番茶を一日2〜3回飲む。
A大根卸を毎日食べる。
B間食や御八つには、林檎を擂って食べる。
Cキャベツと若布のサラダを醤油味ドレッシングで食べる。
D胡麻塩1摘みを湯飲み茶碗に入れ、熱い番茶を加えて飲む。
E人参、林檎、大根を基本として緑黄野菜を加えてジュースにして飲む。
胸焼けのビームライトバーコード(1999.5.11.UP)
<ビームライトバーコードに関しての注意事項は3月17日を再度御読み下さい。>
頭痛
脳の表面を包んで居る脳膜に圧迫や刺激が加わったり、血管が緊張したりして酸欠状態に成った場合に起こる。
色々な原因で起こり、其の痛み方も千差万別で有るが、大別すると、3つのタイプに成る。頭の中に病変が有る物。一過性に起こる物。そして、慢性の頭痛。
頭の中に病変が在る物としては、脳腫瘍、脳動脈硬化、脳膜炎、脳出血、蜘蛛膜下出血等が有る。此等の場合は、頭痛も非常に激しい物に成る事が多く、吐き気、視力障害、痙攣等の症状を伴い徒事では無い事が解る。
誰もが経験し易いのが、一過性の頭痛。此は、風邪、寝不足、過度の入浴、嫌な匂いを嗅いだ時等に起こる。原因が除かれれば自然に治るから心配は要ら無い。
一番問題に成るのは、俗に「頭痛持ち」と言われる慢性頭痛で有る。何時も頭が痛い、頭が重い、頭痛が繰り返し起こる・・・・・・。気分も憂鬱に成り、食欲が減退したり、自律神経失調症を招いたり、不眠に成ったりするので、身体の抵抗力は落ち、いよいよ頭痛からの開放は難しく成って仕舞う。
ズキンズキンとする痛みを現すのは、血管性頭痛と言われる物で、其の代表は偏頭痛で有る。痛みは発作性で繰り返して起こる。頭の片側だけに起こるので偏頭痛と呼ばれるのだが、次第に頭全体に波及する様に成る。痛みの起こる数時間〜数日前からイライラし易く、目眩や耳鳴り等の前駆症状が見られる事が多く、目が痛い、物が見え難い等の視力障害が現れ易いのが特徴。特に、自律神経失調症が有る場合やアレルギー体質の人には起こり易い頭痛で有る。
慢性頭痛の中で最も多い物は、筋収縮性頭痛。後頭部や首、肩等の筋肉が異常収縮する事が直接的原因で起こると考えられて居る。御碗を被った様だとか、バンドで締め付けられる様だと言う様に、特有の頭重感、圧迫感を生み易いのが特徴。本質的に筋の収縮が起こり易いと言う弱点を持って居る事に加えて、強い精神的ストレスが有る場合に起こり易い。此の他、胃腸や肝臓の障害、脳脊髄液圧の上昇、感覚器の障害、ホルモン失調等が有る時も慢性頭痛は起き易い。即ち、胃腸や肝臓の機能が弱まると、血液は酸毒化する。脳脊髄液圧が上昇すると逆上せを起こす。此は、肩や首筋の強張り、高血圧、手足の冷えが有る場合、緊張体質の人に起こり易い現象で有る。目、耳、鼻等の感覚障害が有る場合は、ストレスを増大させる事に因って、自律神経の失調を引き起こす。更に、ホルモン失調も自律神経機能を狂わせる物で、更年期障害として起こる頭痛は此のタイプです。
此の様に、頭痛は身体に不都合な事が起こって居る1つの症状として現れる物だから、頭痛を解消する為には、原因と成って居る障害を治して仕舞わ無ければ成ら無い。しかし、痛みと言う感覚は耐え難い物で、精神活動は大いに動揺させられる。
