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 9月28日(日)
 パーキンソン病

 脳の中の神経伝達物質の1つで有るドーパミン(神経伝達物質で有り、又、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でも有る。興奮すると出る脳内物質。)がパーキンソン病の患者には減少して居る。
 中脳には、黒質と言われる黒い色素を含んだ細胞が沢山集まって居る場所が有り、此処でドーパミンが作られ、此処から線条体の細胞へと送られて居る。パーキンソン病の患者には、此の黒質細胞と線条体への連絡網が損傷されて居る。
 パーキンソン病は40歳以後、特に50〜60歳前後に症状が出始める人が多い。典型的な症例は、振戦、筋強剛、動作緩慢、姿勢反射障害や姿勢異常等の症状がみられる。
【症状の特徴】

 1.  振戦。手・足・頭・上下肢・身体全体等に起こる震えの事で、多くは左右何方かが強い。パーキンソン病の震えは動作をしていない時に強く震え、動作する時には消失したり、少なくなったりする。
 2.  筋強剛(筋萎縮)。手足や体幹を他人が伸縮しようとすると抵抗が大きい。筋肉の抵抗が高まって居る。全てが中心を目掛けて萎縮して居る。
 3.  動作緩慢。全ての動作が遅く成る。歩幅が狭く成り、歩行が遅く成る。日常生活に支障を来す。
 4.  姿勢反射障害。身体は倒れそうに成ると反射的に姿勢を正して倒れない様にする反応をするのだが、パーキンソン病の患者では、立ち上がろうとする時、立って居る時、歩いて居る時に此の反応が傷害されて居るので倒れ始めると止める事が出来ない。又、動作緩慢な為に倒れる時に手で防御する事が中中出来無い。
 5.  自律神経障害。交感神経と副交感神経の部分的な緊張から色々な自律神経症状が出る。便秘、発汗過多、流涎、脂顔、起立性低血圧、排尿障害、性的障害、下肢の浮腫等。
 6.  姿勢異常。体幹や頸部が前屈姿勢と成り、加えて右側に傾く。肘や膝が屈曲した姿勢に成り、手足の指に変形がみられる事も有る。
 7.  突進現象。前方にも後方にも一寸押されただけで踏み止まる事が出来ずに、押された方向に突進して行く。症状が進めば倒れて仕舞う。
 8.  歩行障害。歩幅が狭く、足を引きずり、歩行が遅く、上肢の振りを行わない。最初の一歩が中中踏み出せない。歩き出すと早足に成り止まる事が難しく成って仕舞う。段差が有ると中中乗り越えられない、一寸した障害を乗り越えられない。然し、階段等の様に同じ高さの繰り返しの障害等は比較的上る事が出来る。
 9.  精神症状。抗鬱的で何事にも億劫がり、依頼心が強く成る。不眠を訴える人が多い。
10.  仮面様顔貌。瞬きが少無く、仮面を被った様に表情の無い顔付きに成る。
11.  構音障害。小声で単調な抑揚の無い話し方に成り、言葉の最後の方が特に小さく成り。口の中でモゴモゴして聞き辛い話し方に成る。又、話し始めに時間が掛かる。
12.  咀嚼・嚥下障害。食事の咀嚼や飲み込みが遅く成る。下手に成る。
13.  小字症。字に力が無く、小さい字で、書くに従って益々小さく成る。
14.  食欲旺盛。彼が食べたい此が食べたいと食欲旺盛に成る。但し、咀嚼・嚥下障害が有る為に実際には食べたくても中中食べられない。
 【原因】
 長年に渡る砂糖の摂取過多。乳製品を含む動物性脂摂取過多。腸内の宿便に因って発酵された毒ガスが血液を得て頭に上がり障害を起こした。障害とは中脳から分泌されるドーパミン等の神経伝達物質の減少と小脳の機能低下で有る。
 前傾姿勢と成るのは、腸がの機能低下を起こして居る(腹冷えの状態)。右側に傾くのは砂糖が左脳に蓄積して左脳が脳軟化症に成った為に右半身の神経伝達機能が低下して来た。
 【治療】
 肩、首、肝臓、腎臓を30分位冷やした後で全身骨格調整治療。額と後頭葉、小脳の部位には大蒜湿布を施し(痛く成ったら取る、又は、15分で止める)、肝臓、腎臓、脾臓に里芋湿布を施し、頭部には聖士會館オイル湿布を施した後、額と後頭葉、小脳の部位には大蒜入り里芋湿布を施し、下腹部、仙骨、足底、首に聖士會館湿布を施し、ビームライト集中治療を行う。
 【食養療法】
 原則として玄米正食を心掛ける。繊維質をたっぷり摂る事。海藻や豆類を摂る。便秘が酷い場合は決明子を煎じて飲む。飲料として、珈琲や紅茶はドーパミンを増やす為に良く摂る事。其の他に心掛けて摂って欲しい物として、竹の子、グリーンアスパラ、萌やし、胡桃や其の他の木の実(酸化した物は駄目)、高麗人参、蒲公英エキス、胡麻塩等。
 歩行困難な場合は、手助けして歩行や腹筋運動等を行わせる。又、定期的に塩抜きの食事を行い、身体の中から活性を促進させる。ダラーッと澱を垂らしたり失禁等をしたら極陰に成って居るので、梅醤番茶に胡麻塩を入れて飲ませる。
 昔話を聞いて遣ったり、趣味を持たせる。
 

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最終更新日: 2017/10/09 月曜日