化学薬剤に頼るのは非常に危険で有る。痛みを鎮めるのは、決して病気を治す物では無く、身体の機能を無理矢理麻痺させて痛みを抑えるだけの事。薬の効き目が無く成れば、又、痛みは起こる。結局繰り返して使う様に成り、薬物依存が起こり、身体の自然性を損なう事に因る害作用もはっきり出て来る。軽度の物では発疹が出たりする訳だが、次第に胃腸障害が起こり、長期連用すると、肝臓の解毒力を弱め、腎臓機能を減退させ、骨髄も侵され身体をガタガタにして仕舞う事に成る。
対症療法因りも自然な方法を用い無ければ成ら無い。詰まり、昔から利用されて来て、確かな効果が認められて居る薬草や薬効食品を活用する手当法が良い。其れと合わせて、頭痛を起こさせる体質的欠陥を無くす根治療法を行う。即ち、血液を浄化する事に因って、内臓の障害やアレルギー体質、自律神経失調症、更に、ストレスに対する抵抗力の弱い体質を治して仕舞うので有る。其の為には、白米・肉食を止めなければ成ら無い。白米、白パン、白砂糖等の精白食品や、動物性蛋白質で有る肉、乳製品、卵は、代謝を狂わせ、血液を酸毒化させ、体質を著しく軟弱化させる。従って、此等を止めて、玄米菜食に切り替え無ければ成ら無い。特に、慢性頭痛を治す為には、便秘を根治させる事が必須不可欠の条件で有る。便秘をすると、腸内に異常発酵が起こる。其れに因って生み出される毒素は直接脳に作用して悪質な頭痛を引き起こす。
生姜の擂り卸し汁と胡麻油を同量混ぜ、蟀谷に擦り込む。梅干しの果肉を蟀谷に貼る。大根の卸し汁を2〜3滴、鼻孔にに垂らす。蓬の葉を煎服する。菊花を煎じて飲む。薄荷の葉を揉んでこめかみに貼る。紫蘇葉を陰干しし煎じて飲むと、アルカリ性の成分が新陳代謝を促し、頭痛を治す。芍薬の根を煎じて飲む。玉葱を独活と共に細かく刻んで煎服。どくだみ茶を茶代わりに飲む。
副食として、葱類(生食)、若布、胡麻、蕪(葉も含めて)、キャベツを積極的に摂る。
種類は様々で、一時的な物から慢性化して日常生活に支障を来す物迄原因や性質は多種多様で有る。中には緊急に治療を要する物が有り、代表的な物は蜘蛛膜下出血等の脳内出血、急性緑内障、髄膜炎等が有る。急性緑内障は、目の中を循環する房水が溜まって仕舞い、視野が狭く成ったり視力が低下する等の障害が起こり、時には失明する事も有る。目だけで無く、目の奥や蟀谷にも痛みが起こって吐き気も有るなら、急性緑内障を疑って見る事だ。又、脳を取り巻く脳膜に炎症が起きる髄膜炎は、原因に因って症状は違う物の、矢張り激しい頭痛や吐き気から始まり、生命の危険も伴う病気で有る。
頭痛は、頭部の病気の警告なのだが、其の痛みは飽く迄も酸欠状態なので有る。軽くても甘く見無い方が良い。
身体の警告として、
@髪や頭を撫でるとピリピリ痛む→神経頭痛。
A脈を打つ様に痛む→左右差が有る→偏頭痛。
B脈を打つ様に痛む→毎日とか1ヶ月とかで痛みは治まるが、1〜2時間強烈に痛い→群発性頭痛。
Cジワーッと持続性の有る痛み→肩や首が凝って居る→揉むと痛いが気持ちが良い→緊張性頭痛。
Dジワーッと持続性の有る痛み→肩や首が凝って居る→首を振ると痛みが強く成る→起床前痛い→脳腫瘍。
Eジワーッと持続性の有る痛み→肩や首が凝って居る→首を振ると痛みが軽く成る→起床後痛い→低髄液圧性頭痛。
F頭痛と意識障害麻痺→数カ月以内に症状が進む→慢性硬膜下血腫。
G頭痛と意識障害麻痺→数カ月以内に症状が進む→一瞬激痛後風邪の様な頭痛→蜘蛛膜下出血。
天日干し椎茸の煎じ液の作り方
薬効=風邪、動脈硬化、高血圧、貧血、肝臓、頭痛。
天日干し椎茸に含まれて居るビタミンDは、カルシウムを吸収促進し、骨を丈夫にする。フィトステリンは代謝排泄を促進するので、動脈硬化予防、高血圧症等に効用が有る。又、胞子に含まれる成分は、抗ウイルス性物質生成作用が有り、風邪熱に効く。他に、ビタミンB・B・C等が含まれ、貧血、肝機能へも働く。
作り方
天日干し椎茸5〜6枚と水300tを弱火で加熱し、半量に成る迄煎じる。蜂蜜を小匙1杯加えて、熱い内に2回程に分けて飲み切る。
頭痛の場合は、蜂蜜の代わりに、胡桃油か胡麻油を2〜3滴垂らして飲む。酷い頭痛には其れに赤唐辛子の粉(又は、カレー粉)末を半摘み程入れて飲む。
其の他の手当法
1.頭痛持ちの人は、若布を煎じた汁で頭を洗って居ると、何時とは無しに自然に治る。
2.山桃の粉末を少し鼻の中に入れると、嚔が出て奇妙に治って来る。
3.風邪等で頭痛がする時は、葱の白根と陳生姜の刻んだ物を煎じて其の汁を飲むか、葉の中の粘膜を塗布すると卓効が有る。
4.糸瓜の水を一合を一日分として、3〜4回に分服して居ると、自然に治って来る。
5.陰干しした、蓬の葉と茎の煎じ汁を飲む。大変効果が有る。
6.浅葱(アサツキ)の葉、白根を細かく刻み、陳生姜や山葵、又は芹、春菊の生汁を少々加え、御つゆに入れて煮立て、熱い内に飲み、休養を取る。
7.乾燥した浅葱を適当に刻んで煎じて飲む。
8.梅干しの種子を取って、こめかみに貼る。
9.車前草の夏、花穂の出た頃全草を陰干しにして、車前草茶にして飲む。
10.乾燥した菊の花を煎じて飲む。
11.キャベツの葉をアイロンでしんなりさせて、額とか、こめかみ等に当てる。
12.辛夷(コブシ)の乾燥した花蕾を煎じて飲む。又、葛根湯等に加えて飲むと更に効果が有る。
13.大根の卸し汁を数滴鼻の中に入れる。
14.棗(ナツメ)の乾燥した果実を煎じて飲む。
15.糸瓜水を温めて飲む。
16.蓬の青汁を飲む。
17.蓬エキスを飲む。
18.皮ごと擂り卸した林檎を紙に伸ばして、額やこめかみの頭痛の激しい所に貼る。
19.独活の乾燥させた根を煎じて飲む。
20.仏手柑(ブンュカン)をスライスして飴色に成る迄煎じて飲む。臭い毒汗が体中から噴き出して治る。
21.南天の葉と揉んで飲粒と練り合わせ、両こめかみに貼る。
22.五加(ウコギ)酒を一日盃3杯を目処に飲用する。
23.五加の葉・茎と干して煎じて飲む。
24.紅花の干した花を煎じて飲み、飲用後は風呂に入れる。
25.沢蟹味噌を和紙に延ばして、頸部やこめかみに貼る。
26.大蒜スライスを頸部やこめかみに貼る。
27.熱い湯に赤唐辛子を千切って入れ、足を浸すと、直ぐに頭から血が下がる思いがする。
28.風邪に因る頭痛には、胡桃、葱の白い部分、芽茶(初芽の部分で作った茶)、生生姜を各8gずつ用意する。其れに水1カップを加え、七分目に成る迄煎じて、フーフー吹きながら熱い内に飲んで、布団を被って寝ると、汗が出て即効が診られる。
頭痛のビームライトバーコード(1999.5.11.UP)
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